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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2015.03.03 (Tue)

私個人は一応、女性なので、言わば、ある朝、起きてみると、自分の体に、男性器が くっついてた、って感じかな?()

私のことだから、日が経つにつれ、まいっかーになっちゃう恐れなきにしもあらずなんだけどw

少なくとも最初のうちは、えーやだーemojiこんなの いらないしーemoji
誰かチョン切っちゃってくださいーemojiって焦るかと思うww

 

 

以下の記事(去年9月)の存在は、私は最近まで知らなかったんだけど、非常に先見性ある議論だったのだということが、よく示されている。

 

白井 聡氏のコラムは、当ブログの以前のエントリーでも とりあげたことがあり、ここでも、白井氏が述べておられる、精神的・心理的な面に及ぶ分析は、とても興味深く、説得力を感じた。あらためて、さすが、と思わせられた。

とくに、いまとなっては、日本人人質事件の被害者として語られる結末となってしまった湯川氏に関する言及は、私が思っていたことと概ね共通するし、いわゆる「ネトウヨ」とか「親米保守」なる存在層についての分析も、得心が行くものだ。(いままで、私には、どうしても、いまいち理解しきれない対象だったのよ、あのテのひとたちってw)

 

ただし、

70年も経つんだから、いいかげん、「九条」を含む現日本国憲法も変えるべき!と主張する連中が、なぜ、同様に米軍基地が、日本列島の あちこちに君臨し続けたままでいるのに、なかんづく、集中する沖縄のそれについての糾弾には、眼ェひんむいて声荒げ、黙れ!黙れ!!と恫喝する勢いなのか、
さっぱり理解できないでいる私個人は、自分自身を「いまどきの日本国民」のなかに入れられて、かような分析をされても、はなはだ違和感しかないけれど。

 

それだけ、私自身、少数層に属しているのかもしれないし、そもそも私は、国家また日本国と自分とを完全同一視する感覚はない。

まるで、昔の天皇が、国民全てを、自分の赤子と呼んだという話を聞いたときに、私なら、「あのう、あなたに産んでもらった覚えはありませんので」と言ってしまうだろうなwと感じたのと同じような違和感だ。

 

もちろん、一応日本国民の一人として長年生きてきた私にとっても、日本国が、世界のなかで、とりわけ特別な存在の国であることは自然な感情なのだが。

だから、いまさら「普通の国」なんかになってほしくはなく、世界に先鞭を つける「特別な国」になってほしいと思うの。

 

 

日本は「イスラム国」掃討に行きたがっている 笠井潔×白井聡、『日本劣化論』延長戦(後編)20140929

http://toyokeizai.net/articles/-/48829

ミリタリーショップをやっていたが、商売として失敗して、その時に悩んで自殺未遂をおこしている。その自殺行為が性器を切断するというものだったというのです。おそらくは性同一性障害を抱えていたんじゃないかと言われます。その後、女性的な名前に改名している。

軍事性が男性性とつながっていると仮定するならば、もともとミリタリーマニアだったわけで、それを仕事にまでしたわけですから、少なくとも傍目には男性性の強さを感じさせます。ところが、その男性性に本人は違和感があったようで、性器を切り落とそうとした、つまり男性性を否定した。しかし、その後民間軍事会社をつくる。自分の男性性に苦しんでそれを葬り去ったのに、民間軍事会社という男性的なことをはじめているんです。しかもそれは、笠井さんがおっしゃったようにとても奇妙なもので、真面目な事業には到底見えないわけです。


アメリカなしではたてない不全国家日本


白井:このような男になりたいんだが、なれない、さりとて女にもなれないというセクシャリティーの在り方は日本の保守勢力の在り方そのものだと思います。

そもそも親米保守という言葉が変です。保守っていうんだから愛国者のはずなんですが、日本に対する愛情よりアメリカに対する愛情がまさっているだから気持ちが悪い。では彼らがアメリカ的な民主主義や自由主義の観念を受け入れているかというと、価値観をみるに受け入れていない。しかしそれをアメリカの面前ではいえない。


総じていうと、親米保守のナショナリズムはアメリカによって成り立たされているわけです。先ほど笠井さんから欠損という言葉が出ましたが、欠損をメタファー的に言い換えれば、それは性的不能というイメージで語れます。


国家の主権で考えた場合、明らかに一部欠損を抱えている。つまりは軍事の行使について厳しい制約を課されていることが欠損となっている。そして、軍事性というのを男性性と読み替えるならば、ある種のインポテンツといえます。もう一度勃たせたいが、自分で勃たせられないから、アメリカというバイアグラを飲むのが親米保守のやり方でした。これが永続敗戦レジームを清算できないなかでどんどん捻じれていった。

 

戦後、主権に欠損を抱えたままでよしとする親米軽武装が吉田茂のスタンスでした。それに対して、鳩山一郎や岸信介はそれは気に食わないと思ったわけです。負けて悔しいからどうにかして、回復してやろうと。


まだこの時点では、戦略的な親米で、反米要素が強かったわけです。ところが世代を経つにつれ、戦略的親米か本当の親米かわからなくなってくるんですね。中曽根あたりになると、日本列島はアメリカの不沈空母といい、いよいよ安倍の世代になると、親米感情が非常に安易な反米スタンスに転じる気配もあります。本音レベルではサンフランシスコ体制は勝者の押しつけで気に食わないとおもっているわけですから。これは日本社会全体に当てはまるのかもしれません。最近読んだ記事によれば、若年層の右傾化が危惧されているけれど、嫌韓中本ブームを支えているのは、50代、60代の男性のようです。だからジジウヨがやばいという話なんです。これって、その年齢からの男性機能の低下が関係しているんじゃないでしょうか。


男性の強さを失ってくる、その時、国家の軍事力が強いと自分の男性性が回復されたような気がする
メンタリティーがあるのではないか。だから右傾化するというのは生物学的本能に基づいている可能性があり、大変やっかいなものです。

白井また、最近の安倍さんの言動がとても気持ちが悪い。少し賢くなったのか、戦後憲法の悪口を言わなくなった。逆に、憲法9条を心底憎んでいるはずなのに、解釈改憲のあとの記者会見で、戦後憲法をやたらほめて、すばらしい憲法なんだけど、時代にあわなくなった。だからそれを実現するために解釈改憲をやるんですといっています。


本当は大嫌いなものを口先では素晴らしいと言っている。憲法学者の小林節さんとお話しているときに、小林さんが「(安倍は)憲法を変えられないので、憲法を辱めることにした」とおっしゃっていました。まさにその通りです。性的なメタファーを使えば、凌辱しているんです。先ほど潜在的な反米主義といいましたが、それは正面切っていえない。そのときにどうするかというと、アメリカの置き土産である戦後憲法をアメリカの身代わりとして、やっつけ、辱めてるんですよ。しかもその憲法へのレイプを命じているのは、アメリカ
です。

(文字強調は、当ブログ主による)

 

最後に、笠井氏が述べられた、最近のアメリカ映画2点を取りあげての「象徴的な話」も、じつに興味深く感じた。

 

(続く)

 

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