2014.04.12 (Sat)
母校の体面、日本の体面、女性全体、そして科学全体、学問世界全体の信用を大きく傷つけたわけで、それは殺人のような罪ではなく、抽象的な意味でのものではあろうけれど、決して、軽い問題ではない。
しかし、
ある面では、大学組織、学問分野における組織的弊害、表に出てこなかった腐敗、そこに、今回の「理研・小保方事件」は、特に科学に対しての信頼感は、他の分野の追随を許さないほどに厚いものがあったはずの一般の目を向けさせる切っ掛けともなった。
今回の事がないと、われわれ一般国民の大多数は知らぬままに相変わらずの状態が水面下で続いていったのだろうから、そう考えれば、かえって意義はあったとも言える。
それにしても、事情を知れば知るほど、一般的に、彼女の年齢にそぐわぬ高給という(もっとも、国外留学時には、無給で研究に従事する期間とかと聞くけれど、いずれにせよ、多額の資金は必要だ)、そのなかみに見合う価値はあったのか?
あれだと、ひょっとして、「ワープア」に属していた障碍持ちの私などのほうが、よっぽどマトモに仕事らしい仕事してきてるかも?という気にもなった。
おまけに、
博士号というもの、そんな杜撰なやりかたで容易く手に入るものなのか?と驚いた。
ねえ?「イ」の付くハカセさんと、「OKウェイヴ」にて、やけに「ポスドクは~」「留学で~」と解説に励んでいた、スノッブな誰かさんよww
追記:
かの「IPS」だったかのM氏の場合は、現場の教授陣に、便利良く使われていて、ある種の重宝な存在だったから、ああいうケッタイなことになっていったという実情があったらしいのだけど、
そこを考え合わせると、
小保方さんの場合も、周囲のセンセイがたにとっては、どこかしら、つごうの良い面があって、ああいうことになったのかも?
まあ、どんな世界でも、お神輿みたく表立ってホイホイ担ぎ上げられる者に、ほんものの実力はないのだ、とも言うしなあ。
本当のエライさんとか実力者とか、あるいは「黒幕」的存在というものは決して、担がれて嬉しがって表に出てきはしない、とかさ。
目立つ、ってのは、すなわち危険なことでもあるんだもんね。