2015.06.27 (Sat)
【旧ブログより】
Tanagraeanの庭幻想 2013/05/10 15:15
近所の大きな団地の広い敷地のなかを通り抜ける途中、各棟のあいだ あいだに、木々と、そして芝生のスペースがあって、今ごろの季節には、シロツメクサの花やら、名前を知らない、ピンク色の小さな可愛らしい花が、良い感じで、そこ ここに群がり咲いていて、ちょっぴりロマンチックな雰囲気になります。
なんとなく、Tanagraeanの庭♪と、私だけ秘かに呼んでます
Boughton(1833-1905)A Tanagraean Pastoral(1902)
カテゴリ:その他 > 日記
”Kiss of Life”
…
そして、いまは、
その団地に居付いている猫たち、なかでも、今春頃に生まれた子猫たちがスクスク育ってきていて、敷地内の あちこちに たむろしている。
すぐ真横を、私が自転車でスイと通り過ぎるのを避けようともせず、通路の真ん中で、おまた盛大に おっひろげて堂々と毛づくろいしていて、
「こらこらー、あぶないよ?」
ブレーキかけて見おろして覗き込むと、
「ん~?なあーに?」
とキョトンとした表情で、
おまたの そうじしてた小さな舌を、ぺろんと垂らしたまま、こちらを見上げる。
その光景を、かたわらで、の~んびり寝そべって、くつろぎながら眺めている仲間の猫。
本格的に梅雨入りする前の この頃、数日前は、まだ爽やかな風が吹き抜けてたけど、
じきに、ムシムシして暑い暑い日本の夏がやってくる、
それまでの、ホンの ひとときだね。
って、
この文、しばらく寝かしておいたうちに、どんどんムシムシ暑くなってもうた。
日本は、とても暑いか、寒いか、だいたい、その どっちか。
慌ただしい季節に翻弄され毎年毎年、ハンパない寒暖が繰り返されるにも かかわらず、
何十年と生きてきて、いっこうに慣れるということが ない。
年齢と共に、暑さ寒さに消耗する度合いを実感する。
寿命の短い猫たちにとっても、
快適な風を全身に浴び、ほんにゃら とろんと寝そべっていられる季節は僅かだ。
この子たちは、ここの住民に、いくらか養われているのか、ノラにしては、それほど痩せておらず、人懐こいのが多いのだが、
以前のエントリーで書いた「クロちゃん」のように、
秋が訪れる頃から冬が来る前にかけて、ほぼ一斉に、姿が見えなくなることがあるのを、私は薄々気づいている。
先日、そのクロちゃんに よく似た、全身つやつや真っ黒な子を見た。
やはり、この春の生まれだろうか、まだ成猫には全然届かない体格だし、その子はレモンイエローの眼の色だから、エメラルド色の眼をしていたクロちゃんでないことは、すぐ判別できた。
若い頃、「竹久夢二」の描く女人に似ている、と言われたことがある私
(このことを聞いた母は、「そりゃ お世辞やろ!お世辞!!」と、腹を揺すって大笑いwフン)。
一応なぞらえて(笑)クロちゃんと、私。