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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2015.09.21 (Mon)

「忘れないぞ」

の続き

 

いまごろになって、毎日新聞は、

イラク戦争のときの現地派遣自衛隊が、どれほど大変な危険状況だったかを、一般の国民は知る機会がなかっただろうから云々とか言ってたけれど、それこそ、報道界の怠慢じゃないのかな。

 

 

アメリカが、日本のために、血を流してきた、それを思うと、涙が出るだの「男が廃る」等々と、
「ヤフコメ民」のネトウヨ・ネトサポらが、毎度、音程はずれっぱの、やかましいラッパ吹いてるのを何度も目撃させられては、つくづく、そのオツムの めでたさかげんに呆れ、

甚だしきは、知能とか精神状態の正常までをも疑う気分にさせられたものだが、

再び三たび言う。

アメリカが、いつ、日本のために、血を流したのか?

 

覇権の欲望かぎりないアメリカは、みずから血を流したいから、そうしてきたまで。

それが、「世界の警察」を気取ってきた覇権国家アメリカの野望と計算上、どうしても必要だったからなのだろう。

ましてや、旧ソ連との冷戦体制時代には。

 

そのアメリカも、さすがに、血を流し過ぎ、流させ過ぎて、いいかげん、「教え子」の日本に、少しずつでも肩代わりさせて、自分がラクになりたいだけだろう。

 

早速、自衛隊には、中東へ赴くことを期待すると、アメリカの軍事方面の おエライが、米議会での安倍朕のゴマすり演説に喜びついで、あからさまに要望していた。

 

 

だが、もともと、中東方面での救い難い泥沼の争いは、誰が、どの国が原因だったろうか。

そこに、日本が加わって、応戦を余儀なくされ、現地の恨みを買う事態になったら、リスクは、自衛隊員だけのものでは なくなる。

 

ぶっちゃけ、私は、自衛隊員の かたがたの身の危険増加を心配しての反対、というわけでもなくて、

あくまでも、国内で、われわれ一般市民を巻き込んだテロ等のリスク増大を心配しているのだ。

それと、近年ますます相次ぐ災害時の人員不足は だいじょうぶなのだろうかと。

これでは逆に、国民を守れていることにならないのではないか?

 

自衛隊構成員の大多数は従来から、伝統的なまでに自民党支持者らしいと みているゆえに、恐らく、彼らの多くは、納得している以上に積極的受け止めなのであろうと、私は察していた。それは違うのだろうか。

 

 

もちろん、私は、中国にも言いたいことはある。

それだけではない、
中国と争っている自分たちの つごうに、日本を引っ張り出せると期待している、ベトナムにも、フィリピンにも。

 

皆、自国の国益第一だ。

よしんば、多数の他国が歓迎していようとも、自国の議会、自国の憲法を蔑ろにするのは本末転倒。

日本には日本の立ち位置、とるべき道があろう。

 

何度も言い続けてきたが、

「普通の国」になって嬉しいとは、どこが愛国心なのか、はなはだ理解に苦しむ。

 

 

安倍朕の言うことは、いつも、肝心のところで裏目に出る。
あるいは、最初から不誠実な答弁。

最も赦し難くアカラサマに出たのが、あの原発の予備電源問題に対する答弁だ。忘れないぞ。

 

今回の「安保法案」についての答弁も、はなはだ不誠実な、要領を得ないものに終始した。

 

まあ、彼の魂胆は、第一には、とにかく自分個人の目的を果たすツールである政権の延命策としての、アメリカに対するゴマすり作戦だろう。

ましてや、安倍朕は、もともとオバマさんの好みには合わないタイプなのだそうだからwなお必死だろう。

 

 

今回の「安保(戦争)法案」を通した収穫として、アメリカとの絆が、より強固に、そして、徐々にでも対等な関係にしていけるのだから、と主張する賛成派の言い分の笑止なことよ。

 

だって、日本は、敗戦以降、アメリカに逆らうようなことは、まず、できなかった。

せいぜいが、「平和憲法」たる9条をタテに、アメリカの戦争で手先を務めることだけは避けてきたという程度。
その意味では、たしかに、「9条に守られてきた」とも言えよう。

 

その代わりの貢ぎ物も、主権、土地、金銭いずれも多大だったが、これは、
日本を守る義務を、自ら課さざるを得なかったアメリカへの、「思いやり」という名の用心棒代だった。

 

はたして、本当に、今後、アメリカに、もの申せる日本となれるだろうか?

 

ムリでしょw

 

「ウヨ」さん「ネトウヨ」さんたち、二言目には「70年も経って、いつまで、押し付けられた憲法」と言い募るけれど、

第一の矛盾が、「日米地位協定」を、どうすることもできず、

北方領土返還交渉についても牛耳られ続け、

毎年、一方的な宿題をエラソーに突きつけられて呑み込むしかできない日本です。

 

 

アメリカと共に「血を流し」てきたと言えば、

ドサクサに乗じて、アメリカさまに許可してもらって、「竹島」を手にしたようなものである、かつての日本国の一部であった韓国が、まさに そうであり、

「血の同盟」と呼ぶに ふさわしい米韓関係なのだそうだが、

では、

あの国は、アメリカと対等な関係を築きあげ、ときには、アメリカに、苦言を、もの申せているのだろうか。

そんな感じは全く しないがねw

ただ、韓国は、アメリカ一辺倒になるまいという苦心が、昨今の中国との関係構築に現れているとも とれる。

 

翻って、日米間は、
いったい、われわれ国民の知らない裏側で、何が続いていたのだろうか。

 

 

これも何度も言い続けたことだが、

力弱い他国に つけ込み、白人列強の真似に余念がなかった日本は、
いまでは、超大国に、左も右も頭の上も挟まれてしまい、
軽侮してきた小国の悲哀というものが、いよいよ他人事ではなくなってきた。

 

 

まあ、日本の今後が どうなろうと、私自身も、あくまで個人的には痛くも痒くもない身だけれど、

未来の日本が、世襲ぼんぼん凡々政治屋の個人的野望の結果、

(それにしても、成金のボンボンや娘や婿が世襲などというのは、問題ではないのだろうか。従来選挙システムの根本的な改革が必要ではないのか。)

あわれアメリカのパシリ国となってしまわないように祈る。

 

デオクレチアヌスな私でも、後の祭りが大好きな日本国民には、ほとほと、うんざりし始めている。

 

私が実際行動に移せるのは、これまでどおり、
自民党には投票しないこと

これが最高の抵抗だから。

 

ただ、

SEALDs』のような集会やデモが、現行政権の進める取り決めを覆すには至らなくても、
実は、一番、アピールしなければならない対象は、政府よりも、一般国民に、無知の知でさえも自覚しない、ボケーとした有権者に、なのだ。

だからこそ、声を挙げて、指し示し、注視を喚起するのは大事なこと。

あんなの無意味だ無力だとか言ってる連中は、愚かである。

 

 

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