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とりあえず、ひかりのくに
     
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2023.08.26 (Sat)

最近の事故・事件について思うことの続き。

 

あ、そうそう、例の『札幌』市の、一家総出で首ちょんぱ事件ね。

先に、買物とか物価高のことに触れたからか、チラッと思ったのが、

あの下手人は、まったくの無職だったらしいから、むろんのこと、稼ぎもゼロだったわけだが、

何を買うにも、どこかへ出かけるにも、すべて、精神科医やってた父親が、いちいち承知の上で支払いしてやってたようだが、
すべてにわたり、そういう状態だったのだろうか。

本人が、いちおう、自分の自由で使えるような「お小遣い」というものもゼロ?

 

障碍を負っている私自身も、大なり小なり経験が ある、「経済的虐待」ということでは ないにせよ、

いいトシになった娘が自分で支払いすべきところを、過保護か過干渉だか知らないが、
父親が、そのとき そのとき、その場その場で支払ってやっていたということなら、それも また、ある意味の「がんじがらめ」状態だったんではと思う。

やっぱり、過保護とかいうよりも、むしろ、監視的傾向を濃く感じる。

そうなると、あの事件の異様さを鑑みるに、結局のところ、何が目的の「監視」だったのか?という疑問も起きてくる。

 

 

最近の『ヤフーコメント』で、いわゆる「ヤメ検」の弁護士さんが、やっと、少しはマトモな専門筋らしい見解を出しておられたが、

いやはや、
これまでの専門家筋、心理学者らの、焼けたか煮えたかワカランような、生半可な ていの、ゆる~い「見解」よりは、ずっとマシだったように思えるw

 

「暴行に対する復讐」のためだったんだから、親子全員、許容できる!理解できる!!などと喚き散らすヤフゴミんも、ほぼ すっかりと、鳴りを潜めたようだし()

 

たしかに、
あの親子らの結託ぶりの基礎には、ある「共通目的」が あって、それを めぐって、利害を同じゅうしていたため、互いに協力し合っていたのだとするならば、そこには、「復讐」という、少なくとも感情が あったのかも しれない。

ただし、その「復讐心」が、はたして、われわれ第三者にも理解可能なものだったか、あるいは、それなりに妥当なものだったのか どうかは、また別の問題であることは論を俟たない。

 

おそらく、理由はコジツケでも よいから、崩壊しかけた家族間の「連帯意識」を保つのが第一の目的だったのかもしれない。

連帯感を高める(=自分が攻撃されない)ために、「外敵」設定は、政治の世界でも古典的なセオリーだ。

 

 

たしかにね、うちの身内でも経験してるけど、必ずしも、直接の担当医でなくっても、治療する側の一員として、あるいは家族でも いいので、精神科領域の治療には、患者の信頼が、第一に重要になってくる。

じつは私も、先日のエントリーで述べたように、母方の叔母が罹患したとき、やはり、私らから見れば、いろいろと荒唐無稽な類の言動が頻発したので、うちの母親は、そのたびに、

「あんた、なにをバカなこと言うてるんや!」

と、いちいち怒鳴りつけてた。

姪である私は逆に、とりあえずは、「ふうん、そうなん?」というふうに、いったんは受けとめてあげてたので、今度は、

「うんうんと聞いてやってたら、妹が、ますますヘンな妄想に浸ってしまうやないか!」

というふうなことを言って、かえって、私が怒られた。

当の叔母は、私と母親の応酬を見て、拗ねたり泣いたりしていたが。

 

そう言えば、

その母親が倒れたあと、ほぼ寝たきり状態になって長期入院中、いつものように仕事帰りに見舞い、介助しながら夕食を済ませてあげたあとで、いきなり、足が痛い!と騒ぎだしたので、母親の足を さすりながら、そんなに痛いのなら、看護婦さん呼ぼうか?と、私が言うと、そばで見ていた親父が、

「いや、こいつは、近頃いつも、どこそこが痛いって言い出すんだよ」

と、私を制止し、それから、今度は母親のほうへ向かって、

「どこが痛いんだ!?足が痛いのか?腰が痛いのか?どこだ!!」

と、厳しい口調で問い詰めたら、母親は、ヤケクソのように、

「腰が痛いーっ!」

と叫んだので、

「え?足じゃないのかよ

というようなことも あった(苦笑)

 

 

さて置き、

直接の下手人である娘のほうは、三十路を目前にするまで、さんざんワガママほうだいに育てられたという話が本当なら、いま、取り調べで、さぞかし、何もかもが生まれて初めての不自由な状態だろうから、いずれ、子どもの頃から やってたという、火が点いた如くに凶悪なブチ切れ状態を発揮しやせんかとも思われるw

 

「家族共通の精神疾患」も ありうることと指摘されている親子全員を、次は、当局が「精神鑑定留置」を開始する予定だそうだが、

やはり、この事件の報道当初から、私が危惧していた、精神科医たる父親よね、最大の問題は。

通常の2、3倍くらいなのだろうか、異例の長期間を費やすのも頷ける。

これに相対する任を負うことになる専門医は、よほどシッカリした人を、慎重に選っていただかないとね。

 

単に、猟奇とか快楽殺人とかで単独犯というレベルでは済まないのだから、

ほんと、前代未聞と言っていいほどの、難儀なことになってきたみたい。。。

 

 

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