2018.07.07 (Sat)
昨日一昨日の記事、
「犯罪心理学に詳しい」という筑波大学教授の原田隆之なるセンセイが、このように おっしゃったそうな。
「事件が発生して間もなく、まだ全貌がわかっていない段階で『容疑者は発達障害』『自閉症だった』との大きな見出しを掲げ、何度も繰り返して報道すると、病歴と犯罪に大きな関係があるという印象を受け手に与えます。もしこれが風邪や便秘など体の病気であればニュースになることはありえない」
まだ全貌がわかっていない段階で、というのは、まったくもって、ご尤もと言うべきですね。
しかし、
「これが風邪や便秘など体の病気であればニュースになることはありえない」
この部分は、なんかズレてるので おまへんか?
もちろん、「風邪や便秘」などであれば、殆どの人は経験しているだろうし、そんなことが、凶悪事件の原因や動機になるはずは ないからですわ。
まあ、「体の病気」と一括りに言えど、場合によっては、全くないとも断言できないかもしれんけど。
たとえば、腹痛でトイレを急ぐあまり、前を歩いてる小さい子どもや高齢者を、つい、突き飛ばしたとかさw
それで、子どもや高齢者が思いっきりスッころんで、頭を打って、打ち所が悪くて、、、とかさww
ま、昔から、往々、マスメディアってのは、とかく先走って書き立てたがるもんでしょ、それが、ああいう商売ならではの側面でも ある。
「キャンペーンでも張っとんかぃ」と、なかなかの邪まさが潜んでいるかのように感じることも あるけどw特に、現政権の弱い者苛め方針に沿わせたみたいな、いやらしい記事や小細工ぶりなんか見かけるとねww
「そもそも精神障害と犯罪を直結させるのは無理筋だ」
それは そうでしょうと一応は思う。
ただ、間接的には影響してるかもしれないってことは ある。
いわゆる「生き辛さ」が降り積もったすえに、とか。
もちろん、降り積もっても、耐え抜ける人も いるがね。
じゃあ、いったい何が、どれが真の原因になったわけか。
先天性と、生後の周辺環境は、どっちが先だから、重大だからというよりも、結局のところ、互いに影響し合っての「化学変化」みたいなもんだろうと思う。
同じ環境でも、人によって、どっち転ぶか分からない、全く異なる結果が出る場合さえも あるのだから。
私の身内にも、中年になってから突然、激烈な精神病を患った者が いるんだけど、
まさか、そんな病になるとは、まず本人自身が想像もしてなかったわけだが、
発病したとき、すぐに、とんでもないことを やらかしたという事実は あるのよ。
と言うのは、
故意や悪意は なかったと言っていいものの、他人さまの高価な所有物を甚だしく毀損してしまったのだが、当然、そうなってしまうだろうとは薄々分かっていたとしても、その衝動を抑えられなかったみたい。
単に物(正確には、高級外車)だったから まだしも、
これが一歩ちがってたら、確実に、人命を奪うところだったわけ。
そんなことになる前、かなり前から、うちでも、「あいつ、なんか ようすが おかしいなあ」とは言ってたし、
それ以上に、
私も、その身内が発病したことを知らされたとき、もともとの本人の性質傾向からして、さもありなん、と、あまり驚かなかったの。
とうとう来たか、ってなもんで。
まわりの者も、実際、すごく迷惑かけられて困るんだけど、
病者である本人自身も非常に苦しいだろうと察する。
その発病が なかったら、あんな物騒な騒ぎは起こさなかったはずでね。
うちの身内は、幸い、最初期の段階から相性の良い主治医に出会った おかげも あってか、また、本人もともと、融通が利かないくらいに几帳面な性格でも あったからか、この相乗効果なのか、きちんと服薬することで、うまくコントロールできるようになっていった。
発病して間もなくは、かなり手こずったけど。
まぁ、精神病や、その方面の障害が、凶行事件の原因とは言えない、と主張するのであるならば、その病気や障害に関係ない場合と同様の刑に服させるべき、となるはずでしょうよ。
なぜ、通常の刑務所ではなく、強制的「治療」措置とするわけ?
「犯罪を止める効果」なんて、なきに等しいのではと、私は思うけれども、
結果、極刑ともなれば尚更のことだが、犯人みずからも納得して、従容として、下された刑に服すことが最も望ましいことには違いないという、これは、刑法についての理念的なことなのだろうが、現実は、なかなか難しいよね。
うちは、親自身が、
「謝ったり反省したら死んでしまうー!!ううぅ」
というビョーキだったからなw
納得していない者に与える「刑罰」とは。。。