2023.08.26 (Sat)
夏場は、特に子どもの重大事故が増加するのは昔からだが、
最近、地方のスポーツ施設や自治体絡みの子どもの事故で、「手づくりウォータースライダー」なる遊び道具を利用していた子どもが、残念にも死亡という結果になって、経緯や事情から、結局は、おとな側の隙や、いろいろと油断が招いたことのようなので、では、誰が どう責任を取ることになるんだろうと思いながら、私自身の幼い頃の出来事をも、ふと思い出していた。
その当時、私は、まだ1歳児だったのだが、非常に奇妙な難産の末に産み落とされた副作用なのか、生育上の特異点が幾つか あり、一応の体格的な表面上では、平均よりも異様なほどのスピードで発育していたということも あってか、
たとえば、「ハイハイ」は、とうとう できなかったまま、生後6ヵ月を迎えた ある日、いきなり立ち上がって、同時に歩き始めたという珍現象も あったらしい。
じつは、このおりのことも、私は、自分自身の心境みたいなものとして、かすかに憶えている。
もし、愚母が、もう少しマトモな心構えで産んでくれていたら、
それこそ、「胎内記憶」というものも、明瞭に憶えていたのでは ないかと思えるのだが、なにしろ、母胎に居た頃は、酸素の供給すら途絶えていたので、ほとんど死んでいたw
親らの事情で、母親と私の「母子家庭」状態でスタートした、わずか1歳児だった私の記憶にハッキリ刻まれているほど、当時、周囲に いた人々は皆、大いに私を可愛がってくださっていたので、まるで身内さながらに、「末は博士か大臣か」ならぬ、
「これは将来、オリンピック級の選手になること間違いなしだ!」
などと、
町内の誇りであるかの如く、単純に褒めそやし(たぶん、基本的な育児理論としては間違ってる受けとめかただったろうとは思うんだけどねw)、
私と同年齢の子の おかあさんは、
「うちの子は、まだ、ハイハイが やっとなのに、、、」
と、僻んでいたことなども、私が長じてから、うちの母親が得意まる出しで言っていたのを憶えているが、
自分自身もスポーツが得意だったという母親は、これまた単純に喜んで、いい気になっていたようだが、
そんな頃の、あるときに、いつも遊んでくれていた近所の子どもたち、私よりも5、6歳くらい年上の、幼稚園児か小学校に上がったばかりの おにいちゃん、おねえちゃんたちが、私を楽しませようと、ままごと遊びなどに使用していたゴザの類を広げ、その真ん中に私を座らせてから、自分たちは、ゴザの四隅や端っこを、それぞれの小さな手で つかむと同時に持ち上げて、それーっと引きずりながら駆けだした。
最初のうちは、喜んで、ゴザの真ん中に鎮座していた私だけれど、近くの坂道になっているところに差しかかり、いちだんとスピードを上げて坂を下り始めたものだから、たまらない。
幼児は、頭のほうが重い。不安定なゴザに包まれて持ち上げられているから、からだの重心を保っていられないわけで、しまいには、ゴザの内側で激しく転げ回されている状態になり、背中と言わず頭と言わず、全身を、石ころだらけの地面に ぶつけていくうちに、痛い!やめてー!と、声を あげることも できない1歳児の私は、ここで泣いては いけないと思いながらも、がまんできない痛さに、とうとう、大声で泣きだしてしまった。
すると、やっと、異変に気づいた おにいちゃん・おねえちゃんたち子どもが、あわてて停止し、私を包むように持ち上げていたゴザを地面に広げなおし、その上で大泣きしている私の姿を発見して、しまったなあ~と、全員で戸惑っていたところ、
私の泣き声を聞きつけた、近所のオバさんなどが飛び出してきて、ゴザの端を握ったまま、しょんぼり立ちつくしている子どもたちを叱りつけた。
私は、申しわけなくって、いまだに、忘れられないわけ。
だって、おにいちゃん・おねえちゃんたちは、いちばん年下の私を、いつものように、遊んで喜ばせてやろうと考えて、ゴザに乗せて走りだしただけなので。
でも、申しわけなさよりも、痛いのが優先して、涙が止まらない私だった(苦笑)
それと、
もう一つは、これも、たしか、夏場の一日だったと思うのだけど、
ある日の夕食時、わりと早い時間帯だったのか、父親は、まだ帰宅していないし、大学近くの下宿から帰って来ていた兄と母親と私の3人で、食卓を囲んでいる最中、当時10歳くらいだった私は、その時間帯に、いつも見ているテレビ番組のことを思い出し、何時からの開始かを確認しようと、親らに聞いたのだったか、母親が、番組欄を見る夕刊を、まだ取り込んでないというので、じゃあと、自分で取りに行こうと立ち上がり、玄関先の板の間に来て、滑って転んだ。
それだけでは済まず、
食事中に使っていた、自分専用の箸を持ったまま立ち上がって歩きだしたという、とても行儀の悪いことを やったもんだから、転んだ ひょうしに、手にしていた箸の1本が、ものの見事、私の眉間のド真ん中に突き刺さってしまったという、とんだオマケつき。
思わずエ~ンと泣きながら、茶の間に戻ったら、箸が突き刺さってる私のオデコを見て、兄も母親もビックリ仰天w
兄は大急ぎで立ち上がり、まずは とにかく、妹のオデコに突き刺さっている箸をスポッと抜いてくれたのだが(苦笑)
いま振り返ると、うちの母親、このときも、医者に診せようともせず、とりあえず、薬箱の軟膏を取り出して、塗りつけてオシマイにしてくれたww
いまだに、まざまざと思い浮かべるのは、
箸を抜き取ったあとの、ぽっかり開いた小さな穴●www
中学時代、親父の不注意で、屋内の壁の片隅に、まとめて立てかけるように置かれてあった紙袋のなかから鋭く突き出ていたガラスの破片で、何も知らず、通りかかったとき、左脚を ぐっさりと切り裂かれ、何針も縫ったことが あったのだが、
そのときと同様、
ふしぎなことには、しばしの あいだ、一滴の血も出なかった。
しかし、眼に当たらなかったのは、もっけの幸いと言うべきなのだろう。
以後、自分で、穴に軟膏を、塗ると言うよりも「詰めて」いるうちに、いつの間にか、きれいに塞がっていき、跡形も ない。
あと、最近の話題では、物価高。
最近も、日用品の買物から帰ってきて、つくづく実感した。
特に、ティッシュペーパーの実質値上げであるサイズ ダウンなどについては、もう数年前から、うちのブログで指摘してきているのだが、
愛用していた大手メーカー品が、いつの間にやら、サイズや枚数を下げ始めたのに気づいてから、よく行くスーパーマーケットの、「プライベート ブランド」ってやつが、サイズや枚数は、もともとのままで、しかも、価格は、いくらか安いということにも気づき、そっちに乗り換えたりもしていたのだが、
それも、あるときから、サイズを大っぴらに下げたのみならず、紙の質が、極端に薄く、悪くなっていて、いかに価格は据え置きでも、ふつうに用を足せないほどの劣悪な品質になってしまって以来、けっして買わない。
そうして、
以前から、わりと よく使っていたメーカーのトイレット ペーパーも、ついに、サイズ ダウン開始。
しかも、とっくに大幅値上げ済み。
要するに、
いわゆる「ステルス値上げ」プラス堂々の値上げというダブルパンチを見舞ってくれたわけね。
…
ほんとうに、
あれやこれや世知辛いという以上に、日常が暮らしにくくなってきている。
しかも、もともとの国民性のイヤラシサみたいなものもキツくなってしまってる昨今。弱い者イジメばっかりだ。
まあ、私には、いろいろな個人的事情も あるんで、けっして、この先、長くは生きておれないだろうから、それだけが、せめてもの救いかな。
【続く】