忍者ブログ
とりあえず、ひかりのくに
     
<< | 2025年07月 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 | >>
[294]  [293]  [292]  [291]  [290]  [289]  [288]  [287]  [286]  [285]  [284
Updated   
2014.09.12 (Fri)
恐ろしき「伝言ゲーム」


<福島原発事故>細野氏「菅氏、吉田所長と信頼関係築けず
毎日新聞 912()2043分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140912-00000124-mai-pol



最高責任者の地位にあろうとも、一個の人間に過ぎない。
誰しも大パニックに陥り、引き続いて、寝食が長期間にわたり厳しく妨げられるような緊急事態に備え、そんななかにおいても、被害と悪影響を、より少なく済むべく抑えつつ収拾を図るために、明確な言語をもって指示するマニュアルがあるはずなのだが。

なかったのか。

なかったらしい。



何度も私は言ってきたのだけれど、

特に今回の原発大事故では、

最初から分かっていなければならぬことが、故 吉田所長すらも含めて誰一人、わかっていなかった。



コストカット」と称して、当然あるべきはずのものがなく、

それを推進してきた者は「やり手」だ「優秀」だとして、最高責任者の椅子に座り、

そして、

あろうことか、国家最高指導者たる首相は、そういう「コストカット」を奨励していて、

あとを奪った新政権の首相は、事が起きてから、度を失い、
プライドと狡猾さだけは、ず抜けて高い「エリート」たちを相手に、冷静さを保てず始終、怒鳴り続けたという「かど」によって、一身に咎めを受け続けるハメとなり、

大した専門家であったはずの者たちは、ろくな進言もできぬまま、高額の手当金や退職金だけ受け取るだけ受け取って退いていき、口を拭い、

また、その後、

厚顔にも返り咲いた、真犯人の党「コストカットと原発神話奨励」首相は、直接の咎を免れた幸いな自分たち♪とばかり、アグラを掻き続けている始末だ。


本当に必要なことが何もできないで、むやみに荷だけを重くしていき、手を こまぬいているのは結局、皆同じことだった。

これが、ごくごく一部に過ぎない、しかも、世界的に見ればチンケな「勝ち組」なる者たちが担う日本の現状。



ひるがえって、「主権」を持とうが持つまいが、その尻拭いと遣り切れなさは常に、下層の者、立場の弱い者から順に引き受けるシステムになっている。

戦争でも何でも、個々の家庭においてさえ、そうなのだ。

だが、真実を見れば、なんという社会的損失であることか。



先日、いみじくも、例の韓国「セウォル」号の船長だかが、こう言い放ったそうな。

頭の良い者は生き残った」。


先日も言ったことだが、

朝日新聞に限らずで、

「長いものには巻かれよ」

とて、自浄能力を失っていった先に、何が待っているか。

さても恐ろしいこと。



PR