2014.09.15 (Mon)
菅(元)首相が、「パフォーマンスで」「しゃしゃり出た」とか言って責めたくるひとたちに言いたいのは、
なぜ、普通ならば周囲も止めるし、やめておくはずの、あのような現地視察を強行せずにいられなかったか?ということを、もっと考えてみたら?ということ。
第一には、それだけ、肝心の東電からの情報が なさ過ぎたんだと思う。
しかも、東電側からは、撤退したいという本音の打診を、すでに受けていたとあっては。
「なっ、なんだとおー」ってなるわな。
たしかに、菅さんのオツムが真っ先にバクハツしたのかもしれないけどw
比較的高齢の人たち中心で決死隊みたいなのを組んで、ひとまず現場に行ってくれ、と首相みずから要請したという話もあったけど、
「(そのときは)オレも行く!」
と宣言した、そのコトバだけは嘘じゃなかったと思う。
元首相自身が、現場の対応の手を煩わせたからと頻りに言うけれど、
どだい、その時点では、どう手を打っていったらいいのか、明確な答えもサッパリ見つからずで、当の現場責任者の吉田氏自身が絶望的気分だったと言うのだから、
むしろ、そういう最悪の気分に陥っているところを、ガミガミ怒鳴られたら、そりゃあカリカリくるでしょうけどもね。
かと言って、
ここは黙って、現場に任せようとて、どっかり座ったまま、マトモな情報は、いっこうに あがってこないまま、国民に少しは知らせることが できるような状態に豪もなってくれない、となると、そりゃー焦るわな。
しょせん、どっち向こうとも、全方位からバッシングされる運命だったのよw
あえて、自民党政権だったらば、もうちょっと上手くできたのでは?という可能性を言えば、
徹底した隠蔽の巧みさ
くらいじゃないのかなあw
これは もう、自民党が長期政権だったゆえの、ひとえに「歳の功」みたいなもん?ww
武黒フェローとかいうひともいたそうだが、わたしゃ、あのとき、
いったい、この「フェロー」って、なにを やるべき人なん?
と疑問に思っていたし、
高額な お手当金だか退職金だか、シッカともらってサッサと引っ込んだらしい「マダラめ」とかいう大専門家センセイが、当時の首相に くっついて当日の朝っぱらから
「ダイジョブです」
とか言いつつ福島まで飛んだ、
その後、ほどなくして、みごとバクハツしたっていう記事を読んだときにも、つくづく疑問を感じたよ。
しかし、これで また自民党時代の ぶり返し、しかも、
よりによって、国民主権を ないがしろにと企む憲法原案を打ち出して恥じない、
「ナチスに学べ」のケシカラン安倍政権が長期政権というのでは、いまに至っても確かな施策、功績も無し、
ただ「アンダー コントロール」の一言で お茶濁しどころか、
この間にバラ撒かれる「躓きの石」たるや、もはや、将来の日本列島くまなく置かれ続けた「岩」の塊りとなって、
いずれ、この払拭に当たっては、またもや多大な労苦を、日本の民衆は味わうハメになることだろう。
あの大災害の さなかにも、
自民党は、与党の足を引っ張ることに精いっぱいガンバっていて、被災民・国民のことを衷心から考えていたとは到底、思えなかった。
この大アクシデントを、これ幸いにと、めいっぱい、政権奪還のため利用し尽くそうとて、政争の計算に余念が なかったのでは ないか。
安倍さんは安倍さんで、あのときの海水注入を めぐる大騒ぎについて、菅(元)首相を堂々とデマで中傷したし。
私に言わせリゃ、と言うか、もう何度も言ったんだけど、
第一次政権において、共産党議員だった吉井氏の質問を、官僚からのアドバイスどおり答弁したに過ぎなかったのだろうが、
吉井氏の質問を、いとも簡単に、かーるく受け流した首相たる安倍さんを、決して忘れることは ないし、許せない。
菅さんどころじゃない。
元が自民党出身の幹部も少なくないのであれば、やはり、いろんな面で、過去からの努力と勉強と、実力が足りなかったのだろう。
最近では、
これまで目障りで たまらなかったナマイキな「左巻き」新聞社をwやっと潰せるのと引き換えにとばかり、
ゴシップ週刊誌さながらで、バランスと良識的見解を重んじる一般国民には苦笑されてきたような、「左巻き」新聞以上に軽く あしらわれてきたような「街宣ウヨク」ばり新聞社を、これから堂々の自民党御用達として飛躍発展させてやるチャンス到来!と、いよいよ拍車かけているらしいのが、安倍氏の発言ぶりからもミエミエ。
まあ、仕方ないか。
自民党「一党独裁」を危ぶみ、この党にだけは一切、投票してこなかった私としては、
「選んだ国民の責任」
という小賢しい意見を見かけるたびに、はらわた煮えくり返る思いだが。
ちょっとやそっとでは表面に出難い、外からは得られない情報を得られるのは、やはり、長年かけて、パイプを築き、ガッチリはり巡らせてきた者たちが断然有利であることは仕方ないだろう。
安定した利権の巨大な温床の腐敗を一掃するには、時間が かかるだろう、恐らく、築きあげてきた歳月以上の。
一気呵成では、今度は、激しい抵抗と混乱で暴力的な動きになる恐れも出てくる。歴史も証明していることだ。
その点でも、自民党政権が「一党独裁」的と呼ばれる状況の時代が延々と続いてしまったことは、私が若い頃から、一番危惧していたこと、
だから私は、いまだ かつて一度も、自民党にだけは投票したことが ないのだ。
次が育たないからね。
先手を打って対抗するべく開始しておかないと、今後、どの野党が政権を握ったとしても、また同じようなことで大失敗する恐れは目に見えて高い。
どの党が全力疾走しても追いつけないほど、ひとり自民党が長年にわたって築きあげてきた動脈は、とてつもなく太いはずだから。
でも、自民党独占状態では いけないのだから。
北朝鮮を笑えないだろが、
と言うべき世襲の悪弊のもとになっている「地盤」やら「看板」やら「鞄」で「三ばん」とかいうのと、まずは資金が大いにモノ言う政治システム、
一般国民がシラケて無気力になってしまう、これらを どうにかしておかないことには、「高潔」「清廉潔白」な政治家なんて、まず出てこれやしないし、まぐれみたいに出てきても持続可能じゃない。
いつまでも、「政治屋」か、「政治屋」ではなくても、青っちょろい万年学生みたいなカツドウカの二極のまま。
平気で「憲法違反」になってしまうような選挙システムもね。
根本から変革しようと考えているのなら、野党各党はボヤボヤしてるヒマはないでしょうと思う。
しかし、メディアの問題も大きいのか?どうも、本気出して考えてない?のかもしれんという気が、最近は酷く するんだけど。。。