2016.06.21 (Tue)
でも、この麻生失言があった集会というのは、自民党・麻生支持者たちが聴衆だったらしいので、
くだんの発言は、基本的に、その聴衆に向けてのものだろう。
と言うことは、
この聴衆自身が、まさに「カネ溜め込んでるジジ・ババ」そのものだということなのだろう。
だから、支持者以外の一般聴衆を対象ならば怒る人も少なからず いるであろうところ、
ちょうど、「ナチスの手口に学んだらどうか」という発言に、顰蹙どころかドッと笑いが湧いた、というように、
取りも直さず、その主張に大いに共感するはずの聴衆なのだということを、麻生さん本人が、重々承知のうえでのウケ狙い的発言でもあったのと同様なわけだ。類は友を呼ぶ。特に思考レベルは。
ま、早い話、
自民党支持者、麻生支持者の年寄りは、まさしく金持ち層なんだわな。┐(―_―;)┌
だから、
殊更に「弱者叩き」というのを、「自民党ネトサポ」やら何やらの支持者らを使って、
自民党・安倍政権の、様々な方面において網羅している「分断工作」のなかの目玉的に据えているわけだ。
それと、民進党の枝野さんも、考え甘い。
高齢も90歳代前後になった人に、どう「おカネを使うか」考えろって、
それ自体、けっこうムリな話だろうと思う。
先のエントリーでも言ったように、
この世代が、若い世代の購買欲や、その必要性と全く同じなわけがないし、
暇さえあれば、貯金通帳を眺めて暮らした実家の親の最晩年なんかを見てて、つくづく思ったけど、
年を取るほどに、若い頃よりも、もっと自己中心的になって、
子どもや孫よりも、自分自身を守ろうとする傾向が出てくる人も、世の中には けっこう多いのでは ないかな。
子どもや孫が、本当に自分よりも可愛いと思ってるとは限らないのよ。
お年寄りって、アタマもカラダも弱ってくるわけだから、若い頃に、何らかの方面でバリバリやってたと思う人ほど、トシいっても、気ばかりは強いだけに、周囲に対する保身のほうに必死になっていき、
社会的現役だった頃の存在感を失うまいとする必死の一端が、
お金を貯め込み、その采配や支配権を握り込む、という行動に現れたりも するの。
なんせ、「地獄の沙汰もカネ次第」、おカネは力だもの。
政治屋さんは、一番よく知ってるでしょうよw
必ずしも、自分個人の将来や社会的不安から云々ということばかりでは なくて、
なにしろ、まとまった額の金銭なり資産を保持してさえいれば、子どもは勿論のこと、周囲の者たちが、一目置き、あるていどなりに尊重し続けてくれると思うみたいだ。現実、そういう傾向は大きいように思う。
さて、こういう高齢者に、どのような お金の遣いかたを望めるのだろうか。
いっぽうで、子や孫にしてみれば、亡くなったあと、いずれ自分たちに回ってくる おカネならばこそ、できるだけ節約して溜め込んで残していてくれたのは、それは それで、ありがたいことでもある。
でも、
要は、手もとの おカネを、今すぐに遣ってほしいんでしょ?自民党は。
とにかく、全部、吐き出してほしいくらいなんでしょ?
だったら、削減してはいけない。圧迫しては いけない。
「宵越しの金を持てない」底辺層を含めた庶民の福祉や生活の糧に繋がるものを。
だから、自民党・安倍政権は、ア・ベ・コ・ベ。