2017.02.02 (Thu)
喜ぶべきことなのだろうか。
……これはマズイ気が する。
たしかに、彼女の夫と同様、親以上に、おつむの回転は良いほうなんだろう。
それだけに、目敏く見抜かれてしまったんだな、と思う。
前回の、ごく形式的な、かつ、ご機嫌伺いのためだけの「アメぽち外交」に急ぎ渡米した日本の首相を、
初回で、短時間の印象だけで、彼女は、
自分たちの政権に、非常に つごうのいい人物である
と見抜いたようだ。
たちまち、単純にウレシがってるネットウヨらというものは、
ほんとうに、アメリカ国内の、ある種の勢力が差し向けている国賊集団じゃないのか?
と思えてくるのだが、まあ、実態は、単なるアホなんだろう。
日本のメディアは、もともと、政権寄りの基本姿勢が平常運転とは言えど、
安倍政権になってから、あれよあれよと、
安倍政権ヨイショ集団に加わった如き朝日新聞の、あまりに底の浅い、典型的な「垂れ流し記事」を見るにつけても、哀れなほどの体たらくと化した。
私は、近頃では、国内大手紙よりも、国外メディアの配信記事を重点的に読むようにしているし(それでも、「ロイター」あたりは軽視しているがw)、
あとは、地方新聞や、個人のジャーナリストで、気骨のあるところを選んで読むようにしている。
このぶんでは、いわゆる記者クラブ系大手紙は、みずから滅ぶ道を歩き始めたと指摘して過言でないようだ。
だいたい、トランプのような人物と、その政権に気に入られるということが、わが国にとって、行く末に良い結果を齎すはずも なく、
こういうことの影響は、皮肉なことに、時間が経った あとになれば なるほど、深刻な実態が明らかになるものだ。
すでに、この政権になってから、次々とボロボロ出てきているのだが。
せっかく、やっとこさで、政権交代が実現したときも、
自民党の、あまりに長過ぎた政権時代の深刻な弊害に加え、
そこへ差して、未曾有の天災までが起こったことで、
育ちきれていなかった未熟な政権が、あえなく短期間に終わった、
日本の底知れぬ不運よ。
あんなアメリカと心中するしか、残された道は ないのだろうか。。。
とにかく、
いまの与党、自民党の得票率は、実際には、「民意を得ている」とは言い難い低さなのだから、
アメリカ大統領選ルールで浮かび上がってきた弊害も他人事でない。
早急に、いまの選挙方法を改善しないと いけないだろう。
同時に、野党たちだ。
小沢さんのように、もともと自民党出身者が少なくない、そして、一度は与党となった経験を持つ民進党を筆頭に、
早急に、鍛えておいてもらわんと困る。
まずは、古狸 自民党とズブズブの官僚狐どもを、どのようにコントロールできるのか、それすらも、危ういのでは ないのかな?
汚れきった自民党を支持したくは ない、
だが、野党は頼りない、
と思い込んでいる類の国民たちの罵倒は、だから、ますます激しくなるのさ。
以前も言ったけど、
本気で、政権を奪回する気は薄そうな、煮え切らぬ民進党は、場合によっては、切り捨てて、置き去りにしたほうが いいかもしれないよ。
しょせん、「第二自民党」「亜流自民党」だからな。
もっとも、これにて、憎さも憎し仇敵、目障りな民進党を潰せる、
と悦ぶ自民党・その周縁の支持者どもは ほくそ笑むかもしれないがね。
そのへんは、いまだ野党第一党であるだけに、賭けだわな。
まあ、安倍政権のあとを引き継ぐ勇気は、同じ自民党のなかでさえも、腰が引けていることだろう。
今次政権の残していく弊害は、多岐にわたり、どの時代にも増して深刻だろうだけに、
政権を得た以上は、かつての(旧)民主党のように、全てを、自分たちのせいにされること覚悟で引き受けるしか ないのだ。
しかも、
官僚どもは、概ね、敵であり、自民党を、長く仕えた主人とするなかでだ。
さあ、どうするのかな。
最後に、
相変わらず、
「民主主義は多数決」と主張する無知のくせにヘリクツこいている「顔本」民に言っておく。
民主主義の最終手段とされている多数決だが、その決の前には、
じゅうぶんなプロセスを経なければならぬ。
議会での真摯な討論も、その基本中の基本プロセスだが、
そこを、
安倍政権の場合は、目を覆いたくなるほどの拙速、無責任だから、糾弾の声が やまないのだ。
もちろん、私は、選挙権を得て以来というもの、ただの一度も、自民党を支持したことは ない。
この政党が、いずれは、腐敗しきった道にハマり込むであろうことも予見していたから。
もはや、政党ごと叩き潰すしか ないのだ。
大手メディアは、目を覚ませ。正気になれ。
野党連はガンバレ。逞しくなれ。
両者とも、成長せよ。
でないと、日本は、腐り果てたすえに潰れるぞ。