2014.07.26 (Sat)
『<ろくでなし子氏逮捕問題の争点はズレている?>逮捕要因は「作品」ではなく「元になったデータの頒布」』
Japan In-Depth 7月19日(土)8時0分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140719-00010000-jindepth-soci
『ろくでなし子氏は「わいせつの3要件満たしてない」と弁護士』
NEWS ポストセブン 7月25日(金)11時6分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140725-00000009-pseven-soci
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ことの発端は、彼女が昨年6月に女性器をかたどったカヤック、その名も「マンボート」の制作資金をネットで募ったことにある。ネットを介して不特定多数の人から資金協力を求めるクラウド・ファンディングの仕組みを使い、100万円の調達に成功した彼女は、一定額以上の出資者には「お礼」として女性器の3Dデータをプレゼンとすると約束していた。
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3要件とは、伊藤整が翻訳した『チャタレイ夫人の恋人』を巡るわいせつ裁判の最高裁判決(1957年)で示された「【1】いたずらに性欲を興奮又は刺激せしめ、【2】普通人の正常な性的羞恥心を害し、【3】善良な性的道義観念に反するもの」をいうが、山口弁護士は「今回はこの3要件を充足しておらず、犯罪は成立しない」と断言する。
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「わいせつな画像データが入ったハードディスクがわいせつ物と見なされたことがありますが、それが『容易に再生閲覧』できる状況だったからです。その点、3Dプリンターはまだ広く普及しておらず、『容易に再生閲覧』できるとはいえない」
仮に3Dプリンターを持っていて再現したとしても、「再現できるのは、実際の女性器とはほど遠い無機質なものです。それをわいせつといえるでしょうか」(同前)
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『3Dデータも「わいせつ」? 女性器アートVS警察の言い分』
週刊文春 7月24日(木)18時1分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140724-00004205-sbunshun-soci&pos=3
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警視庁担当記者が語る。
「3Dデータは3Dプリンターで印刷しなければ、“記号の羅列”に過ぎませんが、警視庁保安課は『2次元のわいせつ画像データだってパソコンに映さなければ記号の羅列。3次元にしても同じこと』との論理で立件したのです」
ろくでなし子氏は「女性器アート」を創作する芸術家・漫画家。自分の女性器を忠実に再現した立体石膏型に、装飾を加えた「デコまん」なるアート作品は国内外のメディアでも取り上げられ、最近では複数の週刊誌に登場。個展なども開いている。緑に塗った女性器のひだを草原に見立て、兵隊の人形を連ねてジオラマにしたり、真っ白に塗って「ガンダム」のフィギュアにしたり。劣情はあまりかき立てられない。
「今回は“女性器型ボート”を作る寄付を行った支援者に、3Dデータを提供したことが問われました。本人は『女性器は私の手足も同然。わいせつではない』と主張しており、捜査員も『芸術家というより思想家』と手を焼いているようです」(同前)
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ああ、うん、私、あまり興味ないせいもあってか、漠然と、
くだんの「ろくでなし子」さんの、
女性器、これを生データとして記録し、かつ、配布したという行為までを含めた全体を以て「パフォーマンス」というつもりだったのかなと思ってた。
あるいは、
アニメーション作品のファンに、原画セルをプレゼント、みたいな感覚なのかなあ?
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「これには男性器を踏んづけているという意図がある」
パフォーマンスなのね。
あくまで私個人としては興味がないことだし、どうでもいいんだけど、
肝心の話題、「自分の手足と同じように女性器を描く」。
なぜ、今回、あえて手足ではなく、女性器だったか。それも、お金と交換に。
(追記)
「寄付」なら寄付で、よけいな引き換えしなくていいと思うのだが。
すると、「寄付」金の集まりが振るわなくなるのだろうか?やっぱ、なんかヘン。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140725-00000009-pseven-soci
「わいせつな画像データが入ったハードディスクがわいせつ物と見なされたことがありますが、それが『容易に再生閲覧』できる状況だったからです。その点、3Dプリンターはまだ広く普及しておらず、『容易に再生閲覧』できるとはいえない」
仮に3Dプリンターを持っていて再現したとしても、「再現できるのは、実際の女性器とはほど遠い無機質なものです。それをわいせつといえるでしょうか」
「まだ広く普及しておらず、『容易に再生閲覧』できるとはいえない」
これは恐らく、単に時間の問題でしょう。
(続く)