2016.08.12 (Fri)
まずね、
たしかに「象徴」ならば、意志や個人としての気持ちを持つことや表明すること自体、おかしいんだよ。
そうして、
天皇の発言に、政治的な影響力が ないとは言えないと、私が指摘しておいたとおりだw
さて置き、
このたびの「お気持ち」表明を受けて、ほとんどの国民は、その御意向に沿った解決を、と思っているようなので、
現天皇さんの御年齢と御健康を配慮さしあげ、可能なかぎり すみやかに立法することが望まれる以上、現天皇の事情を第一に優先した立法と同時に、
拙速を避けて、議論を尽くしたうえでの恒久法と、
二本立てで詰めていくことが妥当だと考える。
とりあえず特別立法であっても、一度実施されれば、先例として、後々の参考にもされるだろう。
それと、
秋篠宮家の末っ子さんが、やがて天皇になるとしたら、その時代には、医学、男女産み分け技術も よりいっそう進歩していて、ますます長命、男子に事欠くということも なくなってるかもしれないしね。
それよりも、
「雅子さまバッシング」の酷さを見てたら、
「全身全霊で公務」しなくちゃいけないんだというプレッシャーで、
秋篠宮家の悠仁さんが成人してのち、もしも、彼が、女性たちにアピールできるだけの魅力に乏しいと、いま以上に、お嫁さんが見つからなくなると思うよ。
共産主義でも「左」でもない私は、
「天皇」と「皇族」という制度自体を、いずれ潰えるのが自然の摂理として、
ゆえに、いますぐ、どうこうする必要もない、くらいにしか思ってないけれども、
基本的には否定したい考えだ。その理由は、
第一に、あまりにも非人間的だと思うから。
はなはだ矛盾が深く、始末の悪い制度だから。
かと言って、
一般国民並みの人権を認めると、それも問題が大きくなる。
国民と同じ権利や待遇にしたいのなら、「象徴」は ない。
「ヤフコメ」のミギだかヒダリだか知らないが、相変わらず偏りきって、しかも本質を外しまくったコメントが並んでいるのを眺めていると、
なんで、こうもズレまくって平気で おれるんだろと、つくづくウンザリしてくるのだが、
ハンドルネームからして、天皇家の神名っぽいのを名乗る「不敬」者がw国民をして、「臣民」などと指すのだから、まったく噴飯ものだ。
この、「ミギ」から見ても「ヒダリ」から見てもエセ、
とんだヘリクツを こきまくっている者に言ってやりたいのは、
主権者なら いるけれども、
「臣民」など、こんにちの日本には、どこにも いやしないよ、
ってこと。
いったい、いま、なんの時代だと思ってるんだか(呆)
こやつね↓
『<生前退位>特別立法軸に検討 政府、制度化を避け』
毎日新聞 8月11日(木)8時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00000014-mai-pol
おまえさんの言う「信頼関係」とか言うのは、昭和天皇発言からの受け売りかもしらんが、
ズバリ言うと、「信心」ということさ。
要するに、宗教だ。
そんなもの、国民全員に強制できるもんじゃない。
とにかく、こやつは詭弁が多いなあと、見かけるたびに思ってたけど。
まあ、言ってることを観察してたら、これも正体が誰だか、パターンから おおよそ推察できるわよ。毎度のことだ。
そして、
男系に拘るのは「男尊女卑!」という単純な話ではないよ、
ということ。
同時に、
男系でありさえすれば いい、という主張も またズレていて、
要は、祭祀が問題なんだ。
祭祀に関しては、
昭和天皇の時代、当時の良子皇后が、天皇不在か何かで、祭祀を執り行うのに不つごうが生じたとき、軽い口調で、「わたしが代わりに やろうか?」と おっしゃったとき、侍従官が、厳しく お諌め申し上げたということが あったそうだ。
ということは、
昔の皇后でさえも、祭祀の意味について、わりと軽く考えておられたのか、ぶっちゃけ、無知だったのかもしれないのだが、
天皇家の祭祀のなかでも、即位後すぐの儀式、大嘗祭とか言ったかな、私も、いちいち詳しくは記憶してないけど、とにかく、
祖神が女性神であるということから、その儀式を行うには、男性の子孫でないと、甚だ おかしなことになるという。
ゆえに、とりあえず女性天皇を立てた場合には、あくまでも中継ぎとしての立場でしかないから、
男系でなければならない祭祀を、男系天皇が立つまでの一定期間は、行わずに済ませていたということが あったらしい。
あげくのはては、近ごろ、「女性神ではなく、実は、アマテラスは男性なのだ」という、およそ聞き慣れぬ珍説までが徘徊し始めているしまつ。
ここらへんを、クリアできるというのならば、
もちろん、私個人は、女系で結構じゃないかと思うよ。思うけれども、
そこは、一般国民にも見え易くて理解できる普通の公務とはワケが違うし、
天皇家内の神道のなかでの意味合いが大きいのだから、そこだけは、
いまのうちに、
天皇さんに、ほんとうのところを お尋ねしないと分からん、
と言うておる。
いまの天皇さんが、自分の代から築きあげようと、精いっぱい努めてこられた「公務を全身全霊で」と、いかに力まれても、
言ってしまえば、
「摂政」を設定できる以上は、しょせん、代わりが利くものでしかない。
まさに「余人をもって代え難い」と言えるのは、祭祀に あるはずなのだ。
そして、それこそが、天皇家本来の伝統にして、「特別な人種」として、
一般国民の上に位置してこれた歴史的理由のはず。
もちろん、
天皇さん自身が、そんなこと、気にせんでいい、
とハッキリおっしゃれば、それで いい。
晴々と、女系天皇を容認すれば いい。
それら一切を、憲法として、典範として、ほかならぬ主権者である国民が納得して受容できていれば、それでいいのだとも言えよう。
それは、あくまでも、こんにちの主権者が国民であるから、という大前提のもとに、一応のリクツでは あろう。
しかし、
そうなると、「万世一系」という、すでに欺瞞が知れている戯言は勿論のことだが、
本来の伝統としての祭祀の意味合いを、天皇自身が、内側から崩していくことに ほかならず、
そうして崩していって、
ただ、代わりが利く公務を、その身を以て完璧に やり遂げることこそが、天皇たる第一条件なのだ、というふうに、今上の代から つくり変えていくのなら、
たしかに、現天皇さんは、静かなる、内側からの「革命」を起こし、確立されつつあることになる。
それこそ、側室制度を認めるとか、いったん離脱した旧皇族を復帰させるとかでも しないかぎり、祭祀のためには拘らざるを得ないはずの男系を継続するのは不可能で、
しかし、そんなことは、それこそが時代錯誤、
ではと言って、
女系天皇を認めて、皇室本来の伝統である祭祀の意味合いを根本から損ねてしまってでも継続したい「天皇制」(←すでに、広く用いられて市民権を得ているはずなのだが、一部の「ミギ」の連中は頻りと難癖つけるようなので、言い替えてやるとw)、
「皇室制度」というものを、なおも継続したい理由は何なのか。
いいかげんに、国民一人一人が、「総意」に違わぬよう、考えを深めて、明らかにしておくべきだ。
【続く】