2015.04.12 (Sun)
まずは、愛新覚羅溥任氏の御冥福を祈ります。
女真族 清朝 愛新覚羅家。。。
私自身も、とある「数奇な家系」の子孫の端くれであるが、
こちら愛新覚羅溥儀氏の、末の皇弟であるというかたの存在を、ついぞ知らずにいたものだから、むしろ、そのことで驚いた。
さぞや、筆舌に尽くせぬ複雑さを陰に陽に背負ってこられたのであろうかと思う。
『愛新覚羅溥任氏死去=中国清朝最後の皇帝溥儀の末弟』
時事通信 4月11日(土)0時49分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150411-00000004-jij-cn
良くも悪くもと言うべきか、これも、日本国との因縁が深い。
つくづく、切って切れるあいだがらではないのだなと思う。
ところで、
『北京の55日』
この題名の映画、まだ学校時分(中学生だったか)に一度だけ観た記憶があるのだが、
なんせ、劇中、えらい美人が登場して、たしか、衆人環視のなかで辱めを受け、苦痛に歪めた花の かんばせが、これまた美しかったということ以外、ほとんど覚えとらん。と言うか、もしかしたら、別の映画だったかも?というくらい、記憶が薄い。
だいたい、おっさんらが集団でワッチャワッチャやってるのって、「春秋」ナントカだとか戦国時代とかドンパチ系というものに、およそ興味も関心も持てない性分が私のもともとなので、くだんの映画の内容も、ほとんど記憶に残らなかったのだろう。
でも、主題歌は名曲だね。
それに、日本語の歌詞で聴いていると、当時の中国大陸の人々の怒りも伝わってくるようで、そこはかとない同情心さえ込められている感じがする。
戦う男どもワッチャワチャというパターンのでも、嫌いではないと言うか、私の好みは、『戦メリ』とか、ブルース・リーの映画くらいかなー(笑)
『ラストエンペラー』
この映画も一度だけ観た。
すでに成人していたので、こっちは、もっと記憶している場面が多い。
この皇帝を演じたジョン・ローンという俳優さんは魅力的で、ハンサムなだけでなく、歌も上手いようで、つよく印象に残ったものだが、いっとき、日本のテレビCMにも出てたはずが、いま、どうしているのやら。
なにやら、外国人の男性監督と どうたらという噂もあったようだが。
ところで、紫禁城の内部などを、むかし、テレビの特集番組で見たことがあるが、一言で感想を言うと、まあ、その陰気くさくて寒そうなことよ。
バケモノでも出てきそうな。
お城とか宮殿ってのは、どこの国のでも、大なり小なり、そんな感じなのかもしれないが、先日のエントリーで述べた、日本の「平和の塔」と共通した陰気さだわ。
それでも、
ある一角に存在した部屋だけは、見た瞬間、陽光が入って明るく、温かい感じを受けた。なんだか、日本の平凡な家庭の、お茶の間に似ていた。
解説では、ここは、皇帝が特に好んで、普段の居住に用いていた部屋だという。
そりゃあそうだろうと思ったものだ。生きてる人間ですもの。