2022.07.01 (Fri)
『お見事!ハンサム ウーマンたち』の続き。
『宝塚歌劇』とか、そういうジャンルについて、特には関心を持ったことが ない私。
なので、「宝塚ふうメーキャップ方法」というのも、単純な好奇心だけで、ふうんと眺めてみただけなのだが、これが、けっこうオモシロかったの。
独特のメーキャップ術も興味深かったんだけど、何よりも、それを実演して見せてくれた、「男役」だった女性のキャラが面白くて(←文字どおりw)。
その女性のオモシロさというのは、一言で言えば、「宝塚の男役さんのイメージを壊しかねないほどの」ギャップの激しさ!みたいなことなんだけどwそれが、また、彼女の武器でも あるね。まあ、ご覧になった人は、だいたい頷くだろうなと思いますよ。
それを切っ掛けとして、『宝塚歌劇団』を中心に、歌劇の動画を幾つも見るようになったという流れです。
でね、
ここで、おおっ!と気づいたのが、
『宝塚歌劇団』「男役」の歴史のなかでも、ひときわ輝ける存在の一人である「汀 夏子」さん。
じつは、私の母校の先輩のなかには、「タカラジェンヌ」も存在しておりましてね、全校あげて、「ヅカ ファン」が多いという下地が あった。
私が高校生時分の話だから、そうとう昔になっちゃうけど、その、わが校の先輩たる「タカラジェンヌ」さんの芸名も、級友たちとの おしゃべりのなかで聞いたことは あったけれど、私個人的には無関心だったので、右から左へ忘れてしまってる。
そんな頃、
特に親しくしていたクラスメートの一人(先日のエントリー『近頃の所感の幾つかデス』でも話題にした、学年でもトップ クラスの優等生)が、
「ねえねえ、汀夏子って知ってる?」
と尋ねてきたので、私は、
「え?三浦、、、って誰??」
と、ポカンと返事したとたん、
「あ、エエわ」
と、背中を向けられてしまったでやんすw
そう言えば、いまにして振り返ると、その友人も、常にショート ヘアで、スカートはいてる姿を見たのは、制服のときだけだったような?とか、身長も高いほうで、そのせいだろうか、
短大生だった頃の彼女が、学祭の宣伝ポスターを、一人で、駅の掲示コーナーで貼り出す作業中、通りすがりの男性から、ふと、声を かけられたものの、完全に無視して やり過ごしたんだと話していたのも思い出した。
この話も、旧ブログのとき、思い出して書いたことが あったと思う。
彼女は、ジーパンに、コート姿だった。そして、高校時代と同じく、いつものショート ヘアで、掲示コーナーの壁に向かっていたから、通路側には、背中を向けていたという構図。
そこへ、道順か何かを尋ねようとした中高年男性が、
「ちょっと、にいちゃん」(!)
と、背後から声を かけてきた(苦笑)
友人は、そのとき、あたりに、他の通行人も おらず、その場には、自分と、声を かけてきたオッサンしか いないこと、
そして、「にいちゃん」と呼ばれているのが、間違いなく自分でしかないことも、分かっていたw
オッサンの呼びかけに、一切、応えないまま黙々と、学祭のポスターを貼り続けている彼女の背中に向かって、オッサンは、なおもシツコく、
「にいちゃん、ちょっと!」
と、呼び続け、
最後は、
「ちょっと、にいちゃん!にいちゃん言うてるのに!!」
と、
勝手にブチ切れかかった口調だったそうだがw
冷徹な友人は、最後の最後に、無言のまま、おっさんのほうへ静かに振り向いた。
私が、「そしたら、どうなった?」と聞くと、
くだんのオッサンは、そこで初めて、何事かに気づき、少し照れたような顔を して、そそくさと立ち去っていったというwぎゃはは
と、慰めた私で あったww彼女は、憮然としたままだったがwww
ところで、この友人、指導者になれるほど、ピアノに練達していて、
彼女の自宅に遊びに行ったとき、彼女の伴奏で、『誰も いない海』とか『ラ・ノビア』などを、のびのびと気持ち良く歌わせてもらったものでした(恥ずかしながら、あたしゃ、もと合唱部のハシクレw)。
ま、そんなことも思い出しつつ、
汀 夏子さんの、凛々しく、あるいは可愛らしく、男らしい、舞台やショウでの姿を眺めているうちに、
あの頃、汀 夏子さんの大ファンだった友人の趣味は、なかなかに高度なものだったのだなあと理解するとともに、当時の私自身も、その魅力に開眼していたものなら、『宝塚歌劇団』の劇場へと、お供していたことであろう、などと思った。
おかげで、
汀さんが退団するときの舞台の会場へドドドと走り込んでいる、熱狂的ファンの少女たちや、そのまま、おとなになっても相変わらずウットリと、汀さんを見詰めている聴衆のなかに、くだんの友人も混じっているのでは ないかと、無意識に探している しまつw
とは言え、
幼い頃、「男役」登場の場面を、テレビで見たときに、
「この人は、女の人では なさそうだけど、男の人でも なさそうだし、、、いったい、なんなんだろう?」
と、訝っていたことをハッキリ憶えている私は、つい最近まで、『宝塚歌劇』に無関心だったわけです。
そんな私でさえも、「ツレちゃん」すなわち「鳳 蘭」さんだけは別格で、子ども時分から、テレビでは何度か見ていたから、そのカッコ良さだけは知っていたので、
「鳳 蘭さんにリードしてもらいながら踊れたら、すてきだろうなあ~」
くらいの夢想は、いまでも保持しているしw
ここに、いまでは、汀 夏子さんにエスコートされる夢想も加わった(笑)
でも、
身長となると、汀さんよりも、私のほうが高いらしい。
「こんなオバちゃんで許してくださいな」と、言いたくなっちゃう、いまの私も さりながら、彼女たちも、年齢的には、私よりも、ずっと年上なのよね。
最近になって知ったには、汀さんと鳳さんは同期生だったのだそうで、けっこう意外で驚きました。
ある意味、タイプが全く異なるもんね、同じく「男役」でも。
しかし、どっちもステキだわぁ(笑)
で、
『宝塚歌劇』を中心とした動画を、あれこれ見ていくうちに、今さらながら気づいたのが、
あれは、ふつうに、もとから男性が演じても、「もひとつ」なんだ、女性が演じる男役だから、独特の魅力に満ちているのだな、ということ。
じつは じつはね、
私の母親は、若い頃、『宝塚歌劇団』では ないけれど、よく知らないのでウロ覚えだけど、たしか、往年の大女優だった「京マチ子」さんだったかな、その女優さんが、もと所属していた歌劇団にスカウトされたことが あると言っていたの。『OSK』ですかね?
でも、母方の祖父が、昔の人だからね、猛反対して。
自分の娘が芸能界入りなんて、とんでもない!女の子は、おとなしく、親の決めた相手のとこへ、お嫁に行くべし!と。
まあ、親が乗り気になっていた相手(私の母親に、街なかで一目惚れした富豪のオッサン)が厭で厭で、そのときは家出して、友人の家へ逃げ込んだことも あったという、まだハイティーンだった母親が、次の縁談のときは、もはや、断り切れなかった、それが、親父と「ダブル不倫」に至る前の母親の前夫だったわけなんだけど。
親の反対を無視して、その歌劇団のスカウトに乗っていたなら、うちの親父と出会って、不倫したあげく、私を産み落とすことにも ならなかったはずというのは、しょせん「たられば」と言えば それまでだけど、
またぞろ家出してでも、入団すれば良かったのにナーと、思うのですよ、ほんと。
おそらく、母親の人生で最大のビッグ チャンスだったのだろうし。
その代わりみたいに、もっと若くして亡くなったのかもしれないけどさ。
しかも、
私が、かつて勤務していた会社の先輩の配偶者が、たしか、やっぱり『OSK』関係者だというオマケ付きw
てなわけで、無関心だった私自身の周囲には、歌劇についての縁が、あっち こっちに転がってたんだ。
さて!
もと『宝塚歌劇団』「男役」だった かたの、めっちゃカッコイイー!!男前なダンス動画を、お一つ紹介いたしますので御座います。
『【踊ってみた】元・宝塚 彩羽真矢がカンタレラを踊ってみた【一発撮り】』
カッコイイわぁ~、うっふーん(鼻血ぃ。悶えぇ。そして、思わずマネしてみるアタクシw苦笑)
ね、めっちゃカッコイイでしょ?
でもね、
このかたは、あえて「男役」を演じていないかぎりは、めちゃカワイイ~女性なのですよ。
実年齢を聞いたら、ちとビックリだけどねw
あ、そうそう、それと、
もしも、このブログを見てくださってる人のなかに、もしも、もしも、ファッション デザイナーとか、モデル事務所とかの関係者が いらっしゃるなら、私個人的に、つよく推したいと思うのが、上掲のダンス動画に登場されている、もと「男役」さんの同期であり、御友人でもある、同じく、もと「男役」さん。
このかたも、『宝塚歌劇団』としての典型的なイメージからは、ある意味で、かなり異質なタイプなのかなとも思うんだけれど、
何も知らずに、電車とか街なかで見かけたら、(きれい、かつ、ちとエキセントリックな)男の子だと、てっきり思っちゃうでしょうね。
彼女には、ぜひ、マニッシュ、マスキュランなスーツやシャツ スタイルでもって、カラーメッシュ入りの長い髪を靡かせながら、「キャット ウォーク」とかじゃなくて、まさに『宝塚』仕込みの男役の歩きかた そのままで、ランウェイを颯爽と歩いてるとこを見たい。男性なみの高身長だし、ぜったい、カッコイイはずよ~!
彼女も、私が知ってるモデルさんたちと同様、学校時分はバレーボールなどのスポーツを やっておられたそうで、そのなかで思っていた、考えていたことなどを、少し述懐されているのも拝見したけど、けっこう意外な、なかなか興味深い お話でした。
やっぱり、『宝塚歌劇団』てとこは、レッスンがチョー厳しいんでしょうね。と言うよりも、子どもの頃からレッスン通いしてるから、入学・入団前にして、すでに、かなり出来あがってるみたいだけど。
なんせ、退団して何年、何十年も経っているのに、すっかり女性の姿に戻っていても、お子さんが いても、いざとなったら、たちまち「男役」のポーズとか声とか、ばっちりキメられるんだもんね、こりゃスゲーわ!
…
『宝塚歌劇』の動画を見ていたら、なぜか、オススメで挙がってきたのが、「空手」の動画w
なんでやねん?と思いつつも、もともと『少林寺拳法』や、ブルース・リーの大ファンたるアタクシですもの、とうてい、キライなわけがない。ええ、これまたアレコレと、見てまわっちゃいましたw
まあ、「体幹」や足腰を鍛えるメソッドを漁っていたのだから、「空手」の場合は、どうやるんだろ?という興味から見始めたわけで、バレエや、『宝塚歌劇団』の男役やライン ダンスとの共通性も あるように感じられて、おもしろいです。
ブルース・リーを見ると、思わず叫んでしまう癖の あるアタクシ、
この動画を見ても、つい、同じように叫んでしまいましたわ。
「いや~~~ん、めっちゃカッコイイ~!」
まさに、「美」だね。
これで、しばらくは、またドップリコになってしまうこと確定、おほほ~
しかし、さすがに、これをマネしたらマジで危なそうだ。。。(苦笑)
ありがちなセリフでは あるけれど、
もしも、いま、若い生徒だった頃に戻れるものなら。
たぶん、バレエか、少林寺拳法か、どっちにするかで悩んだことだろうw
ま、気まぐれで飽きっぽいアタクシですから、典型的な三日坊主で終わる可能性のほうが高いには違いないけどね。
それにしても、いまのうちに、体幹と足腰を どうにかしておかないことには。。。
さすがに、飽きるどころじゃない、まじで切実なの。なんとかしなくては!とほほ(号泣)
『Final Female Kata. Rika Usami of Japan. 宇佐美 里香。空手』