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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2016.01.27 (Wed)

【続】自縄自縛とはの続き。

 

日本人というのは、ファンタジー好きのネトウヨが盛んに言いふらすようなデマ、「純粋」なんて者は あり得ず、「単一民族」も幻想に過ぎない。

ちょっと真面目に考えたら、すぐ察せられるはずだが、

実際には、いわゆる「在日」どころでなく、建国の時代に遡る以前から、隣国は勿論のこと、種々の民族が入り乱れて生活してきたはずで、ましてや、地続きの国々では当たり前のことだろうが、朝鮮民族も、やはり、もとは中国から入ってきた人々との古くからの血縁が濃いようだ。

それに比べれば、四方が海の島国だけに、比較的には少ないのかもしれないが、

似たような黒い目の黒髪が入り混じって、同一の言語を喋り、同じような習慣を順守することで、あくまで表面的には、「単一」とか、そういうふうに見えるというだけのことだ。

 

 

さて、日本も、今後、どのような理由からにせよ、できるだけ、難民を受け入れ、移民数を増やしていかなければならないのであれば、欧米諸外国の先例に鑑みて、可能なかぎりの事前の対処は考えておかなければならない。


ましてや、中東方面の争いに、日本も今後は直接的参加するとなれば、どこで どのようにか縺れた国家間の反目が、わが国内に おいて反映する事態も あり得る。

 

まずは、わが国の自然災害の特異的多さ、一般国民を筆頭に、経済力低下傾向等の現状を、よく理解してもらうこと、

そのうえでも、なお、来日を望むのであれば、
日本での職業生活に直結する言語教育や社会的習慣、日常のルールに至るまで、きめこまやかな事前教育を施しておくのが望ましい。それも また、税金を費やすことが必要なわけだが。一つの投資であり、日本人にとっても、雇用の新分野開拓くらいに考えればいいだろう。

 

 

一般的に、日本人は、どちらかというと、同じアジアの近縁の人々には、まだ なんとなく見下す気分が残っているようだが、それは、やはり、ある一定の年齢層から上の世代に多いように見受ける。

あるいは、自分が その世代に属していなくても、

最近、逮捕された、いわゆる街宣右翼が、まさに親子そろっての逮捕であったように、

時代特有の価値観を叩き込まれた親から子へ、また、その子への連鎖もあると思しい。

 

子の側に、親を超える知性が ないのなら、

それは、最も影響を もたらす存在である親からの受け売りで、かんたんにカブレてしまうだろう。親にとっては、可愛いばかりだろうがw

ヘンに「素直」な人格障害者なら尚更の傾向だし、

むしろ真逆に、

正反対のイデオロギーへと、やみくもに突っ走る事例も少なくないようだ。

こういった現象は、「右」だ「左」だとは無関係で、

どこまでも、親という、または指導的立場の他者から脱皮して、自分自身の知性と思考力を開発していけるかどうかに かかっていると思われる。

 

話を戻すと、

白人種は勿論のこと、白人でなくても、容貌が、それに近いとか、あるいは、距離的に遠い地域になればなるほど、もともと似た者どうしの相手を、いやらしく見下す如き気分は薄れる傾向があるように見受ける。

けれど、

ひとたび悪印象を買うような出来事を起こせば、もとが小心な国民性だけに、たちまち警戒心を呼び起こし、しかも、たび重なるうちには、アッという間に偏見が蔓延り、差別やヘイト対象として固定してしまう、
そうなったら、最悪の事態だ。

 

いずれにせよ、生まれ育った自国を捨てて逃れざるを得ないほどの境遇の人々には、少なからぬ負の感情を抱え持っていてフシギは ない。こういう場合、人の感情は抑圧を受けた分、激しくなりがちだし、
反面で、底なしの無力感に陥ることもある。

無神経に、劣等意識を刺激することが、思わぬ事件を発生させる原因にも なろう。

 

多くの日本人に、そのような事態を防ぐ度量と周到さが あればいいが、はたして、どうだろうか。

 

私の知る一つの事例に、こういう話がある。

とある日本人男性は、あるとき、たまたま出会った在日韓国人女性に、いたく一目惚れしたのだが、彼女は、すでに、家庭の主婦だった。

それを知っていて、なお激しく執拗に迫り続けたあげく、ついに妊娠した彼女は、親の言いなりで結婚したに過ぎなかった、もともと好きでもない夫のもとを出て、憤る夫と、やっとのことで別れ、日本人男性は、こちらは、かねて疎んでいた元の妻を追い出し、二人は一緒に暮らし始めた。だが、
えてして、こういう大恋愛カップルほど、仲睦まじく、とは まいらず、
毎日、顔を突き合わせる日常生活に入ると、やがて、ケンカざんまいになりがちという皮肉なパターン、

もっとも、一番の原因は、日本人男性の側にあったのは確かだが、

くだんの男性は、略奪した女性の元夫に責められて平謝りはしても、

彼女とケンカになるたびに、他人である在日家庭から奪い取った くだんの女性を、「この朝鮮人」と罵るようになった、という顛末。

それでも、そう単純な話ではなく、

お互いに、最後まで惚れ合っていたには違いないと言っていいのだろう、それは、ほとんど獣の嗅覚で貪り求め合うようなw

こういう、いかにもドロドロした男女の話というのは、いまどきのレンアイには実に薄い、

どことなく「昭和」のエネルギッシュさと言うか、暑苦しい重さを感じさせて、一種、羨ましくも懐かしくもあるのだけれどww

 

このように、日本人の差別意識というのは、どこか捻じれ感のある、
そうとうに奇妙なところがあるようだ。

 

私などは、どうも、この男女関係の様相に、どこぞの国と国の関係性を連想してしまうのであるw

 

さきに指摘しておいた、自称「元・在日」の「ヤフコメ民」

(と言うか、私は、「ははん、『カルト連』のアイツだなと睨んでいるわけだがw)

hyd*****ではないけれど、

うまくいってると思っているうちは、「何国人というのは関係ないよね」と、おおらかに語っておりながら、

ひとたび、思いどおりにいかない、気に入らない状態となると、たちまちにして手のひら返し、

「何国人、何民族だから」ウンヌンと言い募り始める。

 

日本人独特の ごつごう主義的お子ちゃま精神なのだろうか。

ある意味、「青臭い」と言うのか、やはり、どこか子どもっぽい。

さきの戦時に、アジア各国で仕出かした所業にも、そのへんの国民性が出ているなと感じる。

 

 

政府が目論むような、内心で、日本の利益だけを目的に、すでに現実にも起きている搾取が、このような人々に向かって集中するシステムになれば、一般的日本人ほどには従順でもない、忘れっぽくもない人々が、激しい反抗の動きを見せる事態が現実化することも、それは あり得るだろう。

 

日本人自身のシビアな意識・精神改革が果たせないまま、中途半端な状態で受け入れていくと、それは、大ヤケドするだろうと、私も思う。

 

 

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