2022.03.07 (Mon)
『【最終】『ウクライナ』問題と『ヘルメス』』の続き。
「これからは、中国が、ものすごく力を つけてくるで」。
こんなことは、うちの母親が、まだ新聞(しかも、『読売新聞』w)を読める元気が あった頃に、
アメリカが御本家の「『遺伝子組み換え』作物」の危険性、
日本国民の経済格差がドンドン大きくなっていくであろうこと、
それらと同時に、警戒心あらわに言い募っていたことだ。
人口構成と出生率の問題と同様、数十年も前からのこと。
学も教養も乏しい、市井の一主婦ですら、知っていたことなんだ。
なんで、おまいら『自民だっぴ党』支持者は見逃してきたんだよ?
あと、裏側で何やってるやらな『米帝』も、たいがい そらぞらしいよね。
いちおう「同盟」関係であり、「西側」の一員である日本人としては、アメリカに対しても、言いたいことは あっても、かなり抑えてるんだけどね。
例の『アフガニスタン』から、アメリカ軍が撤収するとき、バイデン大統領が、なんかヘンな失敗しちゃってたでしょ。
そのせいか、今回の『北京オリンピック』前あたりから、バイデン大統領が、『ウクライナ』のことを頻りに言い始めたこと自体は、私も知っていたものの、「ウクライナ?ふーん。。。」くらいにしか思ってなかったのよ、正直なところ。
アフガニスタンもウクライナの事情も ややこしくて、平凡な日本人には、疎い対象。
世界じゅう、平凡な民衆は、そんなもん。自分の日常のことで精いっぱい。
あのアフガニスタンの、これまでの経緯のことも、米軍が現地を撤退すると入れ替わりに『ターリバン』が なだれ込んで来て、どえらい騒ぎになったことが、日本でも、なんかピンボケじみては いながらも連日報道されるようになり、それで、私なんかは殆ど初めて、あそこの特徴的に複雑な地域事情のことを調べてみて、やっと多少は分かったんだけど。
どこの国民も、「情報を取りに行く」、「情報を見抜く」努力を怠ったり、
ましてや、その手段が遮られているとなると、非常に容易く弱い立場になる。
何度も言ってきたが、
こういうことは、個々の家庭でも、何も知らない幼い子どもが、赤子の手を捻る如くに、最も犠牲になりやすいのと同様だ。
これも、とある「ヤフゴミん」が、おのれの浅薄な思考力にも気づかずに、主コメ投稿者に対してイチャモンつけてたけどw
いわく、「正しい情報の取捨選択を心がけ」って。
だ・か・ら、「正しい情報」とは何か?ってことが問われてるんでしょうに。
それを見分けるのは困難だと。われわれ市井の一般人には尚更よね。
自分の側の つごうだけで分けた情報は、真に正しい情報と言えるのか?
あの「カルト連」の「にゃんこババ」らもトクトクと言ってたもんだ。
「全てを疑え」と。
それ自体が眉唾。
ほんとうに そうなったら、神経が持ちませんわな。でなきゃ、すべてに無関心になるしかない。
人間、自分の見聞きした(と思っている)もの、慣れ親しんできた周辺のものを疑うのは甚だ難しいのだ。
それに、いつかは、「旗幟を鮮明に」する必要に迫られることも あるだろう。
全てを、自分の つごうしだいに鵜呑みするのと同じくらいに、
「全てを疑え」と言うのも、安易なことなんだよ。
そうね、、、やっぱり、直感力が備わってるか どうかということになるんだろうか。
これは、若い頃からの訓練・蓄積によって鍛えておくことも、ある程度は可能だと思う。
でも、ほとんどの人は、そんなメンドクサイこと、やらないよねw
さて、『ウクライナ』のことについては、私が まず思ったのは、
「やっぱり、この場合、バイデン氏と同じく、言うべきタイミングを誤ったってことなんじゃないの?」
ということ。ゼレンスキー大統領の側が。
バイデン大統領についても、アフガニスタンのことでは、つくづく思ったものだけど、
もしも、私が、国家の首脳であったとしたなら、ぜったいに言わないわ。
いついつかまでに撤収するからな!とか、
『NATO』加盟したいな~とかね。
で、『NATO』側から、加盟は拒否され続けてきたという。
そこには、相応の理由が あるからだろう。
「匂わせる」「臭わせる」にせよ、その戦略効果を狙うのなら分かるが、
「おいおい、敵に腹づもり見せて どうすんだよ?」ってことでしょうに。
ゼレンスキー氏も、今ごろにもなってから、一般国民に向けて、武器を取って戦えだなんてね。。。
しまいには、外国人まで募りだして、
日本からは、もと自衛隊員らが加勢したいと申し出てるってさ。
さすがに、日本政府も拒否方針だというが。あとあと、いろいろ ややこしくなるもんねえ。
私なら、せめても、プーチン氏が引退するまでは、おなかの底に納めて鍵かけておいて、愛想よくシッポまで振って見せたとしても、
敬して遠ざけ、本音は、おくびにも出しませんよw
だって、計算高く手回しして、自分とこ狙われてるの、とうに分かってたでしょ?
自国と国民の命運が かかってるんだから。
相手に隙を与えるような迂闊なこと言っちゃダメだわな。
虎視眈々と、隙間を探して、敵が入り込んでくる大義名分を、わざわざ、こっちから差し出すようなもんじゃないか。
そういうわけで、
ゼレンスキー大統領も臭いのか、単にヌケてるだけか?w
と思っちゃったのだが、
まあ、こういう考えで行くと、プーチンさんは勿論、アメリカだって、腹の底は皆、怪しく思えてくるけどさ。。。
今回の軍事侵攻に際して、演説していたプーチン氏の顔や語り口には、相変わらず、自分の卓越した頭脳と運の強さを誇る表情が窺えたが、
言わば、賭けに出たわけだ。まさに、危険な賭けに。
彼の場合、さすがに、迂闊なセリフは吐かないできたにせよ、
やはり、大勝負に出たタイミングが問われる。
だから、焦ってるのか、とか、プーチン老いたり、とか言われる。
「精神状態」を疑う向きも理解できるが、
古今東西、長く強大な権力であるほどに、人をウヌボレさせ、驕らせ、恐れを遠ざけようとして狂わせていくことに、大した驚きは ないくらい、数多の例に事欠かないし、
だからこそ、再選を繰り返すことは好ましくないことだと認識されている。
猛烈な野心と一直線に躊躇いのない強権志向の「マッチョ」タイプは、異様に回転の良いオツムと共に、そもそもが、一種の「異常性格」だろう。
そもそも、
人のアタマの上に登りたがる性質自体が、強烈な不安と不満と、野心との背中合わせだ。
しかし、
ここは無理にでも、ものは考えようである、とするならば、
「たった、こやつ一人」を、
引き下がらせ、過去の人に追いやるチャンスでも あろうか。
誰よりも、足もとの『ロシア』国民に、しっかりしてもらいたいよね。
さすがに、暗殺やら独裁やら、えげつないイメージが全身アカラサマに貼り付いてる者を、自分たちの頭上に戴いたまま幾年月ではね。
なさけないですわな。
政府のレベルも大手メディアのレベルも、
国民・民衆全体のレベルに等しいのだから。
ロシアと言うか、プーチン氏のなかには、もとは『スラブ民族』の故国であり、その公国の古都だった『キエフ』が奪われたんだ、という本心が あるのは、理解できないでも ない。それは、さしづめ『奈良』や『京都』が、日本人全体のものでは なくなってしまうような感覚だろうか。
それでも、やっちゃいけないことは、やっちゃいけない!
さすがのプーチンさんにだって、ほんとうに責任を取る力なんか ないんだから。
それにしても、
よく分からないのは、プーチンさんが、かねて着々と、手先を送り込んできていたという、ウクライナ東部の2地域で、独立を主張しているという『ドネツク』『ルハンスク』とかいう所の人々。
いっそ、自分たちの地域は、ロシアに戻りたいのだ、という主張ならば、まあ分かるような気もするけど。
「独立」つったって、それ要するに、ロシアの傀儡国みたいな位置付けに過ぎない、見せかけだけの独立でしょ?それで満足なんだろうか。
【続く】