2022.06.16 (Thu)
『性風俗店の無料案内所模した案内展示に苦情、急きょ撤去 福岡パルコ』
という、少々、説明不足な感のある『朝日新聞』のウェブ記事を読んでみたんだけど。
ここで一言。
『福岡パルコ』さん江。
「陳腐ぅ!!」www
しかも、「新たな感覚を広げよ」をテーマに、
ですって?
ますます陳腐やんか、「パルコ感覚」wwww
しかも、ダサい。
さて、昔は、「住み分け」的なことが何事にも、いちおうは あったらしいが、
同じ『昭和』の時代でも、そうとうの「幅」が あってね。
だいたい「バブル」以前までは、
たとえば、私も大好物の江戸川乱歩の小説を、ある人が、子ども時分に、父親の書棚から抜き出して、こっそり読んでたら、親に見つけられて、えらく叱られたってな話も あるくらいだからw
もしも、自分の子が、乱歩の『孤島の鬼』とか『陰獣』とか『人間椅子』とか読み耽って、うふふ、えへへ、にへら~と笑っていたら、多少の心配は するかもしれないけどwまあ、なんせ、私自身が大いに好んでいる立場だからなあ(苦笑)叱りつけるというよりは、どうにか こうにか、宥めスカそうと努めるかな?大きくなってからの楽しみに取っときなさいヨとか??(苦笑)
その点、いまどきは、何不自由なき裕福な家庭で育った女子大生が、みずから好んで、最底辺の性風俗にさえ従事することも現実、それほどには めずらしくもなくなってるようでは あるからして、まあ、性的な方面に おいても、「なあなあ」「ええじゃないか」感覚みたいなものは、かの「バブル」時代から こっち、一般社会のなかで顕著になっていった傾向という指摘は できると思うね。
それでも、私自身、「性風俗」関係の「案内所」っつうのは、実際に見た記憶が ないので、パッと見ても、ピンと来なかったけど、もし、くだんの現場を通りかかって、気まぐれを起こし、その「囲い」のなかを覗いてみたとしたら、「下着姿の女性」の絵と共に、「刺激」が どうちゃら書いてあったら、なによ?コレはと、多かれ少なかれ困惑と不快を もよおしたかもしれない。
だからと言って、いちいち苦情電話を入れるエネルギーもないけど、
ただ、センス悪いなあという印象は確実に持っただろう。
しかも、これが、「アート」の御案内だというんだから(苦笑)
ま、いわゆる性風俗について、良いとか悪いとかの判断は、掘り下げていくと、けっこう困難なものが あるし、ある意味でのリスペクトも、逆に、軽蔑や侮蔑も、なんか違うとは思う。
ただ、もと「コピーライター」として言わせてもらえば、およそ宣伝や広告というものは、いわゆる「ゲイジュツ」とか「アート」ですから!と、孤高を保てば良いわけじゃないのよね。残念ながら。
主たる層に対して、どのように訴求し、誘導するかという、
そこは、あくまで、一つの商売なのでねw
だから、センス悪いし、ダサいし、そもそもカン違いしてる、
何よりも、「新たな感覚を広げ」どころか、思いっきり陳腐も甚だしいよ、ってことだ。
聞けば、
自身のヌードを、作品のモチーフ的に創作活動しているアーティストの女性も参加予定だったそうで、これを原因に、展示を辞退されたそうな。
そりゃ、困っちゃうわよね(苦笑)
カン違いした男どもに、ニヤニヤ(・∀・)ニヤニヤしながら見に来られるのもねえw