2015.08.30 (Sun)
そんなのは、恫喝の類です。
なんだ?議員ともあろう者が、言うに事欠いて、ここでも憲法に悖るような発言かよ(激怒)
中学生時分ともなると、国際情勢について一席ぶつくらいは やってた私なんかが、もし、経営者とか面接官の立場なら、
「おお!いまどきに、なかなか気骨があるのう」と、むしろ積極的に採用するけどね。
当ブログでは時々やることなのだが、このエントリーも、すでに今月初旬頃、ほぼ完成した下書きだけを書いたまま寝かしてあったもので、
下記のリンク記事も、そのあたりで読んでいたのだが、
『決定的なのは想像力の差 彼らは利己的だから戦争反対なのか』
2015年8月8日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162509
しかし、思えば、学生のデモというのも、様変わりしたもんだわ。
私が小学生の頃、兄は大学生だった、その当時、
「全学連」とかいったものが世間で一大騒ぎのタネになっていて、テレビ等でも連日、話題の中心に取りあげていたのをボンヤリ憶えている。
そんな ある日、
兄の部屋に入り込んだ私は、ふと、ベッドの下に、いかついヘルメットが置いてあるのを見つけた。
そのことを、早速、母に告げると、母は些か顔色を変え、
兄が帰宅したら、そのヘルメットは何のため持っているのかを問い質すようにと、私に厳命した。
それで、帰宅した兄のあとを追うように、私も部屋に入り、おもむろに、
「おにいちゃん、このヘルメット、なにに使うん~?」
と、子どもながら、さり気なくを装いつつ訊ねた。
すると、兄は、
「ああ?これかぁ??」
と、そのヘルメットを、ためらいなく取り出し、私のほうに正面を向けて見せた。
そこには、
『○※組』
と、どこかの建設会社らしき社名が黒々とした太い文字でズンと記されてあった。
兄はアッケラカンとした調子で、
「小遣い稼ぎに、土方のバイトに行ってるねん」
と答えた。
この一部始終を、こっそりと、母に伝えると、
兄にとって義理である母は、やっと安心したように頬ゆるめ、いそいそと台所仕事に とりかかっていった。
この時代の学生デモってねえ、
タオルで顔巻いて、目ぇだけ出して、メットかぶって、角材(ゲバ棒って言ったっけか)を振り回すというのが定番スタイルだったでしょw
思い出すと、つくづく、ダサかったなあ。。。ww
ファッションに関しては多少おませだった私、子ども心に、
「なんや?あのカッコ悪いのわ、、、」
と呆れてたもんねwww
その点、『SEALDs』等、いまの若い人たちのスタイルは、女の子なんか、めいっぱいオシャレして、もちろん、顔も堂々と晒して、これが私です!とばかり真っ向から主張してはるでしょ。あれほど、政治に無関心で困ったもんだよ、と言われてたのに、いまどきの若い人たちが。。。
アッパレよ。立派立派。
メットかぶってホッカムリして角材振り回して暴れた世代の、もう一つ上の世代すなわち、実際に戦場へと駆り出された、かつての若い人たちは、そのまた上の世代たちの言うことに、とくに逆らいもせず、素直に、その命に従う しるしとしての「大行進」を行い、その後、各地の前線で散っていった。
このことを指し、瀬戸内寂聴さんは痛切な悲しみを述べたところ、対談相手の「ホリエモン」たらいうひとの、それこそが利己的な発言に落胆の あまりか、「もう死にたい」とまで激しく憤っておられた。
瀬戸内氏も、いま、あのときの若い彼女の仲間と同じ年齢の学生たちが立ち上がったのを知って、ホッとし、喜んでおられるだろう。
「欠食児童」世代であり、敗戦後ただちに「墨塗り教科書」体験で、
つくづく、おとなたちに不信感を持ったという うちの母なんかは、テレビで、むかしの学生デモ(というより暴動と呼ぶほうが近いか?)
そういう場面が映し出されるたびに、
「おのれ正しいと信念持ってるのやったら、いやらしくホッカムリしてんと、堂々と顔晒して やったらんかい!!」
と叫んでいた。これと似たことで、
韓国の元大統領だった金 大中氏が、迫害を受けていたという時期に、日本へ逃げ込んできた?出来事があったおり、
氏が、自国の問題の深刻なことを頻りに訴えているのを、やはりテレビのニュース画面で見ていた母が、
「おのれぁ、自分の国の文句は自分の国帰って言え!!日本まで来てガタガタ抜かすなぁ!!!ナサケナイやっちゃ」
と叫んでいたw
子どもの頃は、疑うということを知らないような素直そのものな子だった私は、母親らの主張することを、そうなのかぁとしか思わなかったのだが、
いま、このトシになってみて、そう言う母を生きて前にしていたならば、はっきりと、
「おかあさん、それは違う」
と言い切るだろう。
自分の顔や素性を明かしてしまったら、それだけで、たちまち、格段の不利を招きかねない事態というものは ままある現実、
昨今は特に そうだし、
また、特定の環境の外側に出ないことには、そこの内側に留まり続けているかぎり、にっちもさっちも行かない事態ということも ありうるのだ。
「群鶏のなかの一鶴」というコトバもあるが、
こうした場合は、「一鶴」が異端者として、群れなす鶏からサンザ突っつかれたおす。
異常な組織のなかで、ひとり真っ当なことを主張しても、異常は正常を「異常」とするのだから、内部に居るかぎり、数を頼んで押し潰されるのが世の常というもの。
こういう場合は、いったん、外に出ないと、どうしようもない。
私も、かつて慣れ親しんだ東京に行けるなら行って参加したいくらいなのだけれど、大阪のなかのデモすら、なかなか難しい。。。
せめて、ブログで応援するくらいのことは させてもらおう。
次の選挙が近づいたら、『フォーラム4』関係の、何か配ってみよかなと思ってるし。こんなこと、以前は考えたこともなかったわ。
いまじゃあ、山村地帯の おじいちゃん、おばあちゃんまでが集まって、
ご近所で「安保(戦争)法案反対」のデモを実行してるのだそうな。
いつにも増して暑い暑い この夏が過ぎても、次の選挙を見据え続けていかなくては ならない。
若くて体力ある人たちでも、この暑さには、さすがに堪えただろうけど、
体調に用心しながらガンバろうね。
特に、古賀さんとか大学の先生がたは、もう「寄る年波」だしw
いつ、ギックリ腰や何かで霍乱するかワカランので、
皆々さまには、よくよく、健康に御留意くだされ。ちと心配しております(笑)
いや、まじにですよ!健康第一です。
でも、これからは、さしもの暑熱も おさまっていくし、それとは逆に、安倍政権に異議を表する人々の熱は、いっそう高まっていくことだろう。