2021.03.13 (Sat)
♪きぃ~よぉしぃ~こぉの よぉるぅ~
このたび、『佐世保』市の『森きらら』動物園にて、
「処女懐胎」したモモちゃんが、ご出産されました。
モモちゃんは、「救いの御子」を、お産みになったのです。
この御子の名前は、「クリス」「クリちゃん」で決まりだね♪
って、
まじめな話に切り替えると、
私も、近頃、カンボジアの『アンコール トム』あたりに居ついている猿たちの生活ぶりを覗かせてもらうことが多かったので、少しは分かるようになったけど、
『アンコール トム』の周囲に居ついている猿たちの種類は、ほとんどが『アカゲザル』と『ピッグテイル』と呼ばれる種なんだけれど、
概ねは、まあまあ野生に近いと言うか、野放し状態で生息しているので(近隣住民や観光客からの餌を もらうことも多いかわりに、仕掛け罠や交通事故などの被害も多い)、人間と一緒に並んでいる場面などを見ると、これまた意外なくらいに、全身が小さい。
たいていのオスの場合、ひときわガタイの良いボス猿であろうと、生殖器も、意外なくらい、ちっちゃいのよね。
たぶん、局部のサイズだけは、あかんぼうの頃のままに近いんだろうと思う。
なので、あかんぼう時分の頃のほうが、ギョッとするほどw大きく見えたりすることも多い。
あの猿たちの あかんぼうを見ていると、
オスもメスも、ひどく痩せっぽちのカラダに、生殖器の大きさだけが やけに目立っていて、なんだか、ちょっと、せつなくなってくるよ。。。w
で、
動物園側は、今回の子猿誕生に、まさか、そんなはずはと戸惑っているらしいが、やはり、仕切りが途絶えている箇所で、どうにかこうにか交尾していたというのが真相だろう。
おそらく、オス猿の局部サイズから見て、1、2cmも あれば じゅうぶん、というのは本当だろうと思う。
ただ、私も怪訝に感じたのは、
隙間穴の大きさのことよりも、
あっちと こっちの仕切りの あいだは、それなりの奥行きが あるようだから、よく届いたよなあ(苦笑)とも思った。
ま、真相は、やっぱり、
「意馬心猿」ってことかな。
モモちゃんは「紅一点」で、オスたちから狙われていたかもだし、
発情期になったら親子だろうが何だろうが、やみくもに交尾するよ。
人間だって、例外とは言い切れないもんねえw
もっとも、人間社会における近親間交接・繁殖を深く忌むのも、「倫理」といった思想等だけが理由でなく、
これにも本能的な面での警戒・防御から来るものと、全くの無関係では ない。
ましてや人間には、データといったものを積みあげて思考し、判断を下すだけの知能や知性が ある、概ねは、ね。
それと、
この、お猿界に誕生した「イエス・キリスト」(?)は、母猿の毛色とは大きく異なっているので、最初は、生後すぐの子猿は、ある程度の期間を経てから、成体と同じような毛色変化していくのかなと思ったのだが、
モモちゃんが生まれてすぐの頃の撮影動画を見たら、やはり、親の毛色と ほぼ同じだから、このたび生まれた子は、同じ『テナガザル』でも、子の父親のほうは、「シロテ」と付く種類では ないかもしれない。
そのほうが、まだしも いいのかもしれないし、
もしも、モモちゃんの父親との あいだに生まれた(=近親交接)のであれば、毛色も、母猿の それに、もっと似ているはずでは ないだろうか。
この子猿の毛色は、母親とは大きく異なり、とても黒っぽいよね。
そうだとすればだが、
相手のオス猿は、モモちゃんの父親では なくて、別の種の『テナガザル』のオスで、この子は「雑種」ということになるのかな。
でも、毛色のことは関係ないらしいのね。
いずれにせよ、
辛うじての交尾の可能性が あり得る隙間穴が見つかった仕切りの隣りのスペースに、どのオス猿が入っていたかを考えただけでも、かなり絞られてくるのではと思うのだが。
『アンコール トム』周辺の猿たちも、生活を親しく共にしている「アカゲ」と「ピッグテイル」間の混合は多いようだ。
外見も知能面においても、この2種は、かなり異なっているにも かかわらずだ。
モモちゃんの子も、「雑種」ということで あれば、長じても、生殖・繁殖は禁じられるんだろうか。
学術界の考えと、われわれ一般が単純に思うことは別だからね。
でも、可愛い可愛い、小さな小さな あかちゃん猿。
まずは、すくすくと育ってほしいね。
【続く】