2017.10.12 (Thu)
たしかに、
アベシの、このたびの「圧力要請」演説については、例の“IS”と後藤さんたちの事件におけるときの言動を思い出させるものが ある。
『"安倍演説"は北朝鮮が攻撃する口実になる』PRESIDENT Online 2017年09月28日 15時15分
https://news.nifty.com/article/magazine/12179-20170928-23203/1
アベシの「したたかさ」はね、あくまでも自分一個(+せいぜいオトモダチまで)のためのものでしか ありませんゆえw
圧力すなわち「対話のテーブルに つかせるため」のもの、とされていた。しかし、効果が なかった。
ならば、その「圧力」では、効果が ないのだから、
次に、「効果のある圧力」とは?を考えるべき、となる。
もっとも、これは、単語を入れ替えて、
「対話」あるいは「援助」でも同様のこと、
効果なき「対話」や「援助」も、むだなことには変わりない。
ところで、北朝鮮の兵器開発が できてしまっていることの裏には、
たとえば、核兵器の場合、ウクライナあたりからの技術流入が大きいとかいう説を、最近、どこかの記事で読んだ。(たしか、佐藤 優氏の発言だった。)
さて、いま一度、北朝鮮側に立ってみれば、
以前の当ブログ エントリーでも指摘したように、
アメリカを中心にして行う、まさに威嚇的な大々的軍事演習を、北朝鮮の すぐ横で行なうことを止めてほしいという要望は、金正恩以前の時代から変わっていない要望であった。
そして、これに参加し続けてきた韓国からの「援助」も、案の定と言うか、ほぼ何ら、効果を得られなかったようである。
つまりは、
その援助が なくても困らないし、
最新技術の兵器開発を行い続ける余裕さえも ひねり出せるよ、
ということだろう。
なぜなのか。
拉致問題を同じく抱えている日本側も、やっとのことで帰国させた少数の人たち以外は そのままになってしまっている。
そこには、小泉政権の あの当時、帰国できた人たちに対しては、それは、あくまで一時的なことであり、とりあえずは、再び北朝鮮へ戻したうえで、あらためて、以降の対策を詰めるべく話し合うという「約束」になっていたらしい。
この約束を破るようにと強硬に進言したのが、ほかならぬ現首相のアベシだという。
ならば、北朝鮮は、アベシを、決して信用していないだろうのは、容易に察せること。
もっとも、あの当時、私自身も、再度、北朝鮮に戻してしまったら、以後、二度と帰ることが叶わなくなるのでは ないかという危惧は大きかったし、いまでも、その懸念は妥当だったろうとしか思えないから、結局、そのまま戻さないで帰国させたという経緯は、理解できないものではない。
問題は、
あの頃、ごく一部の人たちのみが帰国し、それを また戻して、その他の、一時帰国さえも叶えられないままでいる人たちも含めた、以降の手筈は、いったい、どういう内容になっていたのかを、私自身も含めた国民が、ほぼ全く知らないでいたということ。
数人の帰国だけで、国じゅうが お祭り騒ぎの様相を呈し、それで満足してしまったかのように、あとの情熱が続かなかった。
振り返ってみれば、一番、いい思いを したのは、パフォーマンスの主役となれた、このときの首相・小泉氏であり、また、
このときの「進言」の主役は自分だったのだと声高に主張し、かつ、これを大いに宣伝利用してきた、現首相のアベシでは ないのか。
これも以前と言うか、もう数年前の旧ブログ エントリーで提案しておいたことで、現ブログにおいても、一度は言及してあるが、
拉致問題全体の解決は、こちら側の人員が、北朝鮮内部に入り込んで徹底調査できないことには、いつまで経っても、豪も埒が明かないことだろうのは容易に察せられる。
では、そのためには、どうしたらよいのか。
むろんのこと、北朝鮮という一国を壊滅させるほどに攻撃してしまえば、あちらに残されている被害者たちも巻き添えになる恐れは高いわけで。。。
金 正日が、まだ存命の頃、私の旧ブログでは、
「大きな声では言えないがwこやつ一人の寝首を掻く者が、いそうなものなのだが。。。」
と言ったことが あるのww
正日が死去の後、代替わりで、正恩が最高権力の座に就くという報、
まだ若く、国外での学生生活を経験しているのだから、もしや、先代よりは柔軟な考えかたしているかもという期待の声を読んで、
その期待に反した場合は、むしろ、先代以上に、強硬姿勢を剥き出しにしてくるかもしれない、と述べておいた。
現実は、はたして、あのとおり。
かの金 賢姫が言っていた、「北朝鮮の自尊心を尊重しながら」云々という、解決へのヒント。
ま、早い話、「金王朝」が存続していけること、あちらのアタマのなかは、究極、それだけだろう。民衆の幸福を、少なくとも、第一には しておらんだろうし。
だから、いたってシンプル。
「金王朝」を脅かさないでくれたらいい、ということ。
まあ、アメリカにも、そして日本にも、一方の原因は あるわな。
理想を言えば、
他国が武力攻撃してまで潰すよりは、
北朝鮮内部の国民自身が、「金王朝」に拒絶を つきつければいのだろうが、あれで案外と満足しているのかもしれない。そのへん、外部の者には、よく分からない。
あるいは、
日本国民の性質と似たか寄ったかで、「肉屋を支持する」よう洗脳されているのかもしれないことは大いに想像できるし、それより何より、
平壌在住の国民とは、生活格差が非常に激しいらしい地方の国民に、そんな気力・体力も残ってなさそうでは ある。
私が、いつもフシギに思うのは、
北朝鮮から、何ぞ物騒な物が飛んでくるたびに、大手新聞社やテレビ局あたりは早速、在日の一般人にインタビューを行い、紙面に掲載してみせるのだが、毎回、どうやら韓国系ばかりが登場しているようで、肝心の北朝鮮系在日人に取材した記事を見かけた記憶が ないこと。
北朝鮮系在日人にしてみれば、いろいろ複雑に慮る必要から、口を噤むほかには ないのだろうか。
民族的にも「腰抜け」「腑抜け」が多いのかしれんしな、ふん(嗤)
おらおらー、『総連』の連中にこそ、ずばりとインタビューしてみろー!!
とも思ったりするのだが、実際、どうなんだろうかね。