2022.10.02 (Sun)
個人としては、いたって凡庸な人だった、というふうな、故 安倍晋三氏についての人物評を よく見かけてきたけれど、それで連想するのは、ハンナ・アーレントの言う『「悪の陳腐・凡庸さ」だ。
きのう、『ユーチューブ』で、
『「安倍三代」から読み解く8年8ヵ月のアベ政治とは?〈新宿ゴールデン街でジャーナリスト青木理氏に聞く【第1回】〉』(9月15日 収録)
と、そのあと、
『【白井聡 ニッポンの正体】~統一教会問題の源流~戦中・戦後貫く岸信介とアジアの蜜月』(9月25日 収録)
という、インターネット番組を、たまたま見かけ、あら、あの白井さんが、と思って、さっそく視聴したんだけど(かなり長い、1時間半くらい)、
いま大騒ぎになってる『世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)』教祖だった文 鮮明がブチアゲていたのが、「日韓トンネル」ってやつだってね。
これ、よくよく聞けば、『中国』大陸から『韓国/朝鮮半島』を通って『日本』列島縦断するという大構想なんだそうだが、冗談じゃねえわな。
思わず、あの『38度線』越えて、『中国』と『北朝鮮』がドカドカと、ってのを連想したわ。
しかし、
個人主義ダメー!自己犠牲精神たいせつー!!
とか頻りに主張する「ウヨ」たちの、えげつないほどのテッペキ利己主義よ(嗤)
殊更「ウツクシイ」とか何だとか主観的情緒を唱えたがるだけに、その甚だしいチグハグさが鼻に つくぞw
恥ずかしいとか全く感じないのかなあ、呆れるわ~
それにしても、『アメリカ』よね。
先日のエントリーでも指摘したところだけど、
どうしたって、最後に出てくるのはアメリカだ。
『勝共』なんたらも、そう。
それは、まず、日本は、『天皇』『皇室』という、わけワカメな存在を戴いているうえ、こっぴどく負けた側だし、
アメリカの、あの独特なパワーには、日本は逆立ちしたって勝てないなという感も ある。
『天皇』という存在も、アメリカにとっては、利用できるネタ。
もっとも、私みたいなシラケた眼で見ている者にとっては、『天皇』『皇室』を持ち出されようが、まーったく動じるネタには なり得ないけど。
ちなみに、
再び言っとくのは、
「女性天皇」は ともかく、「女系天皇」には、私は反対するスタンス。
なぜかって言うと、
「女系天皇」支持者も、要は『天皇制』『皇室制度』の存続支持に他ならないのであって、とんだ時代錯誤でしかないと、私は考えているから。ゆえに、
『天皇』側が主張してきた「伝統」とか「正当性」とか、それは、いわゆる「男系」による「万世一系」によって支えられてきたとの主張、
だったら、倒れるまで貫けよ!ということだ。
いまさら宗旨替えで生き残り策は見苦しいわ。
ただし、これも重要な観点。
つまり、『天皇』や『皇族』は、やはり権威・権力側の存在なので、憲法で縛ることも必要なのだろう。少なくとも、いまは まだまだ。
ついでだけど、
たとえば、故『三笠宮』寛仁氏の令嬢は、「旧『宮家』男系男子の皇族復帰」をと主張されてるね。
あの『日本会議』の影響が、『皇室』には及んでいないかと言うと、
そんなことは ないようだと、私は睨んでいる。
ほれ、もと『皇族』の血筋という、『オリンピック』疑惑の竹田という人を見てごらん。
彼は、かつて、交通事故で被害者を死なせているのだが、その際に、「不逮捕特権」を享受したのでは ないかとも言われている。まあ、カネに もの言わせたことだけは確かなようだが。
本人のみならず家族や親族にも問題やスキャンダルが多いみたいだね。
以前から私は指摘してきたけど、
苦労知らずのボンボン育ちで、生来ウヌボレてるという自覚も乏しいのだろうから、要は、「悪い虫」が つきやすいんだ。
【続く】