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とりあえず、ひかりのくに
     
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2014.07.30 (Wed)

一連の報道記事を読んでいて、私は、この↓記事が気になっている。

<高1同級生殺害>「あだ名の名付け親」…中学でも仲が良く
毎日新聞 728()1132分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140728-00000024-mai-soci

~松尾さんは母親に対する感謝の言葉を語った後「ほんと、このクラスで楽しかったです」と話し「いろいろなことあるんですけど、変なあだ名が定着したなって」と言って笑いを誘った。そして「そのお陰でみんなとなじめた」と言い、「名付け親は○○でした」と逮捕された女子生徒の名を挙げていたという。

 

やはり、こういう話も出てきた。

殺害女子とトラブルか=逮捕の同級生―慎重に動機捜査・長崎県警
時事通信 729()1122分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140729-00000042-jij-soci&pos=5

 長崎県佐世保市のマンションで、県立高校1年の松尾愛和さん(15)が同級生の女子生徒(16)に殺害された事件で、2人の知人が県警捜査1課の事情聴取に、松尾さんと女子生徒の間にトラブルがあったと指摘していることが29日、分かった。女子生徒は松尾さんとのトラブルや恨みなどについては供述しておらず、同課は殺害の動機を慎重に調べている。
 同課は高校の関係者ら、2人の知人から事情聴取を進めている。捜査関係者によると、関係者の一部が、2人の間でトラブルがあったと指摘しているという。
 一方、女子生徒は事件当日の26日午後の行動について、「松尾さんと2人で佐世保市内で買い物した」と説明しており、完全に仲たがいした状態ではなかったとみられる。女子生徒は「殺害自体が目的だった。遺体をバラバラにすることに関心があった」という趣旨の供述をしており、トラブルが原因という説明はしてないという。

 

生前の被害者が語っていたという「ヘンなアダ名」とは?

その「名付け親」が、加害者本人だったとは、どういう意味合いを持つか。

そのあたり、見逃さずに分析してみることで、この加害者の心理的特徴が あぶり出されてくるかもしれないという気も するのだがなあ。。。

 

 

この事件を起こした女子高生が、凶器となった「工具類」を事前に用意していたか どうか、

本人の父親所有というマンションの部屋に、すでに備えてあった物なのか どうか気になっていたが、どうやら、やはり計画的に及んだことらしい。

 

<高1同級生殺害>複数の刃物使用 「計画的」見方強める
毎日新聞 730()70分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00000003-mai-soci

 

佐世保同級生殺害の女子生徒 過去に金属バットで父殴る…
スポニチアネックス 730()70分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00000025-spnannex-soci

<高1同級生殺害>逮捕の少女、別居直前に父親に暴力
毎日新聞 730()1056分配信 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00000021-mai-soci

 一方、関係者によると、少女は高校に進学した4月から市内で暮らす両親と離れ、マンションで1人暮らしをしていたが、3月に父親を金属バットで殴り負傷させていた。

 少女の実母は昨年10月にがんのため亡くなり、中学3年生だった少女は以降、不登校状態だった。一方、父親は今春、再婚した。4月から1人暮らしを始めた少女は高校進学後も不登校状態が続き、1学期の登校日数は3日だった。県警は、こうした家庭環境や生活環境の激変が事件の背景にある可能性もあるとみている。

 

一見、絵に描いたように結構なはずだった家庭の裏側が次々露見していくといった、陰惨な事件に ありがちな展開である。

早くも小学生時代に起こしていた事件。

父親の再婚を めぐって、男顔負けの瞬発的凶暴性を見せたこと。

 

動物への虐待は、のちに本格化し、人に対する行為の前触れとなりやすいという指摘は、すでに知られている。

 

今回の事件では、被害者とのあいだに、トラブルと言うほどのことは何もなかったということだが、本当に そうなのだろうか?
被害者に警戒されないでいながらも、心底では屈折した感情を抱いては いなかっただろうか。
 

 

脳のタイプというものがあるのかどうか知らないけど、あえて言うならば、男の子の脳みたい。

ストーリー設定の細部は真逆な内容になっている部分も多々あるけれど、漫画家の山岸涼子の作品キメィラというのを、むかし、読んだことがあったのを思い出してしまった。これの主人公を、なんとなく連想させる事件だ。

「ネコ解剖、人間でも」=同級生殺害の女子生徒―遺体腹部にも大きな傷・長崎県警
時事通信 730()231分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00000006-jij-soci


高1女子“体の中を見たかった”同級生殺害
日本テレビ系(NNN 729()1215分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140729-00000023-nnn-soci

女の子であっても、特に思春期という年頃には、同性の身体に対しても強い興味を持つ場合はあり、当の本人自身はと言うと、その発育度合いが心身共、わりと幼い者に多いようだという印象を、かねてより私は持っていた。

 

当初、この加害者には、自閉症傾向と、もしかして「性同一性障害」とかの傾向もあるのかな?との印象も持ったが、なるほど、「僕」と名乗っていたという。

ただし、こういう女の子は、単に目立ちたがりで、自己顕示欲ゆえだという指摘もある。

 

私の、いくつか年下の幼なじみにも、同様に、自分を「僕」と自称していた女の子が いたけれど、その子の場合、別の幼なじみで、私よりも もっと親しくしていた、仲の良い男の子が いた影響が大きかったと思う。

 

ご両親共働きで、普段は「鍵ッ子」だったので、私たち幼なじみ数人が、おとなの目のない彼女の家に上がり込み、思いっきり遊ばせてもらったものだが、おばさんが仕事を終えて帰って来ても、厭な顔ひとつ されたことなく、親子とも、いたって大らかな気質の人たちだった。

その分、かなり無頓着なところもあったようだけど(笑)

彼女は、おとなになっても、少女時代と殆ど変わらずに、あっけらかんと明るい性格のままだった。

いまでは、普通に家庭を持ち、幼い頃の彼女によく似た女の子の母になっている。

 

 

ところで、

色使いや色調の好みと並んで、絵には、描いた者の内面性が出るとも言うし、どういった絵を好むかということにも、おのずと傾向が出ると聞く。

この加害者には、こちらの方面の才もあったそうで、本人が以前に描いた絵があるというので興味が起き、ちらっと見てみたのだが、

なるほど、
早熟と言っても過言でなさそうな表現ぶりながら、おせじにも明るいとは言えず、それどころか、はっきり言ってしまうと、そうとう陰惨な雰囲気が漂っているのは、多くの人にも感じられるところだろうと思った。

 

 

ただ、多くの人は、この事件の加害者を、高知能ならではの非常な冷静さを持つゆえに、異常なまでの薄情タイプといったイメージで とらえてしまっているようだが、

ひとたび気に障れば(自己愛ゆえに不安も つよく、努力を惜しまず頑張る反面、やっぱり自己愛ゆえに、根はワガママ?)、

ずうっと根に持ち続け、虎視眈々と機会を窺い続ける状態を維持していられて(エネルギッシュ、アディクト性、陰湿性も情熱的?)、

遅かれ早かれ、誰かしらに向け、相応の筋合いがあろうが なかろうが、何らかの かたちで攻撃や打撃を与える(抑圧的被害意識と反動性ワガママ?結局は飽くまで自己中心。)時が来たなら、素早く躊躇なく実行できる(能力性)、

これらは、むしろ真逆な暑苦しさ、つまりは「過剰」なのであり、
沸々とエネルギッシュだからこそでは ないかと、私は、このように思っている。

 

もちろん、良い方向への可能性も大いにあり得るはずなのだが。。。?

こういうタイプは、古今東西、大きな業績を残したりしていて、出世も しやすいはずと思えるのだが。

 

やっぱり過剰な自己愛ゆえの限界性?

 

あの「パソコン乗っ取り・遠隔操作」事件の犯人とも、気質と家庭環境の両面に、多少は基本的共通性がありそうだ。

 

多くの人が、ふつうならば あまり気にしないはずだ、と思えても、

たとえ、思い詰めたり気に病んでしまったとしても、

その結果が、どこへ、どのような かたちとなって向かっていくかは、何が「トリガー」となるかということと併せて、結局は、その者(脳と体質)しだいなのだろう。

 

 

<高1同級生殺害>「いろいろあって留学」中学の卒業式後
毎日新聞 729()236分配信 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140729-00000121-mai-soci

 女子生徒は照れるような仕草をしながら「オーストラリアの方に留学を考えてます」と語った。続けて「まあいろいろあるんですけど」と話して教室にいた父親の方を見ながら「それは思うところがあって」とも語った。

 近所の住民によると、女子生徒は幼い頃から活発で、学習成績も優秀。家族の勧めもあってスポーツにも積極的だった。

 だが、県教委によると、昨年10月に実母をがんで亡くし、以降不登校の状態になったという。また、近所の住民によると卒業式があった今春、父親は再婚し、家庭環境が大きく変化した。住民によると女子生徒は「お父さんをバットで殴ろうとしたことがある」と話したこともあるという。

 教室でのあいさつでは、涙ぐみながらクラスメートに出会えて良かったと感謝の言葉を伝えた後「一つだけお願いがあって、こんな僕ですけど同窓会に呼んでください。で、大人になってからも僕のことを思い出して、僕は何やってるか分かんないですけど、砂漠歩いてシマウマに乗っているかもしれないけど、その辺のことを思ってくれたらな、と思います」と話した。

 最後に父親の方を向いて涙声で「こんな僕ですけど、育ててくれて大変ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」と語って締めくくった。

(文字強調は当ブログ主による)

 

(続く)

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