2020.11.07 (Sat)
『爺さんvs.爺さん』の続き。
今回、なぜ、「郵便投票」でも可としたかというと、
ひとえに「新型コロナ ウイルス」の猛威を警戒してのことだろうし、それで、じゃあ「今回は郵便で」と考えた人の多くは、それだけ、このウイルスを軽く考えては いないはずだ、というのは、すぐに察しが つくこと。
ということは、
必然として、トランプさんの姿勢に共感や同意は していない人が大多数のはずということになろうし、それだけでも、「バイデンさん有利」とされる根拠となり得ているだろう。
まあ、しかし、トランプさんは、ほんとうに嫌がってるのなあ、「郵便投票」を。
だって、これは、最高裁判所が認めた方法でしょ?
それに、
90年代から、郵便投票を認めている地域(しかも、「スイング ステート=激戦州」)も あるんだってね。
『共和党』支持者の傾向として、郵便投票の場合は、投票用紙の返送が遅れがちになるのは知られていることだそうで、
だから、この場合、むしろ、トランプさんに有利になる可能性もある、って指摘されてるよ?
訴えたらイイよ。最高裁判所に、じゃなくて、最高裁判所を(爆)
ちょっとも静観できず、あのデカい ずうたいでジタバタじたばた、なりふり構わずが剥き出し。
勝利宣言に等しいことを述べておきながら、裏腹に、どっしり構えておれず、ぎゃーぎゃーぎゃ-ぎゃー凄い騒いでるぅw
「不正」云々を言ったってさ、
自分自身、今ごろになって、その方法で投票されている分を開票もせずに、まるっと無視しろ、と言うほうが、よっぽど大問題ですよ?
少なくとも、大統領の身で、しかも、選挙戦に臨んでいる最中に、言っていいことと悪いことが あるし、今回の発言は、言って悪いことのなかでも最たるもんだと思う。
まあ、そんなに、郵便投票が不正に決まってる!とまで確信しているのなら、具体的に掴んだことを言わないとね。
「不正行為を見た人は、おしえてください」って、なに?それw
ネトウヨのアホな主張の一つは、日本でも「インターネット投票」を認めろと、かねがね懇願のていなのに、
どの口で、「郵便投票は不正に決まってる」なんて言えるんだか(嗤)
トランプさんが大統領になってから、つくづく思うこと。
「アメリカを、お手本や宗主国の如く、いつまでも奉っているうちに、いよいよ、この先、だいじょうぶなのかなあ?日本は」
という不安。
私は、以前から、アメリカって国は、実は「最も遅れてきた階級社会」なんだなと思っていた。
中学生の頃に、兄が買い与えてくれた、ジーン・ウェブスターの『あしながおじさん』とか読んだら、そんな感じの描写も出てきたね。
たぶん、本国イギリスで、もともと高い身分だった出自の者が、新天地『アメリカ』建国当時に乗り込んで来て以来、それが、そのまま、一帯の名士として定着した家柄の、とか自慢する風潮みたいな。
そういうアメリカの「由緒正しきエスタブリッシュメント」層は、トランプさんのような、もとは本国で追い詰められて逃げ出して来て、カネカネカネで成り上がった者は、決して、決して、自分たちの本当の仲間には入れないんだと。
たとえば、同じ『共和党』でも、ミット・ロムニーさんなんかは、トランプさんを内心で軽蔑してる感じが、そこはかとなく滲み出てるもんねえw
そのあたりのことを思うと、トランプさんの深いコンプレックスと、あのヒラリーさんが訴えていた「ガラスの天井」っての?それは、男性でありながら、トランプさん自身も噛み締めてきた「天井」の一つだったのだろうと、
このことも、うちの過去エントリーで指摘してあるよ。
国家でも個々の家庭でも、何らかの組織体のトップに座る人間が、何かしらの劣等感やコンプレックスを深く抱え込んでいる場合、決して、良い結果が出ないものだ。
劣等意識を強烈にまで持ってしまう者は、やはり、俗物根性であるゆえに、世俗の皮相なモノサシに囚われているから、自分一個の矮小なプライドと名誉欲のために周囲を利用することを無自覚にやってしまうので、必要以上の負けん気と攻撃性を振り回して、巻き込んだ人を不幸にしてしまう。
人種、男女、国籍、家柄、あっちこっちに「ガラスの天井」は張りめぐらされている。
それを突き破ろうとしたら、血まみれ覚悟だ。ガラスなんだから、自身も透明になって、スル~っと通り抜けられたら いいけどね。
さすがに、ヒラリー・クリントンとトランプのときの大失敗に懲りたか、今回は、気合を入れたと見えて、かなり慎重に予測を立てたのだろうか、ここまでの流れは、トランプ側が、予想以上の踏ん張りを見せたことを別にすれば、まずまず、大手の各メディア・マスコミの報道どおりに推移していると言ってもよいと思う。
バイデンさんは、基本的に、周囲の言うことは聞くタイプだろうと思うけれど、
トランプさんは、仲間や同志の忠告でさえも、気に入らなければ、一切、聞かないんでしょう。文字通りの、絵に描いたようなワンマンだもの。
子どもさんの問題が どうだ こうだ言っても、それは、ご本人自身のことでは ない。
トランプさんは、ご本人自身の問題が多過ぎw
敬虔な『キリスト』信者を装っていても、トランプさんちの宗派の お坊さんはカンカンに怒ってるらしいし、
今、騒ぎが目立ち始めてる「妊娠中絶」禁止の法律だって、トランプさんが応援したら、それこそ噴飯ものじゃないのw
だって、いったい何人の女性に、望まぬ妊娠させてきたやら、ってなほどの「プレイ ボーイ」なんでしょ?wwwなぜか、女性にモテないプレイ ボーイみたいだがwww
まあ、バイデンさんは、中年期の御病気(脳動脈瘤)の影響も残っているのだろうか、「認知症」疑惑なんてのは、せいぜいが名前とか間違った程度?そりゃ、息子と孫娘を取っ違えたのは、あんまりじゃないか?(汗)と思えるのも理解できなくは ないけど(苦笑)
聞くところによれば、次男さんのほうは、どうも、亡くなった御長男に比べれば、あまり、デキが良いとは言い難い お子さんのようで(なのかな?)大事な時に、父上の足を引っ張りかねないようなスキャンダラスな話題が勃発したというおりでもあるせいか、それだけに、まさに自分の後継者として期待を かけていた御長男の早世が惜しくて しょうがない心理からの言い間違いかもしれないし。
だいたい、言い間違いってのは、かのフロイト大先生だったかな、
「言い間違いには、本音が出る」とか指摘されたのは。
まあ、私は、フロイトの お説の殆どを、単純すぎると思えて、あまり信用してないけど(苦笑)
それでもね、
トランプさんだってね、インドのモディ首相と対談したときも、思いっきり、トンチンカンなことを口走って、モディ首相は唖然としたあと、諦めの表情でガックシ肩を落としてたらしいからねww
よりによって中国との問題を抱えているというのに、なんたる頼りなさですか!www
トランプさんみたいに、思考回路そのものがオカシイ~のよりは、単なる言い間違いのほうが、よっぽどマシじゃない?w
例の「消毒剤」なんかの件は、ありえねーの典型でしょw
ふざけてるのかアタマおかしいのか、どっちや?っての。
あのサッチャーさんがね、イギリス首相時代に、何かの事案で、先進国会議を やったときに、イギリスにとっての重大なメリットを逃したか何かで、会議も終わったあと、アメリカの、当時、レーガン大統領だったっけ、なおも大統領の席までやって来たサッチャーさん、すごく悔しそうに食い下がってたというのね。
まあ、日本の首脳に、こんな根性は ないわなw
レーガンさんも、驚きつつ、彼女の根性は大したもんだと感心してたらしいけど、
その「鉄の女」は、自国内でも、多くの国民に猛反発されるほど厳しい「自己責任」の主張を貫き通し、晩年は認知症だったそうな。
あとは、「セクハラ」関係ね。これは、トランプさんは勿論wバイデンさんにも少なからず あるそうだ。
ビル・クリントン氏のも有名だし、『ホワイト ハウス』内は、そうとう乱れてるんかね。男性の すけべい病は、ほんとうに、古今東西で共通。
オバマさんくらいか?こっち方面のスキャンダルが殆ど聞こえてこないのは。
…ということで、
大統領選にて、爺さんどうしの凄まじい一騎打ちが終わったあとには、国民・民衆間の抗争が続くだろう、とな(恐)
早くから、トランプ側の暴徒が、投票箱を壊しまくってとかいうニュースも あったけど、
なるほど、季節外れの大型台風でもないのに、トンテンカンと板を張りまくってるわけだ
ま、しかし、凄いもん見せてもらいましたわな。
よりによって、昔なら、フガフガと棺桶に片足つっ込んでる年齢の爺さんどうしの、血で血を洗うが如き抗争。。。若いもん負けるよ。
幸か不幸か、よろず小粒な日本では、裏でコソコソが せいぜいだしw
まず、われわれには、目の当たりに拝めない光景ですわなww
大統領選を めぐる お二方、
かたや「新型コロナ」の床から無理やり起きあがって、メチャクチャに動き回り、かたや、大病を患った過去が あり、どっちも、ともに70歳代。
どちらの御老体も、大変だろうなあ。。。
双方とも、この戦いのあと、いっぺんで老け込んだりして。