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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2022.03.04 (Fri)

ウクライナ』問題――プーチン氏のリクツの続き。

 

ひとつ言っておこう。

例によって「ヤフゴミん」のコメントなんだが。

あぁ、でも、在日『ウクライナ人』女性も、涙ながらに同じことを言ってたから、当事者ですら分かってないのか?と、ちょっと驚いた。

 

(『ロシア』は)あれだけ広大な領土が ありながら、まだ欲しいのか」

みたいなこと言ってたけど、

それはね、むしろ、広大だからなんでしょ。

 

一個人のレベルでも、なまじ、ずうたいデカくて、そのせいで、かえって動きは鈍重というパターンも ありがちなことだ。

だいたい、プーチンさんみたいに、小柄な人のほうが敏捷で、見かけによらず、負けん気つよいタイプが多いみたいだしw

 

「大男」「小男」総身のチエは。。。w

 

これが、でかいカラダしてるわりに、動きは敏捷となると、いつも どこかに過重な負担が かかっているだろう。やがてのことに、それが積もり積もって、いわゆる「成人病」にも かかりやすいし、自重的に倒れる。

 

領土が広大ということは、すなわち、いろんな民族、いろんな文化背景が、異なったまま存在していて、あちこちに散らばってるわけで。

当然、思考パターンも いろいろ異なった集団どうしで、また、国内・外ふくめた周辺と小競り合いになったり、自国中央に対する不満や要請内容も様々だろう。

意外と、共通点が多くて似ているのに、こまかい、ヘンなところで衝突するしね。

 

そして、

それら全てが、一つ一つの「出入口」だ。

この世の全てが そんなもんだが、

毒を喰らっているのとイコールだからといって、食事を、栄養摂取と代謝を犠牲にして断ち切るわけにもいかない。それは摂理だ。

 

取引や商売と共に、脅威や危険が一緒に入り込んでくる出入口。

玄関口は絞り込まなければ ならない。

広大な大陸なら尚更となる。

 

これらを統制し、一つ方向に まとめあげて統率しようと思ったら、強大なエネルギー=権力の集中が必要になるのだろう。
「覇権」国家が やってきたこと、「覇権」を目指している国家が やっていることを見てたら わかるわな。

大昔から繰り返されてきたように、広がり続けたあげくには縮小し、
やがて消滅する。宇宙と同じねw

 

 

先日のエントリーでも触れたこと。

日本だって、昔も昔の大昔、先住民たちと、あとから来た一団、その後も再び三たびと やって来た一団と、いろいろ入り混じったり、争ったりでしょ。

 

習慣とか背景文化とか異なってる面いろいろだし、そのうえ、持ってる技術などのレベルの高低差も大きかった。

「あっ、飛び道具ズル~い!!」と、必死で刀ふり回して喚いたところで、しょうがないようなもん。

 

 

たとえば、『皇族』のルーツを考えると、おそらく、先住民の あとにも、思いがけず難破して辿り着いた者も多かったろうし、一度ならず『朝鮮半島』などから渡って来た者も多かっただろう。内戦に追われて、逃げ込んできた場合も あったのだろう。

向こうじゃ広大な「地続き」、しかも、お隣さんは世界規模の「文明発祥国」、当時の一大先進国だったわけだから、最先端の技術を取り入れるのも、島国と比べたら、だんぜん幅広く、はやい。

 

『中国』大陸の内側にも百花繚乱の諸民族が入り乱れ、混血なんて、ひとたび交流したら、日常茶飯事で起きただろうし、そのことは同時に、互いの文化の交換、取捨選択、先進技術の仕入れが有利で容易だから、それらを持って、あちこちの新天地へ、この列島へも渡って来た。

 

先住民の部族のなかでも、積極的にせよ渋々ながらにせよ「まつろう」者も いれば、徹底的に抵抗して、「まつろわぬ」者たちも いただろう。

もしかしたら、同じ半島から来た「渡来人」どうしの あいだにも、そういう関係性が起きていたかもしれない。

 

「まつろう」者たちとの混血は、より はやく進む。

「長い物には巻かれよ」と、「強い者にはケンカを売るな」とw

恭順にしていれば、多少の分け前やオコボレにも あずかれる。

おやおや、現代日本人にも脈々の気風じゃないかw

 

いっぽう、まつろわぬまま抵抗し続けて、自分たちの持てる技術レベルのままで生活を続けられる場所を求めて彷徨い、落ちのびた、しかし、そこでは、かつて以上の厳しい生活条件となり、おとなしく細々と生きのびるだけでも精いっぱい。もはや、真っ向から戦う力は ない。
少数部族としての宿命を辿るしかない。

 

結果、

「要領が悪いからじゃ嗤」

「なにを!気骨のない、狡いやつめ」

もとは、血を分けた仲間だったはずの者どうしの あいだでも、それぞれの理由で、軽蔑や蔑視や劣等感が起きる。

どこぞの国に顕著とされる「同族憎悪」の始まりだw

 

より進んだ文化や技術を持っていた者たちから見れば、いわゆる「蝦夷」なる存在は、扱い難く、蔑視や軽視が伴いがちな対象だったのであろう。

何度だって往来するし、あとから来た者、あとになるほど、故国の文化や習慣を伝えつつ、当時の先進技術を活用しつつ、まつろわぬ「蝦夷」たちの血は排除、自分たち一族の「ハイ ソサエティ」に加えないようにする。

同じルーツを持っていてさえも、「もはや遅れている先住者とは違って、高度な、高貴な出自の一族」の血を守ろうとする。

 

なんたって「われら高貴な一族どうしで血を守る」のだ。

実の伯父や叔母、姉や弟、平気の平左。「蝦夷」と交わるくらいならw

はい、カンタンに近親交配。

血が濃ゆくなる。

なので、せめて「本国」から、もっと どんどん来てもらいたい。

おお、「母の国」から来た同胞よ。あっちの皆は元気にしてる?()

 

かくて、

『朝鮮民族』が言うところの「族譜」の意義と拘りとは真逆の効果を期することとなっていった『※統譜』w

臭い物にフタの始まりは『※統譜』と神話ww

デフォルメと空白だらけwww

この空白は、「黙秘」に等しいwwww

 

ところでね、

こちらへの一方的渡来人ばかりでなく、様々な物品と同時に、あちらへの人々の「逆輸入」現象だって起きてくるだろう。

もともとが親戚筋だったり、あっちでの内戦に追われて逃げて来ていたとか、いろいろだったろう。だから、逆に日本から朝鮮半島南部へ乗り込んでいってたということを記している古代の文書も ある。

 

でさ、

『三種の神器』ってのが あるよね。

あのなかに、なんたらの「勾玉(曲玉)」というやつが含まれてるそうだが、

私は、「お守り」などで、「勾玉」の形になってるものを初めて見たとき、その独特な感じを些か訝しみ、たぶん、母親からだったか、それは、「胎児」のカタチなのだよと聞いた記憶が ある。

聞いた当初から、私は、

「でも、胎児のカタチに、どれほどの意味が込められているんだろうか」

という疑問も、かすかに持っていた。

 

「勾玉」の形状由来には諸説あるらしく、なるほど、「胎児」説も入っているけれど、やはり、それだけでは ないそうだ。

 

最近、『青森』県内だったか『アイヌ』遺跡から発見されたという、何かの獣(熊だっけ)の牙を加工したらしい物が報じられていたが、その画像を見るや、ああ、なるほど!と納得した。

すでに、以前にも、熊の爪を加工したものが出土していたそうだが、

「耳飾りが原型」だったとしても、それは それで、やはり、原初の材は何らかの強い獣の牙や爪を材料に用いたものだろうかと思う。

それならば、直接的「力」のシンボルであるとか、ひいては、「守護」、「魔除け」的な意味を原初は込めていたとして、わかりやすい。

そして、
これは、渡来した者たちにとって、この列島に おける異民族・異文化のという単純な仕分け以上に、およそ「まつろわぬ者」の象徴となろう。

それを受け入れ、身に付けてみせることは、「新・旧」の双方どちらにも、メリットは あっても、デメリットは なかっただろう。

どちら側にも、それぞれのリクツで、大義名分は立つのだから。

だいいち、すでに混じり合っていたのなら尚更だろう。

 

『神器』のうちの一つは「刀」。これは、渡来人が誇っていたであろう、画期的で高レベルな技術である金属加工から生産された剣だろうか。

「一つ目の神」なる神話と、「たたら」技術の関係性。

そして、製鉄技術と『素戔嗚(すさのお)―八岐大蛇(やまたのおろち)』伝説、かつ、古墳時代が全盛となることの関係性。

原料となる鉄は、技術と共に、最初は国外から輸入していたそうだから、当然、大陸や半島から渡来してくる。何度でも。

『北九州』に次いで、『中国』地方も、『朝鮮半島』からは至近距離だ。

あるいは、早くから先住している者どうしで内戦と言うか小競り合いが繰り返される九州地域を避けての中国地方入りも あったかもしれない。

そして、北上し、より内陸へと進む。

人類の共通点の一つなのだろうか、かつて住まい、慣れ親しんでいた懐かしい土地と同じ名を、移住してきた新天地に再び名付けたりする。「A地点」と「B地点に同じ地名が付いてる。

 

刀剣は武器であり、それが金属製であれば、「まつろわぬ」先住民、異民族を従わせるための、従わぬなら薙ぎ倒すための、強い武力の象徴となる。

 

【続く】

 

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