2022.07.09 (Sat)
私の夏は、過去から、いちだんと男化する季節でありました。
ファッションも、てきめんに「ヒッピー」化するとともに、
夏季の洗面・浴室に欠かせない身の回り品も、まずはシャンプーから。
昔からの定番商品である『トニック シャンプー』というのに変えちゃったりw
こないだは、コンビニへ急ぎの用足しついでに、これも、夏には欠かせない身の回り品の一つとなった、ボディ用汗ふきシートってやつ、それの大判タイプを見つけ、おお、これは良いね♪と思って、レジに持ってく途中、気が ついたら、男性用だったw
でも、まあイイと思ってwそのまま購入し、家で使ってみたところ、ぐっと大判だし、しっかり厚手だし、ガッツあるクール感と共に、シトラス系の香りも大いに気に入ったので、また買うつもりで~すww
だいたいさ、(日本の)女性用は、洋服ひとつ とっても、大概そうなんだけど、
平均から見れば、かなり身長が高いほうに入る(小学生のうちに、160cmを優に超えていた)私にとっては、ありとあらゆるものが、ちと寸足らずだったり、低すぎだったり、なのよ。
若い頃は、
「ふん、日本人の、特に女性は、まだまだ、おチビちゃんが多いからよねぇ」
などと、ついヒネクレた気分になったりしたもんだけど、
洋服もね、ほとんどの場合、身ごろ等は合っていても、丈は許容範囲でも、袖丈が足りない傾向。
われながら、
「腕だけ長い体型なのかよ?」
と、思ったりしたけどw
冬季に重宝するニットの手袋などは、指先から早々と生地が薄くなってくるんだけど、若い頃は、買い替えるのを惜しみ、指先が破れた手袋を、できるだけ、ポケットに手を突っ込んでいるようにしながら、一冬を使用し続けたなんてことも よく あった。
いまでも、長袖は少し苦手で、すぐに、たくしあげたくなるし、
冬季には、長袖の上に長袖、そのまた上に長袖のコートなんて服装だと、それだけで、なで肩の凝りが酷くなる。
なので、シャツとかカーディガンなどの類は特に、女性が着ても、あまり違和感ないデザインであれば、いまでも、男性用のほうを好んで着ている。ほんとは、可愛いの大好きなんだけどね(苦笑)
余談だけど、
学校を出たばかりの若い頃、当時も、髪が長かった私が、アルバイト先の同僚に言われたのは、
その同僚は、私の肩の高さにも届くか どうかというほど小柄な女性なのだけど、その人たちと しゃべっていたときに、
「満員電車のなかで、前に立ってる人の髪の先が、ちょうど、わたしの鼻先に来て、痒いわクシャミ出るわで、腹が立った」と(苦笑)
当時も、背中まで垂らした髪に、リボンやら可愛いヘア アクセサリーを付けまくってた私に、
「昔の仕事で使い余したから、もらって」と、
色とりどりの各種リボンが、いっぱいに詰められた箱をプレゼントしてくれた、母親くらいの年齢の、優しい同僚も いた。
あれから、はや、幾年月、、、だw
苦節ン十年を経て、ババァになっても未練がましくwいまだ大事に保管してある、大量の各種アクセサリーや夢いっぱいな可愛らしいリボン
などを、誰か、もらってくれませんかの?
わても、もう、いつまで、こうして生きておれるやら。。。ww
こういうときは、さすがに、娘でも いたらなあ、、、と思っちゃうの。
自分が、この者に譲り伝えたいと思える存在が いるのは、幸せなことですわね。
誰であれ、この人に譲りたい、これを伝え残したいと思える存在が いてくれるというのはね。
で、
髪が長いまま垂らしていると、いろいろなトラブルやアクシデントが起きやすい。
一時期、モデル レッスンのスクールに通っていたことも あるんだけど(かなーり、トシくってからでしたが!w)、そこのヘア・メイクの講師に、髪が長すぎるのも短すぎるのも、どっちも、基本的に、モデルにはNGです!と、言われたことも あった。いろんなコンセプトに おける撮影やショウのテーマに合わせた、臨機応変なアレンジなどが やりにくいからとかいう理由だったと憶えている。
まあ平凡な職業に おいてもね、たとえば、20代の頃、仕事中の移動で、けっこう混んでいた電車のなかに立っていて、目的の駅が近づいたので降りようとしたら、誰かが、うしろから、私の髪を引っ張ってる。
驚いて振り向いたら、
そばに立っていた、サラリーマンらしき男性の背広のボタンに、いつの間にか、私の髪が巻きついちゃってたんだ。
電車は、降車すべき駅に到着し、ドアも開いた。
見知らぬ男性の背広のボタンに巻きついてる自分の髪を、必死に ほどいて、すみません!ごめんなさい!と、平謝りしつつ、間一髪、駅に降り立つのに間に合い、先に降りて、ハラハラしつつ見守っていた同僚たちともども、大いにホッとしたことが あった。
(美容室に行くのをケチってw)、髪が、腰や お尻に届くくらい、長く伸ばしていることが多い私は、ふだんは、おだんごシニョンにするか、「中国人かなー?w」と言われるみたいな、背中で1本の三つ編みにしてたりするんだけど、
これも同じく20代の頃、駅ビルのなかを歩いていたら突然、後ろから、垂らしていた1本三つ編みを、グイッと引っ張られたことが あった。
ビックリして振り向くと、
「犯人」は、近くには見当たらなくて、すでにスタコラと、少し離れた前方のほうに逃げており、なぜか、そこに立ち止まって、ランドセルしょった半ズボンの男の子が、興味シンシンの ようすで、こちらを見ていたので、私は、
「こらぁー!」と、
その小学生らしき男児のほうに、こぶし突き上げて怒鳴ったんだけどw
そのとき一緒に居て、一部始終を見ていた同僚が大笑いしながら、
「あの男の子、あんたの長い三つ編みを、付け毛か どうか、引っ張って試そうと したみたいwせやから、ちょっと離れた所まで逃げて、こっちを観察してたやろww」
「あんたが、ゲンコツ突き上げて、ごらぁ~!
って叫んだとたんに、ピューーー
と逃げていったなあwww」
と、爆笑していた。(苦笑)
話題、変わります。
先日、いくつか見かけた記事に、
池の鯉が集団で円状に泳ぐ現象、という内容のものが あった。
それを見た人の、いろいろな感想などが述べられていたが、
読んで、思い出したのは、
むかしの実家の庭に、ちょっとした池が あり、その池で、金魚を何匹か飼っていたこと。
池には、噴水が出るようにも してあり、
特に夏場の暑い日は、時おり、水を吹き上げさせ、それを眺めつつ、涼を取るというような ひとときも あったのだけれど、
あるとき、小学生だった私は、噴水を出している あいだに限って、金魚たちが、噴水の周りを回るように泳ぎ始めることに気づいた。
しかも、
噴水の口から迸り出た水が、池の水面にパシャパシャと、滴(しずく)に なって落ちてくる、その ちょうど真下を狙うかのようにしてグルグルと、全員で輪になって泳ぎ回るのだ。
そして、いつにも増して、元気が良い。なんだか楽しそうなのである。
どうやら、吹き上がった水の滴が間断なく降ってきて、水面に当たる、その感触を楽しんでいるように見えた。
手を叩けば寄って来て、
水の上から、そっと、指を差し入れたら、餌と間違えるのか、おちょぼ口を精いっぱい とんがらせて、頻りに つっついてくる。
それは餌じゃないんだと分かっても、なおも、入れ替わり立ち替わり、みんなで、指先を つっつきに来る。
藤の花穂、睡蓮の花影で、追いかけっこしたり、まどろんだりしていた金魚たち。
『「フロリダ」』
読んだ記事は、鯉の話であるし、噴水とも関係ないようなので、むかしの実家の金魚たちと同列に語るのは違うのかもしれないが、
ふだんは静まっている池の水面が、突如として降ってくる滴によって、ちょっとした衝撃波のような現象が絶え間なく起きるわけだから、それを体感して楽しんでいたように思える。
あの小さな金魚たちにも、われわれと同様に、ささやかな気分転換の娯楽が あったということでしょうか。