忍者ブログ
とりあえず、ひかりのくに
     
<< | 2025年07月 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 | >>
[1025]  [1024]  [1023]  [1022]  [1021]  [1020]  [1019]  [1018]  [1017]  [1016]  [1015
Updated   
2017.02.12 (Sun)

吉田照美氏と毎日新聞社への続き。

 

やはりアナウンサーとして知名度を持つ吉田照美氏と『毎日新聞』社。 

フリーアナウンサー・吉田照美さん 権力者に対する風刺ができない世の中は危険
毎日新聞201729日 東京夕刊

http://mainichi.jp/articles/20170209/dde/012/040/008000c

 自身がバッシングの的になっても、嘆きこそすれ、声高に反撃する言葉を発しない。なぜなのか。「だって批判してくる人も同類だと思ってますから。先月『世界の富豪のうち上位8人の資産が、世界人口の下位半分、約36億人分の資産に相当する』というニュースがありましたよね。大きな目で見れば、結局、僕らはお金も権力もない同類。仲間同士でなぜ争わなくてはいけないのって。富の偏りは政治の責任。むしろみんなで、仕事をしない政治家の責任を追及すべきですよ」~

(抜粋文中の文字強調等は、当ブログ主によるもの)

 

「批判してくる人も同類」だから?

「大きな目で見れば、結局、僕らはお金も権力もない同類」?

さあ、どうでしょうか。

なんか、おかしなリクツだね。

 

べつに「争う」んじゃないわね。

考えが足りない、無知なままの人々に、その間違いの点を言って聞かせてあげなさいってことよ。

そのためには、自分自身の思考力や(最新の)知識などが問われてくるけど。

 

吉田さんは、世のなかへ向けたコトバ遣いにも長けているはずの、プロ アナウンサーで あり、

障碍かかえつつ働けば、足もと見られて不当な薄給、そこから税金おさめて、食事も治療もガマンガマンだった、吹けば飛ぶような私なんかから見たら、よっぽど、お金も力もある人たちのうちなんです。

 

私自身は、ただの一度も、「生活保護」であれ「障害年金」であれ、その制度の受給者を羨んだり、憎悪したことなんて、ない。

そういう助け合い制度のためでもあることは納得していたし、苦しいなかでも、自分なりに税金おさめられるのは、むしろ、社会人としての幸いの証だと受けとめていた。

かえって、不正受給者のほうが哀れな存在だとすら思っていたし、

怒りや文句を向けるべき対象は、それらの他にあると分かっていた。

同時に、

自分よりも恵まれて、それがアタリマエの態度の人たちにネタミを持ったこともない。

よっぽど珍しいかね?私みたいなのは。

 

 

たとえば、生活保護を例にとるなら、「現物支給にせよ」という大合唱が、すでに始まってる。

だが、これを実施するとなると、

受給者のなかには、当然、病者や障碍者が圧倒的に多いわけだから、飲食物等は特に、それぞれの健康状態に不つごうを きたす恐れもあるし、

特定業者と役所との癒着を招く温床となる懸念もある。

いま以上に、もっと人手を要するだろうし、

現物だろうと、不正手段に利用する者は利用するんだよ。

 

結局は、

かえって、税金がもっと かかってしまう恐れが高いんですが、

そこを分かってないのか、分かってて言ってるのか、
いかにバカげた主張であっても、

現政権になってからそうした愚衆の主張が政権の手によって着々と実現されかねないのが、目下の憂慮すべき現状でしょう。

 

生活保護バッシングと役所バッシングの5年周期〜「保護なめんな」ジャンパー問題に思う〜の巻

http://www.magazine9.jp/article/amamiya/31958/

 

 

言いっぱなしなんかよりも、言われっぱなしのほうが、タチの悪いこともあるんですよ。

現に、反論できないんだ、やっぱり、そうなんだと悦に入り、なおいっそう煽りたてて、今度は、その煽りに乗る衆愚が蔓延してるわね。

 

 

さて、なぜダメかと言うと。

吉田さんも、日本社会では知名度を持つ人の一員ですよね。

だからこそ、何かを主張するために発表したり発信したものを、それっと飛びついてコキおろすためのネタに、めいっぱい逆利用されたりも している。

ここが問題なんだけど、

そうした「逆利用」されたものが、もともとは良識に基づいた個人が提出したものや ことの何倍もの威力を持って膨れあがり、世間を巻き込み、反動的に動かす事象が起きてきてるでしょう。

 

それは、中心部に居る扇動者は、意外なほど少数だったとしても、

そやつらの唆しに乗る連中が圧倒的に多いからなんです。無知で低知性の「有象無象」というやつがね。

 

もちろん、
それでも、一皮剥けば、しょせん、われわれの「同類」だとも言えようけれど、

致命的な差は、どこにあるかと言うと、

まさに、低知性、思考力・注意力不足であるというところが致命的なんです。

 

だからと言って、侮蔑の意味で言うんじゃない。

私自身だって、大した知性や思考力の持ち主ってわけじゃないし、
子ども時分からのオッチョコチョイにして昼行燈だ。

だから、言われて初めて、ハッと気づくことも多いってこと。

 

こういう連中には、落とし穴に気づくように、極力、言って聞かせてやりなさいよ、ってこと。

「木鐸」を自負する新聞社であれば、当然の責務でしょ。

 

なるようになるしかないだろう的の放任は いけない。

それには、あなたがたのような、知名度という効率的な武器を利用できる人たちが率先しないとね。

まさに、そういうことを、
ネットウヨの親玉らは、「悪名」すらも最大限に利用して やってきているわけなんだから。

その彼らに言わせると、

これが、もともとは、「サヨ」のやりくちだったと言うんだから()

【続く】

 

PR