2019.09.19 (Thu)
『「ムン」「グク」「ムン」「グク」「シンジロー」』の続き。
個人所有の家屋に留まっている被災者のなかに、救援物資を受け取りに行くのを遠慮してます、と言う人も いたが、避難所のなかに入ってしまえば、基本的には、希望する各自へ行き渡るよう配るのだから、そんな遠慮も要らない。
今回の台風による被害で、またまた多くの民家が壊れた。
そりゃ はかないもんだ。
電力会社の鉄塔までがバッタバッタ倒れたというんだから。
だから、じょうぶな公営住宅の建設推進こそは、一般国民、殆どの庶民にとって必要なことだったでしょうに、と。
去年は、大きな地震と台風が、めずらしく大阪を直撃した。
んで、今回は、千葉県を直撃。
どうなってるんや。。。
千葉県って、『船橋』あたりは ともかく、ちと外れたような地域だと、まだまだ かなりの田舎、って感じよね?現在の状態は よく知らないんだけど、
私は、父の出身地域を訪ねたとき、行きは、迎えに来てくれた車だったけど、帰途に乗ろうとした電車の本数の少なさに驚き、待ち時間を潰そうと、とりあえず喫茶店を探したら、駅前通りにすら一軒も見当たらないのに、再び驚いた。
やっぱり、自分は都会育ちなんだなあと実感したよ。
そろそろ空腹でも あるし、のども かわいてきたので、とにかく、飲食店は ないかいなと歩き続けて、とうとう、駅から だいぶ離れた所にポツンと建っていた店に辿り着いたが、
なんと、それは「お好み焼き」の店だった。
聞けば、同じような状況のなかで、かつて、亡き母親も また呆れながら、この店に入ったことが あったそうなのだが、
親父は、しかたなさげに、好物でもない「お好み焼き」を素直に注文していたけど、私も大阪の生まれ育ちですからね、
「なんだって、千葉くんだりまで来て、お好み焼き食べて帰らなアカンのよ!?」
と、大阪人に千葉の「お好み焼き」だってぇ?ありえねーわ!!って感じでw
『関空』に着き、やっと、こちとらの気が済む食事に ありつけるまで、親父にブーブー文句を ぶつけ続けた(苦笑)
そもそも、毎年、正月になると、出身地の雑煮というのを、親父みずから拵えるのが、実家の習慣だったのだが、それからして、私も母も内心は不満でね。
なんせ、色が黒い。
関東圏の料理って、だいたい黒っぽいよね、うどんの おつゆとか煮つけとかも。
おまけに、餅が四角い。
あれこれの具も、ゴボウとか、なんだか、いかにも田舎くさいw
味じたいがマズイことは ないんだけども、
「正月早々、角の立つ餅を、しかも、ずず黒い汁で食べるなんてゲンクソ悪いことは、いやしくも大阪の人間のすることやない!」
とて、
暮れのデパートで、京都の一流どころの白味噌と、丸い餅をコッソリ購入し、それを隠しておいて、親父の新年会で留守を狙い(本人の機嫌が悪くなるから)、ソソクサと「大阪人らしい雑煮」を二人分だけ拵え、
母親と薄笑いを漏らしながら食べた日のことを、旧ブログに書いたw
でも、親父のとこの田舎は、さすがに、自然の景観が豊かに残ってて、ちょうど春だったから、満開の桜並木が綺麗だった。少年時代に遊んだという海岸も眺めてきた。
大阪は、大昔から開発され尽くしたような大商都であったせいなのか、
残念ながら、全体に緑が少ない傾向なので、そういうところを、親父は、常に軽蔑の笑いを浮かべながらコキおろしていた。
親父が、大阪の悪口を言うと、決まって母親は、
「長い年月を大阪の世話になってるくせに!ほなら千葉へ帰ったらエエやんか!!」
と激怒していたww
どこかのネトウヨみたいなセリフwww
結局、親父は、口で言うこととウラハラに、最愛の故郷に戻ろうとは しなかったなあ。
お墓は千葉にあるけど。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて 遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
…
話を戻すと、
念入りな備蓄に励んでおいたが、今回は必要なかった、
良かった良かったと言えてるうちは、そりゃ、あくまでも「想定内」で済んだからこその話。
どれも これも、田舎で土地持ちとか、経済的に余裕が ある世帯の人の お説教でしかない。
これまでに起きた「想定外」クラスの大災害で、厭というほど知ったはずなんだが、ひとたび、本当の「想定外の」大地震や洪水などが起きたら、全てワヤでんがな。あるいは、どこかにスッ飛んで流れていってしまうがな。
要するに、
「備蓄を!」と言ったって、
現実問題、猫の額ほどの庭もない、大量のストックを置くことも不可能な狭い住居では、物理的に無理な話なのであり、ことに都会では、多数の人が それに該当するはずだろう。
近頃は、「忘れた頃に」どころでなく、頻々と大災害に見舞われる この国。
今回のような大きな台風などの災害・事故が起きる前と、起きてしまったときも、たとえば、事前の避難の必要性を予測・推測し得るなら、それを周知させることは勿論だし、被害世帯は一律に当面の家賃を減免するといった福祉施策も、被災後の復旧工事も、殆どの段階において、個人が所有する住宅や民間業者の賃貸が不規則に散らばってるよりは、まとめて把握し易いし、その分、やり易いはず。
ところが、
飽くまでも個人の持ち家政策というのを、土建屋『自民党』による長過ぎた政権は、ずーっと押し通してきたよね。
かなりの富裕層(そして、日本では、あるいは日本でも?ごく少数に過ぎない層)でもないかぎり、個人所有の不動産だと、万一の大災害に備えた設備も、日常的メンテナンスも、被災後の工事も、大きな出費になるから、ことごとくが、敢えて おざなりにならざるを得なかったりする。
去年だったか今年前半だったか、当ブログでも取りあげたが、あの東北の大災害以降、倒壊危険のある個人所有家屋を どうすることも できずに住み続けて(「自己責任」?w)、インスタント ラーメンを すすって暮らしているという高齢者の記事も あった。
というわけで、
最終的には、やっぱり、行政なんです。
今後とも、
特に都会では、1人世帯の手狭なアパートなどの住居でカツカツの生活している層は、減るどころか増えると想定し、国を挙げて、対策を練ってもらわんと。
政府や行政側を甘やかすようなことばかり言ってられっかよ。
国民の大多数が、ヘンに おとなしい良い子ちゃんばかりだから、この国の政治屋どもはタカ括って、
自分らの権力や利権争いにばかり血道を上げるんだわ。
特に『自民党』の支持者には昔から、暴力団や右翼団体が多いの、有名じゃん。
今回の新閣僚からも、もう また出始めてるよ。
日本の場合、「ボランティア」とか「ノブレス オブリージュ」たらいう高尚な精神的土壌が乏しいほうだからなのか、そういうのに頼るのも、なかなか困難なようだけれど、
災害時には早速、悪いことする輩が出没するね。
それでも日本では、まだしも少ないほうだとされるけど、
「オレオレ」だの「振り込め」だのといった、従来の通信に加え、インターネットも駆使した、単純にしてタチの悪い詐欺事件も多発、
被害側の同一人物が一度ならず、またも ひっかかるという呆れた事態まで起きてる時代だ。
神戸ナンタラ組の「ハロウィーン」のオヤツばらまきで「子ども釣り」も、やっと問題になってきてるが(もっと糾弾すべき!安易な親を。)、
これって、私が20歳代の頃だったかに、テレビで話題にしてたのを見た記憶が あるんだけど、最初は、
組の「姐さん」ってのが、お菓子ちょうだいと、なかば好奇心とフザケてだろうが、ネダリに行った子どもらに、はいはいと渡してやったことが発端だったらしい。
ほんのちょっとのことから、一般の「カタギ」や子どもたちの心の隙間に しのび込んでくる「反社」。もっと用心しなくっちゃいけないよ。
阪神の大地震のときも、東北の大災害のときも、
意外や、暴力団が大活躍ってねw
ヘタすると、ヘタするで。
なんせ、いわゆる「オレオレ詐欺」の根っこでしょ。
家屋のなかに入り込んで、そこの住民の内訳や ようすを探り出すのに絶好の機会やないかい。
いちいち疑うのもエネルギーいることだけど、身もとは だいじょうぶなのか、そういうのも気になってるところ。
【続く】