2022.07.20 (Wed)
先日のエントリーで紹介したように、
「宝塚メーキャップ」の方法という、『彩羽真矢』さんという かたの動画を最初に見たことから、思わぬ興味を持ったわけでしたが、
と言うのも、なにがオモシロかったって、
ふつう、メーキャップ方法の解説ならば、あくまでも肝心の顔面をアップで映し続けるもんでしょう?
なのに、
アイ メークに とりかかっている最中、
テーブルの上に置いた鏡を見ながらだったのだろうけど、
仕上げるのに夢中になり過ぎてか、
その間、完全に うつむいてしまっていて、
画面には、ご本人の おでこから上、オツムの てっぺんだけが延々映されてさ、それ見て、私は思わずフキだしたのですわwあはは
顔を映さず、アタマだけ映してるメーキャップの解説動画なんて、初めて見たわ~!珍しい~とww
こんな、予想外の場面に、思わず笑いだしながらも、
この人、カワイイなあ~、
『タカラジェンヌ』出身というわりには、ちょい緊張ぎみで、いかにも初々しいなぁとも思ったけど、やっぱり真面目で必死な感じが(笑)
かわいいネ可愛いねー!w
そのへんのシロウトさんの「ユーチューバー」たちのほうが、よっぽど堂々と手慣れていて、さも芸能人っぽく振る舞ってるけどねぇ。
それでいて、こーんな男前のハンサムぶりでしょ(笑)
ギャップ激しいというか、
とうてい、同一人物とは思えな~い!w
そもそも、ふつうに女性のままでも、雰囲気コロコロ変わってるしww
でもね、
たぶん、やっぱり、なかみは男っぽいタイプなんだと思う。
ご本人に自覚あるか どうかは分からないけど。
女優さんとかモデルさんも、外見とはウラハラな、男っぽいタイプが多いっていうよね。
私個人的にも、実際に知ってる人で、頷ける人たちが少なくない。
で、こういう、「ギャップの激しさ」って、かの汀 夏子さんも、そうなのよね。
リズム感とサービス精神のカタマリみたいな彼女も、「男役」のときは、思わず見とれるほどのカッコよさだけど、
女性の姿に戻って、ドレス姿になったら分かるよ、
まあー、ウエストの細いこと、脚の細いこと!
単に長くてスラッとしてると言うよりも、えらく華奢なんだわ。
あの細くて華奢なオミアシで、「娘役」さんと踊っているあいだ、支えたり、抱え上げたり、よく やれたなあと、フシギで感心。
まあ、太腿あたりまで見たなら、やっぱりダンサーとかスポーツやってきた人には特徴的に発達した太腿なんだろうけど。
二の腕なんかは、娘役を抱え上げたりしているうちに、だんだん、筋肉が ついてきたと、むかし、鳳 蘭さんが話されていたのを憶えてる。
しかも、汀さんって、女性として話しているときの声の、なんとも優しげで、胸キュンになるほど可愛らしいこと!あの「男役」の凛々しい声は、どこから出てるの??ってくらい。
最近まで、『宝塚歌劇』に無関心だった私だけど、それでも、ただ一度だけ、汀 夏子さんが登場した場面を、まざまざと憶えていた。
むかし、あるテレビ番組内で、他の出演者たちと共に、ゲストとして登場しておられたのだと思うけど、番組名や内容に関しては、すっかり忘れている。
けれども、汀さんが登場した場面だけ、くっきりと憶えているのです。
それは、何の成り行きからか、「女性に戻っている」はずの汀さんが、男役の しぐさでもって、ひざまづいて、同じく出演者である女性の一人に向かって、一輪の薔薇を差し出す演技の、見本みたいなことを されたのだけれど、
すご~くカッコよかったの!だから、憶えてるの。
ああ、この人が。
『宝塚歌劇団』「男役」出身の、
私の高校時代の級友が大ファンだった、
かの汀 夏子さんなんだ、なーるほど!さっすがー!と。
あんなロマンチックに、薔薇の花など捧げられたら、たいがいの女性はイチコロで ございます (笑)
でもね、男性がたは、けっして、真似しては なりませぬ。
「ふっw取って付けたみたい。似合わんことは やめときなはれ」
って、冷たく言われちゃうよw
男役さんの、しかも汀 夏子さんだから、シビレるほどカッコイイのです。
先日のエントリーで言ったとおり、
ふつうに、男性が演じても、おそらくは、イマイチ。
それは、たぶん、
「キザが、鼻につく」
だけだから、かなぁ?と。
そこへ いくと、「男役」って、徹底的に「キザ」が許される世界なのよね。
と言うか、キザでなければ ならないのですわw
男役さんの熱心なファンである男性も、けっこう いらっしゃるみたいなのですね。
われわれ女性の心理とは、また異なるのだろうか?
思い出したのは、
後藤久美子さんが独身時代に、ある大河ドラマで、苦悩する若い武将を演じたことが あったそうで。
悲劇的な最後を迎えた物語は、歴史上に あったことらしく、出陣して、瀕死の重傷を負いつつ敗走するとかいう場面では、ある有名な知識人の男性だったかが、そのシーンを見ながら、ボロボロと泣けて、しょうが なかったほど泣けたと、そんな話を しておられた。
たぶん、ふつうに男性の俳優さんが、この青年武将を演じていたなら、また違う反応だったのだろうか。
あ、それと、
カッコイイ男役の しぐさ、ってのをレクチャーしてもらいましたー!ってな内容の動画も あったので、流れで見せてもらいましたが、
同じく『宝塚』の大先輩で、やはり男役だった、魅力的な女性たちが、
いろいろなシチュエーションに おける男役としての動きとコツなどを解説されていたのだけど、
キザでカッコイー!ポーズをキメた直後、なぜか、
「わーい!!(*´▽`*)」
ってな感じで、全員でバタバタ飛び回るのよね(爆)
あれ見て思ったのは、
「歌舞伎」の「女形」との違い。
うちら女性陣も負けるくらいの、それは それは、しとやかで、嫋々たる女っぽさでしょ。
さすが、歌舞伎の女形ともなれば、プライベートの日常生活からして女であることを貫くらしいだけのことは あるなあと。
『「女形」と少女』
でもさ、
歌舞伎役者の男性が女装して、女性としての しぐさやポーズをキメて見せたからって、
いちいち「わーい!!(*´▽`*)」なんて、
大喜びして飛び回ってハシャいだりしないわよねぇ?w
そんな場面は見たことが ないww
そのあたりに、男性の「女役」と、女性の「男役」との違いが出てるのかなぁと。
でね、
興味深いのは、やっぱり汀 夏子さんの場合。
ドレスを着たら、「女装」と言われちゃうくらいwご本人も、女性に戻った姿になると、どうにも照れくさいみたいなのね(笑)
やっぱり、なんかハシャぎ気味になるところを見ると。
あきらかに、男装しているときのほうが落ち着くらしいことは、傍目にも分かります(笑)
カッコイイ男役をキメたら、つい、みずからハシャいでしまう女性。
本来の、かわいい女性の姿に戻ったら、やけにハシャいでしまう女性。
ちなみに、
汀さんは、「漫談家」でも あります?w
掛け合い相手が いる場合は、たちまちにして漫才師に なられます。
カミヌマなんとかいう芸人さんより、もっとオモシロいww
そういうところが、まさに「大阪の子」やなあ、大阪人の宿命かなあ~と思いますねん。
黙って澄ましていれば、完璧な男前や美女で通るものを、しゃべるとね、ついつい、本性がねwww
年齢を重ねてきた彼女の素顔を見れば、はっきり言って、大阪で よく見かけるオバちゃん的な感じでも あるのですよ。
ところが!
舞台やショウでは、あの迫力ある、シビレるカッコよさでしょ。
歌声も、ダンスも。
おまけに、漫談もデキる!wすばらしいわよね!!
もちょっと私が若い頃に出会いたかったなー、クスン