2024.10.13 (Sun)
このたびの『ノーベル平和賞』は、日本の『被団協(日本原水爆被害者団体協議会)』に決定したそうで、
各国からの祝福のコトバよりも、むしろ、当の日本国内の声のほうは、みょうな複雑味すら帯びているようだ。
と言うのは、
特に、『被団協』の代表さんが、首相の任に就いたばかりの石破氏から、お祝いだけでなく、昨今の国際情勢ゆえ、「核兵器廃絶」よりも、核兵器による「抑止力」の必要性のことにも言及されたというので、それについて厳しく非難しておられたことに対し、
『自民党=本名:ダッピ統一壺売国党』シンパとウヨとミリオタの巣窟である「ヤフゴミ捨て場」を筆頭に、
『被団協』の代表たちこそが「お花畑だ!」
と、罵倒していた光景。
たしかに、理想や理念は大切。それを訴え続ける必要性も また確かなのだ、ということは誰しも否定しないとしても、
同時に、
その反面では、現実の脅威も無視できない!という主張は、一蹴できるほど単純な話でも ないだろう。
近年の日本は、いろいろと、かつてのような余裕が なくなってきて、
その分、不安や危惧が増し、それと背中合わせのごとくに、かえって、勇ましいセリフが飛び交い、全体に、歪んだウヌボレを感じさせる言動が、一般の老若男女の国民にも広がり始めているように感じないでもない。
まあ、不安や恐れ、かねて抱え込んできたコンプレックスと背中合わせにもなると、キミョウに勇ましく猛々しい言動が目立ち始めるのは、日本の周辺国でも同様な現象なのだがねw
そうね、
「ヤフゴミん」どもが言い募るとおり、大統領がトランプなら、「米軍ひきあげ」る代わりに、せめて、日本の核兵器装備を賛成してくれそう、なのかもね?しらんけど(嗤)
そういう、日本特有の経緯、事情や情況から、
「あいつ、いつ何どき、こっちへ攻め込んでくるやら~」
と、相手国を疑心暗鬼に陥らせるのは、自分側の不利なのです。
かと言って、舐めさせていいわけじゃないけど、
さしあたって欠かすわけにいかないのは、
やっぱり、各方面へ安心と品位を示せる「平和外交」なのよ。
見てごらん、
あっちや こっちで、どんどんパチパチ、
「やんのかぁ?!」
「打つぞぉ!!」
と、すごみ合ってる国々の、あの下品さを。
それにしても、なかなか終わらんねえ、あっち こっちの戦争、紛争。
「ハァ?なんだって??子どもらのポリオ ワクチンだってぇ???」
と、
なんだか、いささか鼻白むような思いになってしまった、『イスラエル』と『パレスチナ』間の、つかの間の「停戦」。。。
子どもたちの頭上に、爆弾を雨霰と降らせておきながら。
「『イスラム』過激派」による「自爆テロ」では、いろんな金属類を仕込んでおいて、これを爆発させることによって殺傷効果を高める手法のことは、すでに聞いていたけど、
さきほど読んだニュースでは、
近頃のイスラエルのは、それを、より「洗練」させ、『タングステン』やらベアリングなどの無数の金属片を仕込んだ砲弾を、
よりによって、『ガザ』に おける民間の住宅密集地で投下し始めたものだから、傷口のキミョウな小ささに そぐわぬ、体内での裂傷が激しくて、四肢の切断に至った子どもの数も増えているそうな。
最近、イスラエルやパレスチナの人たちが来日し、
「日本の人も、平和のため、自分たちの争いを治めるために、自分たちのことを知って!自分たちに協力して!」と、盛んに呼びかけておられるそうだけど、
ぶっちゃけ、先日のエントリーでも言ったように、あくまでも私個人は、『イスラム』方面のことは、あまりにも ややこしくて、似た者どうしゴチャゴチャグチャグチャ縺れ合ってて、
少し話を聞いただけでも、げんなりしてくるから、興味は持ちにくい。わるいけど。
あの『ターリバン』を支持してる女性たちだって少なからず存在してるのだと、『アフガニスタン』のことでも指摘したよね。
それに、
いつまで、同じことを代々に わたって、延々繰り返してるんだ?とも思うし、
そこは、やはり、それぞれの宗教の思想や方針が重たく絡んでくることらしいので、それだけに、もとは何の関係もないはずの、そっちの知識も乏しい日本が、へたに深入りなんかしたら、双方から同時に、逆恨みされや せんかと、ちょっと怖いわ。
正直、あのあたりの宗教と信者たちって、とにかく激越で、トコトンまでシツコイ~っていう印象なんだもん。
ま、以前も言ったことだが、
「核の傘」だけじゃ もの足りないよー!
「核共有」してほしいぞ!
と思うのなら、
ま・ず・は、親分『アメリカ』に、認めてくれるよう頼んでみなさいよw
話は それからじゃないの?ってことよ(嗤)
もしも認めてくれたら、
そこから装備まで、すみやかーに首尾よーく運ばないと!だし、
やっぱ、認めてくれなかったら、、、
コソーリ コソコソと、だわねえ。
アメリカ親分は、お見通しで、すぐバレちゃうのは、火を見るより明らかだけどさw
そのあと、どうなるのかww
もっと恐ろしいことになりそうねえwww
いずれにせよ、
アメリカ親分のみならず、世界各国が、どの程度、かつての「枢軸国」日本を信用してくれているかについては、われわれ日本人は、あまり、ウヌボレないほうが いいだろう。期待し過ぎて、ガッカリするのも辛いからねw
もう一つ、私が思うには、
『ノーベル賞』のなかでも、『平和賞』となると、じつのところ、国際間の駆け引き的、政治的思惑も大いに込められているのだという指摘は、今に始まったことでは なく、すでに知られているよね。
で、
私は、日本の与党と首相が、ここへ至って、「核共有!」なる主張と言うのか願望を唱えだしたのが目立つことから、
むしろ、これは、『ロシア』に対してとかいう以上に、日本と、日本の国内世論に対する「クギ刺し」じゃないのかなー?と。
それは そうと、
「クレイジー爺コンビ!トランプ&プーチン!!」。
『コロナ(covid-19)』の検査キットか何かが、自国アメリカでも不足して、国民が困っていたさなか、わざわざ、プーチンさま用にと、『ロシア』へ献上していたらしいことが、またまた発覚したトランプ・ザ・クレイ爺w
なぜか、日本国内でも湧いてる「トランプ虫」、じゃなかったwトランプ推しどもが、
「敵対している国家間の首脳どうしだからこそ!友愛精神を示すのは結構なことだろが!」
てなことを、取って付けたような擁護に必死の体だったが、
だったら、
なぜ、コソコソ隠蔽してたのかな?という質問には答えられないのよね、バカだから(嗤)
私は、最初の一報を見たとき、
「これってのは、プーチン側が要求したのか、トランプから気を利かせてゴマすったのか、どっちだ?」
と思ったのだが、
どうやら、トランプ側からの主体的な贈り物だったらしいねw
それで、プーチンのほうから、
「責められるのはアンタのほうだからね、ばれないように黙ってなさいね」
と、親切ごかしにクギ刺されたんだってw
トランプには、そんなことすら、気が回らないということかww
ま、ばれたらマズイという背徳感だけは、両者とも、しっかり自覚してたっつうことよねwww
それにしても、彼の「ファザコン」っぷりは異様な域のようでは あると、かねてから見受けているが、ひょっとして、トランプは、自分よりも年下で、自分よりも小柄なプーチンに、自分の亡き父親の面影を見ているのじゃあるまいか(嗤)
パパに褒められたかった、、、
プーチンに気に入られたい。。。
そのプーチンは、どうやら、現代の『ナポレオン・ボナパルト』を目指しているのか いたのか知らんけども、
要するに、
『ソヴィエト(社会主義共和国)連邦』というよりも、ずばり、『ロシア帝国』の再来を実現し、ナポレオンよろしく、自分で自分のオツムに、王冠を乗っけてみたかったらしいw
でもねえ、、、
実際、かつての『ロシア帝国』時代の世が世なら、プーチン家の御先祖さまは、ひたすら搾取に喘ぐ「農奴」だったのでは ないのかしらね?w
いやはや、なん~のための『ロシア革命』だったんだか(爆)
【続く】
2024.10.08 (Tue)
『私には わからないことたち』の続き。
それにしても、
トランプが、自身を大統領に仕立てあげんとする飽くなき欲求の理由というものは、遠く離れた日本で見ていてさえも、こっちが恥ずかしくなるほどのアカラサマぶりなのでは あるが、
ひるがえって、
ここ日本でも、総理大臣・首相になるのは、「身が引き締まる思い!」なんかよりも、だんぜん、とにもかくにも悦ばしい!ルンルン♪な状態に見えるのだが、その理由のほうはと言うと、なんだか漠然としているふうにも見える。
だって、
ぜひとも実現させねば ならぬ!というほどの、国家的構想、不退転の政治理念や政策、施策などのはずが、「国民のために!」と、口で言うほどの決意も全く伴ってや しない、それどころか、首相の椅子に座ったとたん、あらカンタンに引っ繰り返し、テンとも恥じない態度なのだから。
もちろん、
説明責任?なにソレ、おいしいの??状態を地で行く厚顔ぶり。
あのぅ、そんなに嬉しいもんですかぁ?
ヘタすりゃ殺されるかもしれないのにですか?
と、聞いてみたいわよ(嗤)
彼ら歴代の就任時のニコニコチャンチャン♪ニコチャンチャンな顔を見ると、
こりゃ、どう見ても、ただ ひたすらに、
まずは とにかく、「首相の椅子」に、一度で いいからあ!ほんの短期間でも!座ってみたかったんだあよ!!
それだけ。それしかないんだなあとしか思えない。
私には、とうてい、理解できない感覚だ。
そこへ行くと、
先述したとおりで、トランプなどの場合は、これは もう、どこまでも自己保身と自己利益、まさに「自分ファーストー!!」が目的なのだと、傍で見ていても恥ずかしいくらいの大っぴらであるから、つまり、動機の点はハッキリキリキリ、戦闘態勢なのだ。決して、ただのキレイごとの曖昧模糊には なりえない。そういうところは、いまだ日本人の多くが曖昧に流すを好み、小狡く誤魔化しに逃げる癖と違って、いかにもアメリカらしいっちゃアメリカらしい、身も蓋も なさを、強烈に感じさせる。
それにつけても、
アメリカの司法界隈も、こちらは『自民党=本名:ダッピ統一壺売国党』ベッタリであることだけはハッキリしている日本以上の甘さ、
と言うより、トランプ側の都合に合わせてやってるのか?と思えるほどにケッタイな優遇を憚りもせぬ、奇々怪々な世界なんだねえ。
何やら、「司法の武器化!」てな、さも尤もらしいセリフを、トランプ側が喧伝する資格なんぞ、どこに あるものかと思いますがね。じつに笑止千万だろが(怒)
自身の卑怯さが招いた嫌疑の数々は、堂々と受けて立って、晴らせば良いこっちゃ!
信条は、男らしさ大事!!なんだろ?(嗤)(嘲)
トランプが返り咲くことを許すようでは、それこそ、こちとら日本は、アメリカとも上手に距離を置く方法を、今度こそ真剣に検討に取りかかるべきだよ。
あんな、自分の足もとの銃器もコントロールできないまま、デタラメ民度のくせに、他国にはエラソーに、やいのやいの干渉する国と相変わらずヘイコラつきあってたら、こっちまでアタオカまっしぐらだわ!
しかも、
トランプが返り咲いたら、他者には「高齢で認知症」ガーガー言う本人自身が、じきに80歳になるんだよ?!どあつかましい!!
トランプが「救いたい」のは、自国アメリカじゃなく、自分自身だ!
ほんとうに だいじょうぶか?アメリカ親分よ。
いずれの候補者が就任することになっても、次期大統領は、アメリカが、一つの大きな転機と区切りを迎え、各国家も巻き込まれるような、たいへんな時代になるのかもしれない。
ところで、
まずは、『毎日新聞』だったかな、ハリス氏が、なにやら一つ覚え的なセリフを繰り返したので、アドリブ能力が どうたらいうような記事を出していたのは。見出しだけ見て、しょうもなさそ、と思えたもんで、本文は読んでないのだがw
でね、
まあ、たしかに、そういうのが苦手なタイプって いるもので、ハリス氏も、その傾向は あるのかもしれないけど、
はっきり言えるのは、「だから、なに?」ってことだ。
むしろ、複雑で重大な問題にも かかわらず、ぱっぱと矢継ぎ早に表面的なコトバを並べ立てられるタイプのほうが、よほど軽薄なんじゃないかと、胡散臭く思える。
根が善良な人は、自分では思ったこともないような心外なことを言われると、パッと言い返せなかったりするし、また、外見などの雰囲気からは意外に思えるくらい、根が生真面目な人には、そんな傾向が あったりするんです。そういうタイプの人って、わりと いるもんなのですよ。
ま、アドリブ能力ってのは、要するに、切り返しだとか臨機応変さだとか、頭の回転の速さ如何ということなんだろうけど、
「回転が速い」ということは、往々にして、浅い、深みが ないからでも ある。
そんなものは、芸人にでも任せておけば いいことだw
だいいち、これも芸人の一人であるトランプだって、アドリブ能力が高いか?全然だろ(嗤)
それこそ、しょーもない一つ覚えみたいなセリフを、クレイジーまる出しに繰り返してるじゃんか(嗤(嗤)
残り日数も少なくなった今、
庶民にとって最大の関心事である物価高騰の問題や移民の問題解決に ついてだけでも、ズバッとしたアピールの決め手が難しいのであれば、とにかく、トランプ側の持論と主張・展開している内容の荒唐無稽さ、不備、欠陥を、できるだけ周囲のスタッフたちが、逐一の事実・現実としてズバズバ指摘しつつ、ハリス氏ご本人は疲労困憊しない適切なペースで各界へのアピールを続けることだね。当選したら、息つく間もなく、即、大統領なのだから。
クレイジーなバカ者は、首から下だけが頑丈と、相場が決まっとるのだ(嗤)
はてさて、
ハリス氏を支持する構成層は、黒人層であれヒスパニックなどの移民層であれ、やはり女性を中心とした割合が多いというデータが出ているようだが、
これとは逆で、
トランプ支持層は、全体に、とにかく男性からの支持割合が多いことがハッキリしているとのことで、やっぱりだ。
特に、インド系の場合、女性はハリス支持の傾向だが、男性は、やはりトランプ支持が多いということで、インド系はねえ、ふむ、なるほどね、という感じも するw
もしも、有権者が、男性だけであれば、圧倒的に、トランプが当選するはずということらしいw
けれど、
私が、いちばん、不可解だと思うのは、
しょせんは偏ったオツムの男どもの偏見や蔑視癖のことよりも、
むしろ、一部とは言え、同性である女性たちの心理や考えかたのほうだ。
ある種の、従来からの現実としても少なくない層の女性たちは、なぜか、トランプやプーチン、なんなら、あのヒットラーのような独裁者タイプ、マッチョタイプに熱狂するものらしいw
これこそは、まさに、「肉屋を支持する家畜」(嗤)
わが子を虐待死させる男に、何も言わずに従い続けるダメ母との共通性が あるのでは ないかなとも思いますわ。わりと平気で、娘を犠牲に差し出してみせる母親って、けっこう いるもんだからね。
そう言えば、「名誉殺人」ってのが あるよね。家族内で、娘を殺すっていう。なぜか、アラブ系とインド系に共通してるね。
例の『アフガニスタン』の『ターリバン』とか、また、『IS』などの支持者にも、けっして、男性だけじゃないって現実も ある。
アフガニスタンに、それーっと『ターリバン』が怒涛の如く乗り込んできたとき、特に、地方の民衆のなかには、むしろ、それを歓迎する向きの女性たちも いたとか。
まあ、なんとも言えない感じを もよおす現実よね。
この日本も、女性の参政権が導入されたのは、なんと、ボロ負け敗戦後の戦後になってからという、歩みの遅さで あったが、
「教育的指導!」を自負するアメリカでさえ、女性こそが女性を縛りつけようとする現象は、地方(田舎)では、特に宗教面を中心とする旧弊の類を後生大事に思う女性たちにこそ多いのだという。
現代に至る日本の場合も、さしづめ、「ウヨ」系に圧倒的多さであることは歴然としてるよね(嗤)
パターナリズム女子、すなわち「肉屋を支持する家畜女」たちが(嗤(嗤)
しかしながら、
私は、「ヒダリ」系も男尊女卑の世界であるらしいことは、幾度も指摘してきた。
らしい、というのは、私自身は、どちらの系にも属したことは ないので、ネット上を含め、おもての世間一般には出にくい経験者の話などによるだけなのだけれど。
今後も、どちら系にも、属したり、くみするつもりは ないわ。
私には、誰か おエライ人が唱えた思想的システムの類など、いっさい無用。
余談だが、
つい先日、とあるドラッグ ストアの、若い女性店員の、つっけんどんな接客態度に、不快を禁じ得なかったところなのだが、このテの女性が、若い世代を中心に増加してきているという実感も ある。
日本だって、近頃は特に、若い女性たちを見ていると、私らのときよりも、気が強いような、自己主張が激しいような傾向が目立ってきたなという感じは するのだけど、それ自体は、わるいとまで思わない、のだが、
その反面で、
もしや、整形大国で鳴らしている『韓国』化の影響なのか?wやっぱり、顔と身なりとか外見に、私らの若いとき以上に、すごく拘ってて、
しかも、金銭への執着も、いちだんと激しいのか、
以前の過去エントリーでも触れたように、べつだん生活苦家庭でもない小学生の女児までが、お小遣い欲しさに、知らんオッサン相手に会おうとして、ほいほいとホテルまで出かけるしまつだもの。
どういう育てかたなのかと思ってしまうのだけど、
その彼女たち自身も、遠からぬ将来、自分の子どもを、はたして、どのように育てるものやらと、「気楽な、子ナシ」のw立場の私ですら、一抹の不安を感じてしまう世相だ。
加えて、
女が刃物を振り回し、親や子や夫やカレシをブスッと やった、てな凶悪殺人を犯すほど猛々しい女が増えてきているみたいだもんなあ。
そんなところばかりを、バカな男の真似して どうすんじゃい!と呆れてしまう。。。
これは、いろんな角度から分析しておいたほうが いいと思うなあ。
近年は、高齢者にも、昔は見かけなかったほどヘンな言動の人が増えたみたいだし。。。
いずれにせよ、一朝一夕の現象では ないのだろうけれども。
2024.10.08 (Tue)
先日、いろいろの事情から、三日間ほどに わたり、食事らしい食事が、ほぼ全く、とれなかったので、いつにも増して しんどいのを堪えつつ、まずは日課にしている軽いストレッチから始めた それだけのことで、ものすごい だるさと吐き気に襲われて、たちまち、ベッドへ逆戻り。
しばらくしてから、ガンバって再び起きて、ちょっと所用で外出。手荷物を提げて帰って来たとたんに、矢も楯も たまらず、またぞろ、ベッドへと直行、しばらくのあいだ、激しい動悸と吐き気に耐えていた。
これの第一原因は、完全にエネルギー切れゆえだと分かっているので、すごく行儀わるいけども、とりあえず、ついでに買ってきておいたおにぎりを、ベッドに横になったまま、少しずつ齧った。
呼吸と動悸の激しさと吐き気が、少しだけマシになってから、やれやれと起きだして、お茶を飲んで、本格的に動き始めたけれど、こういう状態に陥ると、かつて、婦人科疾患から来る極度の貧血だった頃のシンドさを真っ先に思い出す。
まあ、そもそも極限の酸欠状態で産み落とされて以来の、ふだん以上に、アタマぼ~~~状態だ。
それでも、食べたら食べた分だけは、ひどい動悸と吐き気を起こさずに動けるのだから、いつも思う。つくづく、生きてるうちは、食べてナンボなんだなあと。
それと、
飲み物だけでは、多少は栄養補給できるものであっても、やっぱりダメなんだよね。
ずっと横になっていられるんなら、数日くらいは持つにしても、起床して、いちおう動かないといけない日常では、やはり、噛んで食べる食事を とらないと、がんばれない。
なので、これも、よく思うことなんだけど、
聞くところによれば、人間、とりあえずは水分だけでも、だいたい1週間くらいなら、いちおう生きていられるというけれど、少なくとも、私は無理だ。
もともと虚弱だからでもあるだろうけど、水分だけとか、加えて、少しの固形物を食べたとしても、ものの3日が限界。
若い頃に一回、試したことが あるので、すでに実感は ある。
いまでは、トシくったせいなのか、近年は、しんどいと、まず心臓に来るのを つよく感じるようになった。
もともとは、おなかが酷く弱い体質だったから、入院したこともあるくらいなので、無理を承知で比べるとすればだが、心臓に来るほうが、ほんの ちょっぴりだけマシか?という感じも するのだが、それだけ、消化器疾患の苦痛は凄まじいわけで、短時間で おさまることもないからとは いうものの、
とにかく、起きあがって何を することも一切、不可能になってしまう状態に陥ることは違いない。
さてさて。
『アメリカ』大統領選を控え、ハリス氏とトランプ氏の競り合いが、いまだに僅差のままに等しいということからなのだろうか、ついにはオバマもと大統領が助太刀活動開始するらしいのだが、
もう、私は、つくづく呆れっぱなし。
一つや二つで済まない、何十もの不正や犯罪だらけの「大統領候補」なんて、前代未聞級のはずだが、
それ以上に、
万が一、返り咲かせる事態になれば、ここぞと、「自分のジャマを した敵」と見做した人たち、まずは前回の「不正選挙」に当たった関係者らを含めて、片っ端から起訴し、罰するぞと恫喝しているそうだから、この面でも、たいへんな混乱と不正の嵐を招くことになりかねないわけだ。だいじょうぶなのか?
このような、トランプが、すでに宣言しているとおりのことを やり始めたら、アメリカの法体系や法の精神は捻じ曲げられ、めちゃくちゃになるのでは ないの?ほんとうに、だいじょうぶか?
それより何より、日本の一庶民に過ぎない私の目にすら、
ここへ至っても、少なからぬ有権者が、トランプを熱狂的に、あるいは、熱狂までは いかないとしても、依然として、トランプが、とにかく良いようにしてくれるのだろうと信じて、支持しているという、その現実が嘆かわしい。まさに、「アベノアクム」さながらだ。
じつに、「独裁タイプ」の権力者の常であることを思い起こさずには おかない彼らは、およそ「良心や良識」というものに期待して云々という甘さを、徹底的に踏みつけ、根こそぎ引っこ抜いてしまうのだから、彼らが歩く前後左右は、ひたすら疑心暗鬼に満ちた暗黒世界へと一気に塗り替えられていってしまう。
それこそ、このような異常な情況では、まさに「よりマシなほうを選ぶしかない」のだけれど、
各メディアを通して、あちらの支持者たちの話すところを、いろいろ聞いてみれば、
つまるところは、この日本と同様で、
要は、利己的な動機で判断しているに過ぎないんだってこと。
第一には、このことは、国内の報道でも指摘されているので、われわれ日本の一般人も、多少は知っていることだけれど、トランプを支持する最大理由というのが、やはり、移民の流入を止めてもらいたい、という切望で、
それは、かく言う彼ら自身、そもそもは移民そのものだったにも かかわらず、あとから入ってくる「不法移民」のせいで、自分たちが得た仕事を奪われ、生活レベルも落とすことになるのでは ないかという危惧が募ってやまないゆえらしい。
だが、
結局のところ、彼らや彼らが支持しているトランプ側の主張である、
「不法」はダメなんだ!
という尤もらしい理由とは、ぶっちゃけ、無関係なのでは なかろうかね?
私は、以前から、
「二言目には、不法移民が不法移民が!と言い募るけど、
なんなら、合法であってさえも、とにかく、これ以上の移民受け入れは止めてもらいたい、というのが本音じゃないのか」
と思っていたのだが、どうやら、ズバリじゃなかろうか。
現に、「ペットの犬が猫が」と、とんでもないデマを撒き散らされた地域の『ハイチ人』移民は、合法なのだから。
日本でも そうでしょ。
まあ、国家の構成上の歴史が大いに異なるというよりも、この日本列島こそは、はるかな昔に、元祖「移民もしくは難民の国」だったはずなんだが、
そんな日本に言わせれば、アメリカは、国家としての歴史が浅いので、「移民で成り立った国」とは言えども、まだ わりと最近の現象という感じもするわけで。
そもそも、現代日本は、移民だろうが難民だろうが、総じて、受け入れ度が低く、厳しいことも知られているけれど、
日本国民の少なからぬ、しかも、ある種のアカラサマな主張を掲げる者たちは、そのへんハッキリ言ってるわな。
移民とか難民とか、そんな区分けは、ぶっちゃけ、どうでもいい、
とにかく、日本に入れるな!と。
ことわっておくけど、
私自身も、けっして大らかなばかりでは ないよ。
やみくもに逃れて、少しでも楽な生活できそうな、自分の出身国よりもレベルの高い生活を手に入れられそうな他国に入り込もうとする移民たちに対して、正直、「自分の国は自分たちで良くするんだ」という気概とか全然ないのかなあ?
せめて子どもの将来だけでもと考えるゆえなのだ、とか思っているのなら、やたらに子づくりするなよぉとまで思わなくもないのだがね、
ま、近頃の過去エントリーでも指摘したように、
しょせん、「国」だ「国家」だのは、砂粒の如き民衆あっての人工物、
その民衆ってものは、ここに居るメリットは皆無だと判断したら、さっさと移動するが本性なんだし、
ましてや、うち続く生活苦に加えて、身の危険までが迫るような事態では、すたこら逃げ出したくなるのも仕方ない。
彼らの救いは、ハングリーさ なのだ。
苦難に見舞われても、日本の被災地の人たちが言うような、それでも なお、ここで暮らしたいと執着するのは、ある意味、いわゆる「ダメンズ」の心理とも共通で、それまでに費やし、多少なり築きあげてきたものへの執着なのだ。
現に、長く生きてきた高齢の人ほど、こういう言動が多いでしょ。長年に わたって、いっしょうけんめい築きあげたものが惜しい、それを諦めて、捨てて、イチからというのは、そりゃ、しんどいわ。
この日本だって、移民どころか、棄民も やってきた歴史が あるでしょ。
そして、いわゆる発展途上国とか開発途上国とかから押し寄せてくる人々の出身国の多くに、かつては白人国家による苛烈な蹂躙の歴史が あったことも、忘れては ならないこと。
規模のレベルは知れていたにせよ、ヤッキになって後追いした日本も、その真似を やっていたわけで。
さっき、こんな記事が出ていた。
『ハリス氏、電話拒否に「無責任」 災害対応で、フロリダ知事に不満』共同通信
日本語の見出しって、ちょっと紛らわしいから、一瞬、「電話拒否」したのはハリス氏で、災害地域の知事が、それを不満に思っている、ということか?と思いかけたけど(トランプなら、ほんとうに、こういうデマを言いそうだな嗤)、記事本文を確認してみて、「デサンティス」という名を見たとたん、ああ、なるほどなwと、腑に落ちたww
いや、でもさ、これは、日本でも、同様のことが あったのよね。
あの『東北』の大災害に際して、当時の『民主党』政権が、下野していたとは言え、最長の与党経験を持つ『自民党』に、頭を下げた。
しかしながら、
あのときも、何を「守る」どころか、国民は二の次、三の次。
飽くまでも政治上の利害計算をトコトン最優先してのけたのが、今も昔も腐りっぱなし『自民党=本名:ダッピ統一壺売国党』だ(大嗤)
無能な知事と与党のことは、ほとんど責めることなく、いまだに執拗に、「悪夢の民主党政権ガー」と言い募る、この国の ありさまよ。
どこの国でも同様の傾向なのだろうし、多くは地方、田舎の特徴であることも定番なのだろうが、
日本の各被災地の住民たちも、いいかげん、少しは、目を覚まして自覚しないとね。「憲法違反」も何の その、2倍3倍の「重み」を手にしているのだからさ。
こないだ、一般のコメント欄では、ひとり、誰かが、『蜘蛛の糸』に喩えていたようだが、これには、あ、なるほどなと思った。
というのは、移民を受け入れるな!という、トランプ支持者についての分析的な見解だったのだが、
このとおり「蜘蛛の糸にも すがる」思いで、ガツガツしている連中は、
ぶっちゃけ、「合法」か否か「公正」であるか どうか、そんなことは二の次の あさましさなのだなってことよ。
もっとズバリ言えば、
飽くまで自分たち、自分にとっての つごうよく してくれる、してくれそうと期待させてくれる者でさえ あれば、そいつが、たとえ邪悪な犯罪者だろうが独裁者だろうが、かまわないのだなと。
まさに、「あとで心配すれば いい」ってなもん。
この恥ずべき無責任さは、日本の政治や国民の ありさまだって、似たようなもんだ。
要するに、
利己的な者が、利己主義者を支持しているのである。
【続く】
2024.09.29 (Sun)
またまた始まった。。。
ほんとに末期的だわな。
この、仮にも「大統領候補」と名乗る、下品を体現した老人も、
これを許している『アメリカ』人たちもだ。
『ハリス氏は「精神障害者」 不法移民問題めぐりトランプ氏』
AFP=時事9/29(日) 17:22配信 最終更新:9/29(日) 17:24
さて、
好きな美術や音楽のことを語るのは、まぁ楽しくても、
政治やら経済やらについて指摘したり憤ったりは、正直、めんどくさいんだけども、
私が、旧ブログを やってた頃よりも、もっと前から言い続けてきたこと、それを、もう一度、言っておく。
最近では、さすがに、ネット上での罵詈雑言や誹謗中傷、
とりわけ、デマの類は、いいかげん、規制に とりかかるべきじゃないのかという声も、各界から上がってきているようだ。遅すぎるけどな。
特に、アメリカの考えは、それとは正反対の方向で、とことんまでも言わせておけば いい、みたいな感じを受けるけれど、
まあ、これは、アメリカだけじゃなく、『フランス』などでも、その傾向は つよいみたいで、それゆえに、例の『シャルリーエブド』とかいう雑誌社が切っ掛けになったドえらい騒動も起きたよね。
日本では、いつの間にやら立ち消えのテイだけどw
近頃まで、
「良い朝鮮人も悪い朝鮮人も、どっちも殺せー!!」
とか、
「死ね、殺せ、死ね、殺せ、死ね、死ね、死ねー!!」
と、
若い母親までが、あかんぼ乗せた乳母車を押しつつ、大声はりあげて、練り歩いてたわなあ(嗤)
どこ行ったんやろなあ、あの連中(嗤(嗤)
ところで、
経済方面に関しては、
「ぶ厚いはずの中間層を痩せさせると、上も下もコケるぞ」
と、重々警告してきたのも、ずいぶん前からだが、
こんな初歩も基本中の基本が、なぜ、専門家や識者たちに分からないのか、
分からんはずが なかろうに、と、私は、ひとり、怪訝に思い続けてきたわけよ。
ちなみに、
わたしゃ、かのザッカ-バーグとかいう人も、彼が設立した『フェイス ブック』というものも、この日本国内でも喧伝され、普及し始めた当初から、めちゃ胡散臭えわと思って、いまだに大キライなんだけどw
よくまあ、あんな危ない商売を、シャアシャアと やれるもんだなと。
日本国内では、これまた胡散臭い、御用ライターみたいな連中が、
「これからの時代、就活するにも、フェイスブックを やってないと、面接にすら通らない」
てなことを、まことしやかに言いふらしてるオッサンらが いましたよ。
カネ欲しさで、どんな嘘ッパでも、堂々と宣伝するんだわね。
「ビジうよ」と同類ですわ。
で、まあ、「言論の自由」についてはね。
これも何度か言及してきて、もうメンドクサいから、短く言って済ませるわ。
要するに、
あっては ならない、国家権力の介入を許さないために、
言っていいこと、悪いことの区別は、最低限わきまえときなさいよ、ってことだ。
なぜなら、
なんでもアリだー♪とばかりに、チョーシこいて、
誹謗中傷や、ましてやデマこきまくっているうちには、
最も許しちゃなんねえ、権力の介入を防ぐことが できなくなるからさ。
わかったか?
つまりは、自分で自分の首を絞めているに等しい、ってことだからさ。
それでなくとも、およそ権力というもののサガは、くまなく管理したがる、縛りつけたがるものなんだから。
アメリカさんよ、
どれが真っ当な選択か、民衆は、最後の最後には、ちゃんと見分けるはずなんだ、と、まじで考えているのなら、
ここいらで、直視することだわね。
すなわち、自分とこの国民の知性レベルというやつを。
殊のほか移民の夥しい、移民で出来あがったような歴史を持つ おたくとこは、良くも悪くもだが、
わざとの「小粒揃え」な日本(細大漏らさぬ管理好きだからw)と違って、
特に、教育や知性のレベルにムラが激しいでしょ?
以前から何度か指摘したけど、
民主主義が健全に機能するためには、何が必要なのか。
そして、古今東西、
「アホとカシコでは、あほが圧倒的」
それが現実で あり続けている。
この現実を克服するのは、永久に不可能かもしれないほどの困難だ。
アメリカを「親分」と戴く日本に至っては、いまだに、エセをホンモノだと信じさせている始末。
要するに、わかってないんだ、
自分たちが、どんだけ管見であるかということに気づいても いない愚かさを。
まあ、でも、
アメリカ人ほどのハチャメチャもろ出しするほどの「勇気」も「元気」さも乏しいのが、辛うじての救いになってる、かもしれんけどな(嗤)
各国の独裁者らを見ていたら、それでも、形式的な「民主主義」だけは、なんとかカッコつけて誤魔化すことに必死だわね。
どんなに見え透いていても。
それは何故なのか?ってことよ。
たとえば、
『昭和天皇』の、
「国民が求めたからだ」
という発言が あった。
こないだも言ったけど、
「立憲主義」とて、民衆のためじゃなく、君主などの特権層を守るためだ。
結局、最後のツケを払うのは、民衆に ほかならない。
ミギだヒダリだ、「保守」だ「革新」だ、
どのような主義・主張、宗教・宗派を唱えようとも、むなしいだけ。
そのことに、そろそろ、気が つかなくっちゃいけない。
2024.09.29 (Sun)
『【続】秋の美術鑑賞の巻』』の続き。
『マダムX(ゴートロー夫人)』については、
エロ過ぎケシカラン!というフランス人を、私ら日本人から見れば、これは意外なという印象も あるくらいに、おたくらが言うのか!?てなもんだけどw
ただ、『イタリア』人に負けず劣らず、性的な方面に、えらくサバけたイメージある『フランス』人とて、たぶん、19世紀始めくらいまで?ほんとうに厳格な面は、あるていど大きく残っていたのじゃなかろうか。
と言うのは、
以前も述べたように、私も、美術鑑賞は大好きなので、とりわけ、絵画の分野は、かなり昔のものも、もちろん、直接の実物鑑賞は難しいから、ほとんどは記録的に撮影された画像などが最多なのだが、
先述のとおり、だいたい19世紀の、少なくとも初期あたりまでは、まだ、地方の一般人の場合は、結婚前の うら若い女性でさえも、首筋まで ぴっちり覆うような上着に、スカートは勿論のこと、足先まで覆う長さだし、しかも、色柄も地味。その多くは、黒っぽい、無地の衣装を着ていて、髪の毛も、きっちりアップに まとめあげ、そのうえ、被り物で、これも また、髪を覆うようにしていることも多いのだから、まるで修道女だ。
なんなら、『イスラム』教徒の女性の服装と、大差は ないと見受ける。
山田氏は、当番組の終盤に おいて、フランス人の、「アメリカ人であるサージェントたちに対する差別意識」が あったのでは ないかということを指摘しておられたけれど、
フランス人って特に、プライドが高いと同時に、外国人を蔑視する傾向がキツイとも聞いてるし(日本人は、ノイローゼに陥って帰国する率が高いのだそうな)、それだけに、
歴史の浅いアメリカ人ごときが、わが芸術の国、おフランスで生意気にも、、、
というネタミ混じりだったかもしれない。
そこには、おそらく、同じ『キリスト教』圏でも、宗派の大きな違いも絡んでいたかもしれないし、
その昔は、太古の神々や神話の世界を借りての裸体画は許されても、現実に存在している人の姿を用いた表現はダメぜったい、という感覚は、ある面で、『カトリック』と『イスラム』教との共通性も あるのでなかろうかとも感じる。そもそも、ルーツが同じなんだもんね。
『イコン』の、不自然なほど単純化された描き方も、敢えてのことだそうだし。
イスラム教では、しまいに、極端な偶像ヘイトゆえか、文字や数字のみを用いて象徴するらしいけど。
まあ、私もね、動機は無関係だが、小学生の頃、趣味で描いてたマンガ作品の登場人物を全員、数字で描いたりしたことが ありましたw
それを見てもらった幼なじみに、心底から呆れられたという話も、過去エントリーで触れたけど、算数は大の苦手だったのにww
数字に、キャラクターまでも込めて表現してたつもりだったのよね。
念押ししておくけど、動機は、イスラム教と全く関係なしよ、もちろん。
また、
くだんの『マダムX(ゴートロー夫人)』は、
非常に「目立っていた。この作品、出来が良すぎたんだよ」
ということも、山田氏は おっしゃっていたけれど、
目立つ、ってのは、これも、うちの過去エントリーで論考したことが あるとおり、
まず、攻撃のターゲットになりやすいことの基礎条件にもなるのよね。
単なる「ネタミひがみ」の類は、それは、何らかの意味で、往々、突出した存在に向けられるわけだけれど、それ以上にも、仲間や周囲を巻き込んで、外敵の攻撃を受けやすくなる恐れが伴い、そのとき、真っ先に、ターゲットとして旗印になってしまいやすいのが、目立つ存在、その目立つ存在のせいで巻き込まれるじゃないか、という、要するに、これも野生だった頃の名残りの心理のうちなのだろう。
ま、とにかく、サージェントには、「おお!キマッてるなあ」と唸りたくなるような典型シーンを切り取って描くのが、やけに上手い、という印象が ある。そして、やはり、映画のように近代的だ。
話題を転じて、
同じく『オトナの』で、ずっと前、日本で長らく生活していたことでも知られるフランス人の画家、ビゴー氏の巻も見せてもらっていたのだけど、
彼が描いた作品の一つに、西洋(風)の裸体画の大作(但し、黒田清輝の作)を展示している前で、恥ずかしさの あまりか、顔を、和服の袂で覆っている日本女性の後ろ姿を中心に描写したものが あるけど、その女性の着物の裾が思いきり絡げられていて、ほとんど お尻の近くまで露出してる、って姿ね。教科書にも載ってたね。
まあ、ビゴーたちに言わせれば、
おいおい、ムジュンしてるやん、
ってことなんだろうけど、
当時の日本人から言ってしまえば、「それは それ」ということなんだろう。
たとえば、
江戸時代あたりに、強風が吹いている街なかの通りをスタスタ歩いている若い女性が、着物の裾を風に捲りあげられた ひょうしに、ふとももの付け根あたりまでバーッと露出しても、平気の平左だったと。
なんせ、パンツ履いてない時代だよ?(苦笑)
パンツの問題についても、いつだったか、過去エントリーで論じたことが ありました。
たしか、どこかの街のデパート ビルで大火災が起きたとき、下半身が露出してしまうことを恐れて、何人もの女性たちが逃げきれずに、むざむざ亡くなってしまった悲惨な火災事故を切っ掛けに、(下着の)パンツというものが、本邦に入ってきたという経緯は、これも、学校で聞いた話の一つでは あったが、
やっと、パンツなるものが出回り始めた当初、非常に羞恥を覚えた女性たちが多かったと。
要するに、「おまた」部分に直接的に触れるカタチで覆うことが、えげつなく恥ずかしいという感覚だったそうな。まあ、ある意味、わからんでもないw
なんせ、それまでは、「おこし」ですからな。「おこし」を、腰に巻き付けるだけですから。
あと、混浴風呂とかね。
お風呂なんだから、マッパあたりまえじゃん!という感覚しかなかったのかな?
やっぱ、「それは それ」ということだったのだろうかと。
医師に診察してもらうのに、裸になることを恥ずかしがるという感覚は、現代でも、そりゃ、女性の場合、男性医師に対する抵抗感が全く ないとは言わないが、恥ずかしいなんて言ってる場合じゃないから、やっぱり、「それは それ」ってことでしょ。
だからこそ、医者がヘンタイ、スケベイなのは困る。ほんとうに、困る。
あ、そう言えば、
『スコットランド』あたりの男性の民族衣装って、巻きスカートみたいなやつじゃん?『キルト』とかいう。あの下は、伝統として、パンツ履かないらしいね。そのことで、何かの事件が起きたという話も、むかし、聞いたことが あるw詳細は忘れたけど。
またぞろ、そう言えば、なのだが、
『イタリア』在住の日本女性も言ってたけど、さすがに『カトリック』の気風が残っているのか、現代イタリアでも、教会内に入るときは、肩や脚を露出した服装は、なるべく、ひかえたほうが よいとか。
ただし、昔から、王侯貴族や上流階級となると、パーティ、とりわけ夜会の類が多く催されるわけで、そういう場では、肩やデコルテを思いきり盛大に露出してるよね。
なんか、大昔のヨーロッパでは、女性の腕が、肩から伸びているということを見せるのはタブーだったとかいう奇妙な話も聞いたことあるけど、
ヘンなの~なんでやねん??と思ったwいまでも、理解できてない。
あと、
まあ、さすがに、脚は剥き出さないかわり、ウエストを、これでもか!というくらいに締め上げ、かつ、ヒップ部分を盛大に強調したスタイルとかも あるよね。
露出こそ しないけれど、想像させるような強調は、思いっきり、やるのねw
ところで、
かの『エリーザベト皇后』の肖像画を多く描いたことで知られるヴィンターハルターの巻も覗かせてもらったんだけど、
エリーザベトは、殊のほか、ウエストを締めつけていたせいも あって、あの、暴漢に襲われた事件時の出血が酷かったらしいけど、
結局、高齢になるまで、だいたいは終始この締めあげ状態のままなんでしょ?よくまあ、ガマンできるもんだなと思う。
似たような話で、
フランス発祥なのかな?あの、シュミーズみたいなドレス。『エンパイア』様式っつうのとか。あんなのを、極寒の真冬になっても着つづけて、せいぜい、ストールを巻くくらいで、寒さに耐えて耐えて、肺炎で亡くなる女性が続出ってね。
瞳を つぶらに見せるため、瞳孔を開かせる作用のある毒草を使ってたとか。こわ~
ちなみに、
常にウエストをキツく締めあげていたというわりには、信じられないほど活発なエリーザベトは、もともと、旅行などを好んでいたというだけでは なく、堅苦しい宮廷生活が厭だったという以上に、居づらかったせいも あったのでは ないだろうか。
たった一人の跡取り息子の不祥事と死、
夫である『皇帝』フランツ・ヨーゼフの晩年、大の お気に入りだった女性の存在とか。
この女性は、容姿を大いに誇っていたエリーザベトとは、何もかも対照的で、庶民的で、苦悩の多いフランツ・ヨーゼフにとっては、精神面での安らぎが満たされる存在だったとか。
日本女性で、東欧の大貴族(クーデンホーフ・カレルギー家)に嫁がれた青山ミツ(光子)さんも、あちらで、ドレスを着用するとき、ウエストの細さに、現地の人たちに驚かれたって話が あるけれど、小柄だったことも あるだろうが、やっぱり、帯のせいかね?
私なんか、お正月に和服を着ても、着慣れないせいだろうけど、ものの数時間で、たちまち、脱ぎたくなるもん。
特に、帯。日本の、極太サッシュよねw
とりわけ、若い女性用の帯はね。なるたけ、胸高に締め、背中に、やけに大きなリボン結びするじゃんw崩れちゃいけないから、背中を もたれさせることも できかねるし。
脱いだとたん、はあ~ぁって、溜息が出るわ。
これで、1年後まで、ふるふる、着とうは ないわ、ってなとこ。
もっとも、大昔は、和服と言えど、庶民は、わりとルーズな着用の仕方だったみたいだけどね。
そりゃそうよねえ。でないと、家事どころじゃないよ。
歴史上の和服の変遷を眺めていて、見た感じ、いちばん合理的じゃないかなと思うのは、『元禄』時代のものだわね。袂も筒袖っぽくて短いし、帯も細帯だし。なんとなく、男性的な雰囲気を醸し出しているふうにも見えるのがオモシロい。
それから、
ヴィンターハルターの作品の一つである、『ステファニー王女』の肖像のこと。
【訂正!】
これは、ハンス・マカルトの作品のことでした。うっかり間違えちゃった 国や時代に共通性が あるせいか、ヴィンターハルターと同じくエリーザベトの肖像を描いたゲオルグ・ラーブなどとも、雰囲気が似てるんだよね。
私は、エリーザベトの華麗きわまる肖像画に負けないくらい、『ハプスブルク』宮廷へ御輿入れ間もない頃らしいステファニー王女の、いかにも初々しい装いの、清楚な肖像画も大好きで、じつは、旧ブログのときから今のブログでも、ある意味、シンボルとして用いさせてもらってます。
まあ、こちらの肖像画も、エリーザベトと同様、非常に上手に、さりげなく「盛って」ますけどな(笑)
でも、エリーザベトの肖像とは全く異なる雰囲気で描かれたステファニーの真っ白な衣装やアクセサリーづかいなども、ほんとうに、あか抜けして、上品だ。
ファッションで、その人物の年齢や立場を如実に表現していると思う。
さすがはハプスブルクのセンス、ってなところかな?
実際の彼女は、初めて出産して ほんの数年後、例の「『ルドルフ皇太子』心中事件」によって、宮中での生活は、あまり幸せなものでは なく(姑のエリーザベトにも疎まれたとか?)、しかも、実家の『ベルギー王室』からも、冷淡な扱いだったそうだから、
あの はにかんだような清純な ほほ笑みを浮かべた肖像画を見るたびに、ちょっと複雑な気分にも なってしまうのだけれど。