2021.08.01 (Sun)
って本当ですか?
この暑さのなかを、マスクして出かけると、心臓に負担が かかっているような気分の悪さを感じてしまう近頃の日々だが、
この気分の悪さは、かつて、極度の貧血状態だった頃の、まさに酸欠の苦しさを思い出させる。
つい最近、近所のスーパーマーケットで見かけた光景。
そこの店内では、出入り口近くの、持ち帰り用の水やら氷やらを もらえるサービス コーナー横に、来店客の休憩用ベンチ型ソファが、気を利かせて置かれているのだが、
そのベンチに腰掛けた高齢女性が二人、ぴったりと くっついて顔を寄せ合い、盛んに しゃべっていた。
まあ、二人とも、いちおうはマスクを装着していただけマシなんだろうとは思うけど。。。
お店の配慮で、ベンチの座面上には、腰掛けるときにスペースを あける目安としての注意書きが大きく貼られているのだが、全く無視されていた。
それにしても、相変わらず「ヤフゴミ捨て場」にタムロして、
二言目には「左派が」「左翼が」「パヨクが」と言いたがるバカ。
それと、
言ってる当のオマエさん自身が韓国人じゃないのぉ?(嗤)とツッコミたくなるくらい、のべつ「韓国がぁ」と言いたがるアホ。
私は、一見もっともらしい主張を述べているように見えるコメントであっても、それらの定番セリフが一言でも入っていると気づいたら即、残りの文は一切、無視して読まない。
ましてや、
のっけから言い放っているコメントは、ソッコーで、完全スルー。
どういう主張を述べているか、読むまでもなく、察しは つくから。
あ、それから、
「政府のせいにするな」。
むろん、
このところの『新型コロナ』の、過去の水準を大幅に上回り続ける感染数についてだけは、政府のせいにばかりしておれる事態では ない、
と思う。
しかし、これが もし、『民主党』政権のままであったなら、
あるいは、(旧)『民主党』系が、現与党であったなら。
「政府のせいにするな」「政府は、よく抑え込んでる」と言い募る連中は、まさに手のひら返しで、真逆のことを喚いているに違いなく、
全面的に政府の責任だ!!と怒号を渦巻かせていたことだろうに。
そして、野党『自民党』は、東北の大災害時のときと全く同じように、国民のためなんかでは なく、与党を引きずりおろすことだけを画策していたはずだ。
最近の感染者は、いよいよマズイことに、働き盛りや若い年齢層が圧倒的になってしまい、その原因を聞けば、若い者については、やはり、特有の軽薄さが出てるなあと思った。
まあ、若者の一般的傾向なんて、私の若い頃から そうだったのだけれど、
やたらと目立ちたがって、東京などの大都市では特に、取材対象になりやすいため、撮影中のテレビ局のカメラに映りたがったり、
社会的に間違っていることがハッキリ指摘されていようとも、お構いなしに、とにかく、世間で多くの人々が、そうしているとか、おおぜい集まっていると聞き知ったら、各界メディアの話題に登場できそうな場所へ場所へと、引き寄せられるかのように、ふらふらと、いそいそと出かけていく。
何かね?埋没感とか孤独感とか、人恋しいとか、さびしいのかしらね??
わざわざ暑い街なかに出て、店頭のテレビ前で、立ちんぼ観戦してる人だかりって、要は、場の雰囲気を、他の人たちと共有したいんだろうし。
このことも、以前のエントリーで指摘してあるが、
皆が俳優やタレント気取りの主役顔で登場できうるネットの時代、
とにかく、メディア・マスコミが取りあげるかもしれない、取材される可能性が あるかもしれない場所や光景のなかに、自分自身も身を運んで、その場面のなかの登場人物になりたいのだろう。
要するに、昔で言う「ミーハー」とか、軽薄、俗物根性なのだが、
年配層に おいても、世間に出遅れて、大事な自分に些かも損を させたくないばかりに、これはトクだと聞こうものなら、やみくもにワッと飛びつく心理とか、何でもイイから「勝ち馬に乗りたい」心理と似たようなものなのだろう。
「オリンピックは無関係」か否かということについても、
私は、全然無関係とまでは、やはり言えないと思う。
むしろ、
先のエントリーでも言ったように、
まず、日本の国民や大衆は、殊のほか、雰囲気に左右される。多人数へと靡く癖やサガが ある。
ましてや、若い者は尚更だ。ほとんどの者は、とにかく「ムードに弱い」のだから。
であれば、
『五輪』が まだ開始していない時期の感染者数なのだから無関係だと、どうして言えようか。
あらかじめ盛り上げるべき雰囲気、ムードは、当然のこと、開始以前から始められる。
「オリンピックだー」「オリンピックやるんなら~」そういう浮ついた雰囲気や気分から来る緩みは、たやすく起きてフシギじゃない。
それは、政府も、国民自身も、じゅうぶんに予見できていたはずだ。
『聖火リレー』では、そのたびに「密」も つくっていた。
『五輪』と無関係のはずの地域、「ホスト タウン」とか言うの?あちこちの地方にだって、選手団一行は滞在したし、そのなかには「陽性」者も発覚したし、そもそも、『組織委』による、このシステム自体、かなりイイカゲンなものらしい。
あと、やはりワクチンの問題だね。これが最大のネックになっている。
スガさんは、終始、ワクチンワクチンワクチンさえ打てば、と念仏を唱える調子だが、そのワクチン、どうなっているのか。
ヘンなところで止まってしまっているままでは ないか。
直接担当者の河野さんも、こんなときに、芸能人と対談してる場合なのかな?
こういうのも、ゆるんだ雰囲気を醸し出している。
そもそもを言えば、
自国で『五輪』を挙行することは分かっているのだから、これの開催までには、ひととおりのワクチン接種を終えて しかるべきだったのだが、そうは問屋が全然、卸さなかった。
それだから、
「普通なら開催しないと判断する」はずの状況だと、専門家たちは指摘していた。しごくアタリマエの話だ。
なにしろ『五輪』という、「世界に対する義務」(???)を果たすためだ、というほどの、責任重大な運動会をば、何が何でも やり遂げねば ならぬというのだから、ここは、先進各国も積極的に、わが日本を、いくらかでも優先して、協力してもらえるかと期待しても、当然だろうが、これも、甘くはなかった。
そりゃそうだ、どの国だって、いざとなったら自分とこの事情が最優先だわな。
ま、スガさん自身、すでに高齢者でもあるし、なかば思いがけなく、国家の最高権力の座にも座ってみることが できた。おそらく、現首相の地位だけでなく、もしかしたら、国会議員の椅子をも捨てて引退するつもりで、これを最後と、火だるま状態のまま突っ走ってる最中なのかもしれない。
【続く】