2017.12.04 (Mon)
国民にとっての つごうが、とか、皇室にとっての つごうが、とか、はては選挙がらみの政治屋の つごうが、なのか、
そのへん入り乱れてガーガー騒いでw
そりゃあ、一般的には、年始か年度初めが、いかにも区切り良いように思えるのだけど。
ただ、あれじゃないの?皇室関係の伝統行事ってのは、私は知識が薄くて、よくは分からんけど、そもそも、新暦では なく、旧暦だか陰暦だかに則って進めてたもんじゃないの??
結局、4月末から5月始めにかけてという、なんだか中途半端で、ヘンな感じのところに入れ込むことになるのなら、いっそのこと、そっちのほうで考えてみたら、もう少しは違うことになったんだろうか。あまり違わないのかな?ま、私個人的には、どーでもいいことなんだけど。
それと、
いわゆる「ご公務」と、その引継ぎのこと。これもモメてるらしいけど、
私は、このことも、過去エントリーで指摘していた。
要するに、
現天皇ご夫妻の、さてもマメなる「お出まし」や「ご公務」ぶり そのまま、次世代に引き継がせるとなると、必ず、そのようには できかねることも ありうるんじゃないかということを、だ。
これは、なにも、次期に予定される新たな天皇ご夫妻に限った危惧では ないだろうということ。
で、もう、さっそく、この問題が出てきてるよね。
そして、やっと、現天皇ご夫妻の「公務」の ありようの事実と弊害が指摘され始めたようだ。
あっ、そうそう。愛子さんをば「女性天皇」に、という意見について。これは、おそらく、現天皇ご夫妻からして、その気が おありじゃないんだろうなということは察せられると述べておいたが、
しかし、私とて、とにかく女性だからダメだという思考停止なのでは勿論なくて、
雅子さまのコンディションが、この先も復活しきるとは まいらぬ場合、
代わりを、成年後の愛子さんが つとめることが可能になるならば、様々な場へ、天皇となられた お父上に付き従い、すぐ傍らにて、その役割を目の当たり学ばれていかれるわけだから、やがて「女性天皇」となられるための、円滑な下地づくりともできるでないか?と思えたんだけどね。
けれども、再び三たび説明すると、
要は、「天皇および皇室の存続価値」たるものが、そもそも奈辺にあるのか?と突き詰めていけば、どうしても、その「祭祀」および、これを、男性が司るべしとの伝統・文化の ありよう そのものが、温存すべき「天皇」「皇室」の価値とされるから温存する、
これ以外の理由で、何らかの異なるカタチでもって存続させるとなれば、これは もう、ただの思考停止、純然たる差別でしかなくなる、ということを指摘し続けてきたわけ。
こういう差別は、結局、最も「上」から最も「下」まで、無意識下に根強く影響を及ぼしてくるもんなのだから、大いに問題だよ、と言ってるの。
たとえば、美智子さまの最初の御懐妊時に起きたトラブルを語るのは、私が幼かった時分、それは「タブー」なのだなと、子ども心にも察せられたのを憶えている。
周囲の おとなたちは、これを話題にするとき、急にヒソヒソと、声を潜めていた。
「美智子さんは、あのとき以来、人相が変わるほど、ゲッソリやせはったもんな」と。
この日本において、病者や障碍者を隅へ押し遣り、隠そうとする代表格は、
他でもない、「国民統合の」なんちゃらだの「シンボル」たる皇室が最たるものじゃなかったかしら?
それにしても、これは、私も、近頃になって確認したんだけど、
天皇の祭祀というものたるや、皇室の「私事」に過ぎないという位置付けなんですってね。ありゃま。
現天皇さんは、戦後からの「天皇像」というものを、いっしょうけんめいに模索してこられたということだし、
皇后は皇后で、ご出自ゆえのプレッシャーも相俟ってか、
特に美智子さまの場合、非常に積極的で活発な御気性だし、
多分に、この美智子さまの「演出」的、「アピール好き」がリードしてきた結果の、(良いか良くないかは ともかくとして)こんにちに至る お二人の築き上げたイメージなのかなという感じは する。
で、
天皇さんとしては、その「新しい天皇像」というものを、まさしく、ご自分の代から始まる「伝統」として、今後とも受け継いでいってもらいたいと考えておられるみたいね。
だとしたら、
いずれにせよ、次の天皇となる御夫妻は勿論だろうし、
秋篠宮ご夫妻は、それこそ、ご両親である現天皇ご夫妻の あとを、要望どおりに引き継ごうという意欲が非常に高くていらっしゃることは、すでに、国民一般としても、そのように見受けているところだけれど、
いついつまでも、このような「完璧性」を要求する方向性で続けられるとは、お考えにならないほうが無難だと思う。
こういう家系と立場の家に生まれて、そういう役割なんだと、問答無用で叩き込まれて育った当人は ともかく、
一般家庭で生育した女性であろう お嫁さんは、ますます、来にくいだろうねえ。
もっとも、悠仁さんだっけ?この お子さんが将来、そこそこ、女性ウケの良い、ある程度なりの魅力を備えた男性にさえなられていて、それゆえ、相応の女性側にホレてもらえてさえいたら、嫁いで来てもらうのに、それほど不自由しなくてすむかもしれないけど(笑)
そして、
その頃になっても、相変わらず、天皇制・皇室制度が温存されていたら、の話だけど。
国民全体の関心と支持如何だろうね。
これって、日本の「皇室」に限ったことでは ない。
どこの、どのような主義や方針を堅持する国の王室や元首や最高権力者でも同じこと。
どんなに長い時を越えて続いてきていても、
終わるときにはアッサリ終わる。
究極には一般大衆、民衆の思い次第。これは、歴史の真実です。
そのへんは、現天皇ご夫妻も、痛いほど分かっていらっしゃるからこその、
ずばり言ってしまうに、痛々しくも「強迫的」なまでのアピールぶりにまで繋がっているかと察せられるところ。
人間(じんかん)の「最上」から「最低」までの格差が大きいということが、それだけ、ダイナミックな歴史・文化の動きとは なった人類史。
だが、もう、そんな時代では なかろう。
まったく異なるダイナミズムを目指すのが、これからの時代なのだ。
ま、ケセラ~セラ~♪なるようになる。
なるようにしか ならない。
どうにか こうにかムリに続けたところで、いずれ、自然の摂理には勝てない。
しっかし、
庶民だけがズッタボロにされた敗戦と激動の『昭和』、これの せめてもの癒しとばかり、つかの間の、はかない、(エセ)平和のあとには、
未曾有の大災害・大事故バクハツの『平成』だったなあ。。。
どんだけ厳粛なる祈りの儀式を捧げ続けてくださってたやら知らんけどw
まあ、しょせん「天皇の私事」でしかないわけなのだものねww
でも、そこくらいにしか、「天皇制」「皇室制度」温存の価値根拠は見つからない(苦笑)という。。。なんたる皮肉。