2016.02.07 (Sun)
『国に裏切られた元イラク派遣自衛官、逮捕されるー違法捜査での起訴、不可解な逮捕のタイミング』
志葉玲 2016年2月5日 8時56分配信
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20160205-00054133/
私も、去年だったかな、ネットの新聞記事で、この問題が紹介されていたことは憶えていた。
志葉氏の今回の記事で、新たな、そして、より衝撃度と深刻度が増した情報を加えられたわけだが、
うーん、わからん。。。
2点ほど、疑問に思った。
まず、
~
結局池田さんに対し、米軍、民間軍事企業側からも、謝罪や補償は得られなかった。その上、治療のための帰国を何度も上司にかけあったにもかかわらず、事故にあってから2ヶ月弱もの間、ろくな治療も受けられないまま、池田さんは帰国が許されなかったのだ。
~
思いがけない事故のあと、自衛隊での上司の判断で、すみやかに帰国することが叶わなかったことで、よりいっそう、負傷による障害が深刻な事態に陥ったというのだけれど、この上司の判断が、なんとも不可解だ。
それと、
~
当時、池田さんの事故について情報を掴み、報道した記者は皆無だった。池田さんの事件が公表されなかったのも、彼の帰国が許されなかったのも、事故発覚による自衛隊イラク派遣への影響を防衛省-あるいは政府自体が懸念したからではないだろうか。
~
現地での戦闘行為に巻き込まれて、というのではなく、言わばレクリエーション的イベント中に、思いがけない事故によっての負傷だったんでしょ?
だったら、国内で発表されようが、いったん国家レベルで決定したことを、たちまち覆されるほどの衝撃や問題視まで起きる心配は、それほど なかったのでは?と思う。
それよりも、
こういう、奇妙な やりかたを長引かせて、
それが奇妙・不可解であるからこそ、一般に知れてしまったら、私も そう思うように、あまりに不可解じゃないかという印象を招き、なおのこと、
なぜ、こんなことを していたのかと、もう、首を捻るしかない。
アメリカ側も悪質だが、
自衛隊での上司の初期判断にも、根本的に歪んだ感覚があったのではないか?
まして、その後、帰国してからの隊内イジメなんて、呆れるしかない話。
この池田氏の後遺障害が確かに重篤なことは、医学的に証明されるのだろうから、当然、米軍側が何と言おうと、くだんの民間軍事会社の謝罪は勿論のこと、相応の補償を行なうべき当事者だし、ならびに、
彼を雇用していた自衛隊にも、それ相応の責任は あるはず。
「横臥禁止などの処遇」
って、なんですか?それは。
横になって寝たらダメって意味なのは分かるけど、対象が病人や障害がある人の場合、それは殆ど拷問の範疇じゃないですかぁ?
そうそう、
なんかね、去年あたり、例の「IS」関連で、
イスラム圏の軍組織に入り込んでた日本人青年の話題とか あったでしょ。この現代日本に、こんな若い者が いたのかよ、って、良い悪いの判断は抜きに、とにかくビックリしたけどさ、
それと、去年の、ちょうど今ごろ大騒ぎだった、後藤さんたちの事件。
あのとき、救出のためにと名乗りを上げていた人たち、大学の先生だとか、ジャーナリストさんだとか、イスラム圏の軍組織に参加したがってた学生の件による、警察の捜索で、とんだエライめに遭った、って、すごく嘆いてたよね。そういうのも思い当たったけど。。。
ごく最近では、後藤さんの お義父さんが逮捕されたっていうし。。。
しかし、このかたもね、万引きなんかするような御友人を持っていたのが悔やまれるわね。
それでなくても、いま、ああいうキナ臭さマンマンの政権下で、
司法の方面でも、なんかヘンな判決を出してる事例が目につく近ごろ、
国家権力それも、軍事が絡む組織を相手に、一大訴訟を行なおうというのだから、
そりゃあ、身辺に些かの隙のないように、
少しでも足もと引っぱられるような要因は、あらかじめ排除しておくべきだったかなあ。
誰しも、自分の友人を疑いたくはないものだけれど、、、
つき合う相手、かかわる相手は、慎重に、よく選ばないと。
まっ、ここで自殺なんかしてしまったら、まさに「闇から闇へ葬り去られる」という、絵に描いたような結果になろうのは、目に見えてるねえ。。。
私も、今後の推移に注目していきます。