2022.01.05 (Wed)
『【続】久方ぶりの科学系記事~「すべての有機物は滑る」――水の誕生』の続き。
こんな世界に、子をホイホイ産み落とした連中に、文句を言う資格なんか ありゃしないだろとは思うけど。
子を産むってことは、この世界を全く肯定しておりますです、って宣言に他ならないはずで。
え、違うってか?おや親おや(苦笑)
これまでにも言及してきたように、
中学生頃には、心ひそかに思っていたとおり、
子を産むことは なかった、
だからこそ、言いたいこと言えるwそんな私にとって、
この世の摂理と宇宙は、ともに残酷なシステムで、醜くて、グロテスクなシロモノだ。
よくまあ、こんな余計なもん発生して、、、とすら思える。
いつぞやも言ったことだけど、
「おまえなんか産むんじゃなかった!!おまえのせいで苦労する!」と、
私が幼稚園児にも届かないほど幼い年齢の頃から日々に罵り続けていた母親は、また、
「満天の星空なんか見たら、思わずウッと息苦しくなる」と、
私が10代か20代の頃、何かの話の おりに、ふと言っていたのを憶えているのだが、
それくらい、ブキミで気持ち悪いという意味だったようで、
さすがに、当時の私自身には、まだ、そういう感覚は希薄だったので、少々の意外さが あったゆえか、母親の このコトバを、ずっと憶えていた。
私が子どもだった頃の夜空には、もっと たくさんの星が並んでいるのが見えたもんだけど、
いまどきは、おりおりに見上げ、しばし眺め続けても、なんだか ずいぶんと、星の数が減ってしまったように思える。
私が現在のところ入居している建物の最上階は、共用廊下から下の階へ降りていく階段の踊り場のスペースが、ちょっとオモシロいことに、なんだか「物見やぐら」っぽいような雰囲気だなあと、引っ越してきた当初から感じていたのだが、
その、そこだけ四角く区切られたような小さな空間に立ち、この建物自体とは反対側を向いて、外のほうを眺めると、直接、視界を遮ってくるような高層ビルなどもないので、かなり遠くまで見渡せる。そのまま、屋根のない真上へと視線を移し、ぐっと近く感じる大空を見上げていると、本当に、「物見やぐら」か何かに登って見上げているかのような錯覚を起こしそうになるくらい、広く見渡せるし、夜空も、また、朝焼けと日の出の空も美しく眺められる。
かなり古い、マンションというより、ぼろアパート(?)に近いwここに来る前までは、まっさらの新築か、そうでなくても、もっと広くてキレイな、設備も良いマンションしか入居したことが なかったので、「落ちぶれたなあ~って感じ。。。」と、われながら、いささかナサケナイような気分に陥ったものだが、でも、ま、先述したような、ちょっぴり おトク気分になれるような良い部分も あるわけで。まずは静かだし、クリスマス シーズンには、教会のイルミネーションに輝くマリア像やツリーを眺められるし(笑)
そういうことで、
私個人の近年は、思いがけない経緯から、空を眺めることが増えたわけなんだけれど、
さっき言ったように、けっこう良い条件で眺められるわりには、子どもの頃と比べて、星の数が、ずいぶん減ったように見えるのは、なぜなのかなあ?と疑問に思ったりしている。
まあ、ここいらも、田舎じゃないのだし、いわゆる「光害」の影響とか、トシくった自分の視力の衰えかな?とか、いろいろ推察してみるものの、
雨上がりの澄んだ空気の日には、はるかに眺められる山並みの稜線もクッキリして見えるのに、
はたして、その夜の月も磨きあげたようにピカピカして見えるのに、
星は、やっぱり、たくさんは見えないままだ。
そうか、だいぶ、遠ざかってるからなのか(?)w
こういう夜空がアタリマエで育ってきたのであれば、いまの子どもや若者が、少し可哀そうに思えるほどだ。
たしか、『四分儀座』の流星群が見られるよという話題が最近あった。
そのことは すっかり忘れていたのだけれど、たまたま、ちょうど、条件の良い時間帯に、少々、戸外に出る用事が あったので、ついでに、「物見やぐら」に立って、いつも以上に長く、夜明けが訪れる前の夜空を見上げていたのだが、その後のニュース記事によれば、方角も適切だったことを知り、それなのに、流星どころか、いつも見えている星々ですら、かなり ぼやけていたことを疑問に思った。
どうやら、ごく うっすらと雲が かかっていたようだから、そのせいかな。
「ヤフゴミ捨て場」では、20年以上も前の「『獅子座』流星群」の見事さを思い出して、当時の興奮を述べているコメントが並んでいたが、そういうことに関心が つよいほうの私が、とんと憶えていないので、あれぇ?と思ったら、それも なるほどで、ちょうど あの年は、まず、母親が亡くなり、そのあと、ちょうど半年ほど経ってから、母親の妹である叔母が亡くなりで、実家と、遠い叔母の家の法事と後始末が重なって、ただでさえ、病後を過ぎたばかりの私は疲労困憊していたから、夜空を見上げる余裕も なかったんだと気づいた。
もっとも、先述したように、「満天の星空がキモチ悪い」と言っていた うちの母親みたいのも いるのだから、そんな夜は、母親は、けっして、空を見ないよう、ひたすら俯くようにして歩いていたのだろうか。
そして、
私自身、いつしか、母親の、その感覚が、多少、理解できるようになってきたのである。
と言うのも、
いつ頃に自覚したのだったか、自分でも定かでないのだが、いわゆる「天体写真」の類を見るのが不快になってきて、近頃は、かなりの恐怖感すら覚えるようになってしまっている。
この異様な感覚は、宇宙や天体に限らずで、地上の光景でも そう。
たとえば『グーグル』の『ストリート ビュー』とかいうやつなんかで、山とか海そのものを、はるか上空から見た状態の画像なんかを、ついウッカリ、どアップにして見ちゃったときにも感じてしまうようになった。
なんだろな、、、どこか「人工的」な不自然さが加わっているせいなのか?
はっきり言っちゃうんだけど、
えげつなく醜い、、、見るに堪えない、、、ってくらい、不快に感じる。
若い頃に、こういう感覚って、あったかなあ?と、自分でも不可解なんだけども。
ただし、天体写真などは、人工的にカラー処理していることが多いと聞いているのだが、だとしたら、まったく、センスのない、悪趣味な感覚の者による処理だなと思う。
もちろん、山でも海でも夜空でも、通常の写真でとか、ふつうに、目の前で見る状態である分には、不快なんて思わないどころか、いたって爽快なんだけど。
これも『ストリート ビュー』で調べものしていたとき。
住宅地などの平凡な市街地を、『ストビュー』で見ていたら、
何かの ひょうしに、映し出されていた画面の片隅が黒く欠け始めて、
だんだん、その欠けの部分が広がってきて、ついには、侵食してきた真っ黒な穴が、平凡な家並の風景を呑み込んでしまったように見える、そんな現象が起きたことも ある。
白昼の住宅街に突如として出現した『ブラック ホール』さながらだった。
あまりのシュールさに、全身ゾワ~っ。
『ストビュー』見てたら、またぞろ、このヘンな現象が起きやせんかと、ちょいビクビクしてしまうw
遠く遠く離れていれば、神々しくも美しく、静謐で、優しげにすら見えなくもないが、
ぐっと近づけば、世にも怖ろしい形相の、その忌まわしい胎内から産み落とされた、冷淡な悪い母親の、絶え間なく執拗に まとわりついてくる、その邪悪な呪詛のように。
恐いもの見たさ よろしく、自分から近づいていき、
呆けたように凝視し続ける。
そこから、目を逸らすことは、けっして、できない。
いつかは戻っていく場所だから。
…
ところで、
去年も そうだったが、今年も12月下旬になるまで、暖房を全く使わずにガマンしていたのだが、
あまりの寒さで、頭は痛くなってくるわ、気分が悪くなってくるわ、ノドも、おなかも痛いわ、なにも考えられないわで、さすがにスイッチ オンですわ。
やらなきゃならないことも多いしで、ブログの更新を後回しにしていた間にも、人間社会には、大きな事件が一つならず起きている。
まず、政界では、事もあろうに、公的統計データの不正が、またぞろ発覚した。
『第二次安倍政権』以来、この国は、ますます おかしくなっている。
私も、一報を目にしたときから、そんなところじゃないのか、と思っていたように、
どうやら、例の『アベノミクス』が関係しているらしいということだが、
ほんとうに、またか!としか思えなくなっている。この麻痺状態が恐いのだ。
たとえば『生活保護(生活保障)』制度の基準計算でも、『安倍政権』復活直後からデタラメやってるということは指摘されているのだが、
裁判に おいても、出廷した担当官僚側が、デタラメやってますと認めているにも関わらず、
しまいには「国民感情」を理由にコジツケて、このデタラメを通してやった判決を出す裁判官。
いやはや、国家の司法までが、まさに終わってるわけよ。
「国民感情」だとさw
まさに、隣国を嗤えないやね、ほんと。
向こうも、こっちも、しょせんルーツが同じだから似てるだけなのかもしれんけどさ(嗤)
すぐに「忖度ソンタク」と言うけれど、さすがに忖度でやれることかいな?
長期スパンで検討しなければならない政策や施策に直接的影響のある国家のやること、役所のやることがですよ?
だめだ、こりゃ。
やっぱり、テッペンのほうから指令が出てるからこそじゃないのかと思うんだけども、
その指示をば、おかしい、間違ってる、これではマズイとすら思わずに、右から左へ受け入れて従う、自治体のトップを始め、役所の連中。。。
まともな脳みそ あんのかよ?高レベルの学校出た、高学歴のはずが(汗)
「世紀の愚策」とまで言われてしまってる始末だが、例の「アベノマスク」ね、まさに象徴的なのよね、何やってもダメあべ政権の。
弱い者いじめ大好きで唯一の得意、
その他にも陰に陽に悪いことばっかり やってた安倍政権。
しかし、あのマスクはさ、
たしか、本来は不良品だろうが何だろうが、それでも いいからと、割高な値段で、税金つぎ込んで、あっちこっちから、大急ぎで かき集めたんじゃなかったっけ?
そうであれば、不良品は業者に弁償を、という要求も できないわけよ。
【続く】