2021.03.08 (Mon)
『「ママ友」殺人事件を考察(&不倫について。)』の続き。
本題に戻ろう。
真逆、互いに正反対のタイプでありながら、この事件で二人の女の共通点は、まさに、非常識きわまるバカ母ってこと。
自分の子を餓死させてしまったあとも まだ、加害者の言いなりになっていたという母親にも、言ったら わるいかもしれないけど、ほとほと呆れてしまう。
そりゃね、
どこぞの『心理学』専門家という人が言ってるそうだが(記事の内容までは閲覧してない)、根っから「善人」であるならば、自分自身が、何の悪事に染まったことも行なったこともない、もともと、そんな欲求が薄い、そういう性質・性格なのだから、悪いことを積極的に画策し、実行にまで及ぶ人間のことを理解しにくいのはアタリマエ。
次は、どんな手を繰り出してくるかという凶悪ぶりの予想すら つかないだろう。
なぜなら、自分自身のなかに、こうした要素が乏しいからだ。
だから、「赤子の手を ひねる」が如く、簡単に騙され、振り回されてしまう。
しかし、こういうのを「賢い」とは言えないと思うよ。
ほんとうに「賢い」親なら、子を窮地に、死に追いやることが見えているのに、ただ ひたすら、その方向へドンドン進んで行ってしまうだろうか?
旧ブログや過去エントリーでも述べたように、
身近な犬や猫などの母親を見てたら分かるけど、概ね、オスよりもメスのほうが利口であり、警戒心も高い傾向だ。やはり、子を守るためだろう。
人間に付き従おうとするときでも、ある意味では、われわれ人間以上に、対象を敏く見抜き、選び分けているのが窺える。
特に、子育て最中の雌は、短いながら、ある程度なりの「スパン」という視点を持ちつつ、子育てしているのが分かる。
シンプルな例を挙げれば、
何かの撮影動画で見たんだけど、研究施設で飼育されていたチンパンジーの母親などは、幼い子猿が、高所に登ると、そのたびに、いちいち掴まえては、安全な床に下ろすということを繰り返していたが、子猿は、片時も、おとなしくしていないので、また登る。
しまいに、母猿はヒステリックに叫んでいた。
まだ幼い子猿には、自力のみで落ちないようにする能力が未熟なので、たちまち落下する危険が高いことを予測し、危ぶんでいるからだろう。
ことに人間の世界では、性質・性格のタイプも成育歴も様々で、なかには、それこそ常識や良識では到底、考えられないほどの悪意を持って、他者を陥れることを躊躇しない者も存在している、それが現実。
ましてや、子どもを無事に生育させるためには、あらゆる危険性を予測し、守らなければ ならないのが、親の仕事。
どんなことが あろうと、まずは食べさせる、という行為は、犬や猫でも やっている「親業」の初歩も初歩だ。
そうじゃないですかね?世の親御さんたち。
どんな動物だって、基本的に やっていることであり、
しかも、オスを頼ったり、アテにせず、自分だけで育てる雌が多い。
なにが悲しくって、あかの他人に、自分の所帯のなかへ土足でズカズカ踏みこまれるのを許せるんだか。
そこからして、もともとフニャフニャでグチャグチャな気質の、
しかも、そうとうに狭い範囲で生きてきた世間知らずな女なのかな、とも思う。
それに、
「完璧・完全な悪人は いない」という主張も ある以上は、
「完璧・完全な善人」だって いやしないだろう。
今回の事件で、被害児の側の母親も、けっして「完璧・完全な善人」などでは なかったはずだ。
少なくとも、まずは最も信頼を置けるはずの夫、それも、自分を裏切った事実も なかった夫に、易々と疑いを向けていたのだから。
浮気でも何でも、こんなことを やられているんじゃないか、自分は知らないうちに裏切られているんじゃないか?という疑心を持つ者は、そもそも自分自身が、そのようなことを やりかねない恐れを、無自覚なまま秘めているからだ、という見解もある。
これは、『結愛ちゃん事件』や『心愛ちゃん事件』また、『東住吉事件』の母親らに対しても そうだが、今回の事件の母親も含め、私個人は、彼女たちに同情は できない。
生来の性質・性格からして、まさに「母親失格」なのでないかとハッキリ言わせてもらう。
どう見ても、子より自分のほうが可愛い人たちに思えるし、ただ、それは それで、何もフシギなことでは ないのだろう。
『東住吉事件』の母親などは、じつに痛ましい最後となった娘と、母親である自分の思いや考えは、子の死後となってさえも一致しているものと固く信じていることを大っぴらにしているようだが、それは結局、娘を自分の一部とか分身と見做している以上に、
自分の「所有物」というに近いゆえの妄想だ。
亡くなってしまったことで、娘は、ますます、母親の つごうの良い存在、架空に等しい存在にさせられている。
そのことについて、この母親自身が、終始、独り善がり、無自覚、無関心なのだろう。
幼い娘が、自分の男に、何を やられていたか全く気づきもしなかった、ということと同じく。
それにしても、今回、発覚した事件の、子を死なせてしまった母親。
単なる友人のほうを信用していたってんでしょ?自分の夫よりも。
そして、自分の子どもの命よりも、他人の言うことを最後の最後まで優先した。
まだ離婚していない頃、結婚していたときに、うかうかと関わってしまった「ママ友」、この女に、子どものことで、いろんなトラブル話を でっちあげられ、それを解決するためにと、また騙され、たちまち取り込まれてしまったという経緯だそうだけど、
なぜ、まずは夫に相談しなかったんだろうか。そこが、まず不可解。
それに、
「子どもが砂を投げ」云々といったトラブル捏造話にしても、実際の状況は どうだったのか、子ども本人に問いただすなり、現場の幼稚園や学校の先生に確認しなかったのか?
『児相』は、またぞろ、理由にもならないヘリクツを理由にして言い訳していたようだが、
この母親は、親族も真剣に心配していて、『児相』への相談を何度も繰り返したという。
つまり、
実際は、「孤立」状態にまで陥っていたわけでも全然、なかったということだ。
手は差し伸べられていた。
それを撥ねつけて、
偽りの「ママ友」の手に、わざわざ縋りついた。
親身の声を無視し まともな関係者たちとの かかわりよりも、あかの他人が悪意を持って吐き続ける荒唐無稽な嘘話のほうに全面的に靡いていたのだから、自業自得としか思えない。
もっと あるよ。
たとえば、
実際は、まったく無関係だったそうなのに、「ヤクザを使って解決できる」とされ、勝手に「ボス」と呼ばわれている(あの「カルト連」おババみたい嗤)「ママ友」の一人に、私だったら、それこそ「常識」として、
「このたびは、うちの子どものことで、、、」
お世話になり、ご迷惑かけましてと、間髪入れずに謝罪と礼に駆けつけると思う、菓子折りでも持って。
すれば、先方も、
「え?何の話ですか??」
ってことで、いっぺんに真相がバレるじゃないか。
それも できなかったんだろうか??このマヌケな母親は。
はっきり言っちゃって悪いけども。
すでに、上の二人の子どもは小学生なので、
少なくとも、そこまでの子育て経験してきてるわけだ。
それぞれの年齢において、どれだけの食事を与え、栄養を配慮しないと いけないか。
自分の子が、水しか与えられずに、どんどん痩せ細って、平気でいられるのか?親が。
私は、子を持ったことが ないけど、ほんとうに、信じ難い。
水だけで10日間って、健康で体力ある成人でも無理でしょう。
虚弱な私なんか、1週間でも全く無理。確実に死ぬ。
母親自身も、なにしろ食事が ままならず、栄養不足で、もはや心身とも回らなくなってしまっていたのかもしれないが、
『結愛ちゃん事件』や『心愛ちゃん事件』についても言えるのは、
もう、これ以上、このままでは危険だということは、さすがに気づいていたはずなのだから、ここまでの極限に陥る前に、必死で気を取り直し、母親として動かないと いけなかったんだけどね。
どれだけ早く気づけるかがカギだ。
少なくとも、飲まず食わず、眠らせない虐待でトコトン痛めつけられていた幼い子どもよりは、母親のほうは、もう少し飲んで食べていて、身動きできたはずなんだ。
考えられない。こんなボンクラが、ポコポコと3人も産んで。
【続く】