2024.08.27 (Tue)
「電子レンジ」と聞くと、
思い出したくもないのに、ついつい、あの頃の出来事を思い出す。
当ブログの読者さんなら、多少は知っておられるだろうが、
うちの母親も、そもそもから冷酷な側面が あり、子どものなかで唯一、気を許せた実の娘である私を、障碍を背負わせていることの反動からなのか、逆に、つけ込み、タカを括り、まるで召使いのように見做して、アゴで扱き使ってくれるような面も多々あったのだけれど、
持病が深刻化してからは、こっちが泣きたくなるくらいに、ますます異様な依存を剥き出しにしてきたものだが、
親父よりも、ずっと年下だった母親が、60歳代のうちに病死、
とうとう一人暮らしになった親父が晩年となったあたりからは、
それでも、生来、頭の回転だけはシッカリしていて、いちおうは元気で存命だった頃の母親が、家に寄せつけることもなかった類の連中、
たとえば、
親父の先妻との娘らとか、親父の酒盛り仲間である悪友連中などが、たちまちにして、うちの実家に入り浸るようになった。
あとで知ったには、
そのたびに、親父が作話しデッチアゲた、私の母親の、数々の悪事のことやら、
そこから移行・発展させて、
いまや私の悪口ざんまいで盛りあがっていた、ということらしかった。
なぜか、近所の家の、おかあさんと二人暮らししていた息子さんまでが、いつの間にやら入り浸っていて、
この人との面識が なかった私は、自分の仕事もあるし、その頃には、ヘルパーさんに来てもらえるようにもなっていたので、その分、実家へ行く回数が激減していて、しばらく知らないままでいたのだが、
あるとき、親父が入院したので、主治医から、もともと酒好きな親父は、とっくにアル中になっており、認知症も伴っているということを告げられ、そのため、金銭管理などについても忠告されたことから、まずは、実家に行き、通帳などの保管場所を把握しなければと、探しに取りかかっていたら、
くだんの、近所の息子さんが、いかにも「勝手知ったる」ようすで、
なんの断わりもなくズカズカあがり込んできて、
どうしたの?と尋ねるので、私は、なかばギョッとしながら、事情を簡単に説明したら、
「ああ~、通帳はねえ」
と、親父の部屋の本棚の扉をサッサと開き、「ここにあるよ」と指し示したので、私は、内心、あっけにとられた。
たとえば、電子レンジなどの家電品も、購入して、それほど長くは なく、まだまだ使用できるのに、なぜか、突然、新品に取り換えられていて、しかも、それまで使っていた製品に比べて、見るからに安っぽいので、怪訝に思っていたら、
ヘルパー派遣事務所の、親父を担当していた、もと看護師でリーダー格の人が、
「じつは、こういうこと、何度も あったんです」
と、打ち明けてくれた。
そのうえ、毎朝、親父と一緒に、近所のカフェに通い、「モーニング」などを奢らせているんですよ、とも言っていた。
それくらいで済むのなら、高齢の親父には、近所づきあいも有意義だろうと、まあまあ許容範囲かと思えたのだが、
電子レンジの件と同様で、まだ じゅうぶん使えるはずの電化製品などを、そろそろ買い直したほうが良いよと、次から次へと、親父に つよく勧めて、親父が それを受け入れたと見るや、勝手に購入してきては、その代金を請求するのだと。
しかも、
「レシート一切なしで、ですよ」。
だから、
「おとうさん、その近所の息子さんの言いなり状態になってます」
と、教えてくれたわけ。
それで、
親父に、そういうのはマズイよ?と注意したら、親父は激昂。
「俺のカネを、どう使おうが、おまえに関係ない!!」
と。
まあ、酒乱でDVざんまいのくせに、それでも、親父にしてみたら、
「世間一般なみの親子とは違って(?)おまえが無職のあいだは、生活費のメンドウみてきてやったろが!このデキソコナイが!もっと尽くせ!恩知らず!!」
とでも言いたかったのだろうが、
自分たちの不注意、だらしなさのせいで、いらぬ障碍を抱えさせておきながら、いっさい知らんぷりしていた無責任さを棚上げして言う資格は ないわな。
社会への第一歩である受験や面接段階からして、ひどく苦労させられたんだから。
ちなみに、
くだんの「近所の息子さん」、まだ40歳代くらいの、いたって健康そうな外見だったが、なぜか、無職。
精神的な病気だとも聞いたことが ないのだが、
どうやら、おかあさんの、乏しい年金だけで生活してるらしかった。
両親ともにだが、どちらも、それぞれに、どこか異常性を帯びた性質で、一見は、それなりに世間体の良さげな、しかし、その裏では、
高齢、晩年となって以降は特に、
もともと、ある種の「倫理観が薄い」という意味で、だらしがないところも あった親父が、一人暮らしの自由気ままを満喫するようになってからの実家の ありさま、
それを思い出すと、いつも、心底ゲンナリしてしまうの。
そして、つくづく思う。
「わたしの苦悩は、だれも知らないし、分からない」
と。
やれやれ。。。
「犠牲者とは、自分が受けた不当な被害を証明することが出来ない人のことである」――リオタール
さて、
ここも、いつも読むわけじゃないが、たまたま見かけて、興味や関心が ある話題なら、ササッと目を通してみるメディアの一つ、
All About 8/25(日) 21:10
『電子レンジで「ウインナー」を調理しても大丈夫? 爆発しそうで心配です……【家電のプロが回答】』
~
◆現在ではレンジ加熱ができるものが増えています
電子レンジは、マイクロ波が食品に含まれる水分を振動させ、その摩擦熱によって食品を温める仕組みです。このとき、水分の一部は蒸発して水蒸気になります。 ウインナー(ソーセージ)は基本的に羊の腸に調味料で味付けしたひき肉を詰めたもの。水は蒸発すると体積が約1600倍になるため、レンジで加熱すると膨張した水蒸気が皮を破り爆発する可能性があります。このため長らくウインナーはレンジで加熱しないように言われていました。しかし、現在ではレンジ加熱ができるウインナーが増えています。
~
という、この記事を読んでいるうちに、
詳しくは知らんけど、レンジ使うんなら、ちょこっと切り目を入れとくとかしたらエエんちゃうの?などと思いつつ、
いつのまにか『ビッグ バン』理論のことを考えていたw
じつは、私とこ、電子レンジも ありませんゆえ、
ウィンナーを温めるときは、ボイルすることが殆どなのだが、加熱し過ぎなのか、皮が固く感じられて、ちょっと気になることも時々あったので、健康上の観点では、ボイルが推奨されているらしいけど、
とあるコメントを参考に、今度、フライパンで「蒸し煮」してのち焼くという方法を試してみようかなと思った。
ウインナーの調理方法から宇宙理論へワープし、
そして再び、ウインナーの美味しい食べ方へと、無事に帰還いたしました。
地球は青し、ウインナーは美味し。