2020.08.31 (Mon)
はや、バチが、あ いや、「八月尽」となりました。
『八月の光』など読みたいと思っております。おりしも、黒人の差別問題が ぶり返しているアメリカ。
ここ日本では、このたびの「アベノ辞任」騒ぎを思うに、なんか既視感が、、、?と感じてならなかったのは、
そうか、前の天皇さんの「退位」宣言のときと、どこか共通性が あるからなんだと思い当たった。
「総理大臣の地位にあり続けるべきでない」その理由は、
「大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはなりません」
だ、そーです(爆)
アベノ「逃げ恥」?(←このドラマの実物は全く知らないけど)w
まあ、私も思ってたように、ずっと前から、一部では指摘されてたみたいだけれど、アベシは、言ってしまえば、現代の『天皇』になりたかったんだろうねw
「ほんものの保守」とあろう者ならば、それこそ、最悪の「不敬」であるとて怒り狂うはずなんじゃないの?と思えるんだけど、
なぜか、特に『日本会議』系の「ウヨ」「ネトウヨ」らは、怒るどころか、大いに悦んでいるみたいw
「せつなくて泣いた」とか のたまった、こんな安っぽい感性の人なんだと知った「アーティスト」の唄を聴く気までも失せてしまった。ドッチラケよ。どうりで、「セレブ」というのか「金満」まる出しなわけだ。
さて、下記のコラムについて。
『最後まで官邸主導が徹底された安倍総理の会見は当然の様に「花道会見」で終わった』立岩陽一郎 | 「インファクト」編集長8/30(日) 9:58
https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20200830-00195678/
~
「総理会見が今後も官邸主導で行われるなら、官邸にとって総理会見は世論を誘導する重要な場として今後も機能する。総理に「お疲れ様」と言わないどころか、下手をすると厳しい質問をした記者が世論から叩かれる状況も生みかねない。私はそれを危惧する」~
いや、すでに、そうなってると思いますよ?「ヤフゴミ捨て場」を見ただけでも、それは察せるでしょう。
アベシ自身に、およそ回答力が ないのは分かってるけど、
いったい何故、日本の報道界全体が、こうまで堕落したのか、
そこの分析を お願いしたいところです。
『日本人の“忘却癖”を利用した安倍政権のイメージ戦略──安倍ポピュリズムの実態とは』松谷創一郎 | ライター、リサーチャー8/30(日) 20:03
https://news.yahoo.co.jp/byline/soichiromatsutani/20200830-00195810/
概ねは、私も同感。
しかしながら、
常々思うに、はっきりとした根拠や知識を基に論じる見解や分析には、なるほどねえと、知識に乏しい私は心から頷くのだけれど、
その集めた知識や根拠から少し離れ、いざ、書き手ご本人自身から出る感想や見立てなどを述べる段になると、ん?それは、ちっとばかりズレてるかもよ、と思ってしまうことが、けっこう ある。
このコラムでは、たとえば、
~
「安倍政権と野党とのもっとも大きな差は、やはりイメージ戦略だった。政策の質がけっして悪くないものの有権者の負託を勝ち取れなかったのは、イメージ戦略が極めて下手だったからだ」~
うん、それも そうなんだろうけど。
私個人にとっては、安倍政権の「イメージ戦略」のほうが、いかにもワザとらしくて、鼻について、下心ミエミエで、
「こんにゃろうまたぞろ、軽薄短小の自覚もない若造とか、芸能界の、不勉強なくせに、いっぱしのこと言ってるつもりのタレントとかを引っ掛けようとしちょる」
と、
ひと目見ただけで怒髪天くらいの嫌悪感を もよおすんだけどw
(まあ、私自身、若い頃は不勉強ゆえの軽薄短小なことを平気で吐いてたw)
だいたい、「狙ってるな」と、まざまざ感じさせるほど、ダサいものは ないとも思うの。
それから、
~
「有権者による毛筆の『アベ政治を許さない』という怒りに溢れたコピーも、その書体やコピーが絶望的にダサいことに気づいていないことはもとより、「反発への反発」を誘発して結果的に安倍政権にとってのエネルギーに変換されていることに鈍感だ」~
これもね、
私個人は、過去エントリーで取りあげたときに、「文字が声を出している」と評価して述べた。
けっして、筆文字が好みなわけじゃない。だいたい、自分は毛筆が苦手だし、書道についても、興味は高くない。
でもね、
「ダサい」「ダサくない」って基準は、皆が同様では なかろうし、
むしろ、
「ダサい」からこそ素朴な力強さということも あり得るのよ(苦笑)
逆に、
知的、スマート、それが、かえって、妙に力弱いということにもなり得る。
私が、かつて、コピーライターとして仕事していた頃、ときに実感したことでも あった。
私のコピー文って、リクツっぽいのかも?きれいに まとまり過ぎかも?と反省したり。
~
「ポピュリズム政権は「反発への反発」を味方に取り込みエネルギーとする傾向にある。国民の“忘却癖”を利用して沈黙を維持し、それに苛立つ野党の反発や失策を引き出し、それをエネルギーに変換していった。野党はそれにまんまと釣られ続けた。
その典型とも言うべき事例は、今回の安倍首相の辞任の際も見られた。立憲民主党の石垣のりこ議員が『大事なときに体を壊す癖がある』とツイートし、後に謝罪した件である」~
国民の“忘却癖”にはねえ、いろいろ理由や原因も あるだろう。
石垣さんの騒ぎでは、
何年か前に、『共産党』の議員さんで、内容は、それこそ忘れちゃったのだけど、やはり、ネット上で軽率な発言が あって、志位さんが注意したということが あったのを思い出した。
私が、もし、政党のリーダーとか要職に就いている身だったなら、何らか大きな出来事が発生したら、すぐに、擁する議員全員に対して、注意と慎重を促すよ。
「自党の足を引っ張りかねない発言にならないだろうかを、ちょっと立ち止まって、考えてからにしてね」って。
私は自分で利用したことは ないけれど、『ツイッター』などは、ごく短文のものなんだから、なおさら、ことば選びに慎重にならないとね。
真意を誤解されたくなければ、どうしても、あるていどは、ことばを費やさないとならないものだ。
有権者の一人としては、議員さんには、いまどきだから、ネットで発信するのも結構なのだが、ひょっとして、議員としての勉強や本分が疎かになっていないかも気になる。
もしかしたら疎かだから、それに応じて、発言も軽率になるのかと思えなくもないし、
ま、なんせ、首相のアベシからしてが、デマ飛ばし屋だからねえ(嗤)
悪い お手本になってるんだろうね(嗤)嗤)
アベシも、あのトランプさんも、勉強不足が知られてるよねw
「『反発への反発』を誘発」
という見解は、興味深いです。たしかに、実際そういうことって、あるね。
私にも、特にネット上で、そういう体験が ある。
何か間違ってること、あきらかに悪いことを やってる者に対して、怒りや指摘、糾弾の声を挙げている者のほうをこそ咎めるタチの人って、いるわよね。
私なんか、根が単純だから、なぜ、そうなるのか、理解しにくいんだが、
どうも、「怒ってること自体が嫌」って感じなのかな?
だったら、怒る自分は嫌だってことで、怒ってないふりして、そのかわり、殊更に冷笑的な言動に走るとか なりがちね。
もし、そういう心理なのだとしたら、それも困った現象だけど。
嫌でも、しっかり怒らなきゃいけないことって あるものだから。
【続く】