2020.07.25 (Sat)
『【続】最新の事件簿~「枯らすは黒い」』の続き。
あと、
これも「ヤフゴミ」で、思い込みのカン違いだと思うんだけど、
「サイコパス」すなわち、他者に苦痛を与えるのが大好き、というのとは違うだろう。
苦痛を与えるとしても、その先にある、何らか「目的」を果たすため、その目的のためにはクールに、果断に、ためらうことなく着々と実行できる、そういうのが、言わば「サイコパス」気質では ないかな。調べたわけでは ないけれど。
だから、むしろ、医師などの方面に適性が あるとも言われるんだろう。
特に外科医など、オペが重要な方面。
もっとも、「苦痛に対する反応実験」が目的で、という事件も あったようなだが。
一歩まちがうと、たしかに、しまつが悪い。
私もね、子宮摘出しなければ ならないと診断されたとき、まだ、30歳代の前半だったけど、診察してくれた医者に、これから結婚や出産の予定は?と一応、尋ねられて、いまのところナシと答えたら即座に、「じゃあ、いりませんね!(←子宮)」と、あーっさり、言い切られましたわいw
しかも、まだ若い女医でしたわいww
で、実際、摘出してみたら、そんなに悪化もしてなくて、
私の代わりに、オペ直後の摘出物を見せてもらったという母親は、
「ほんとうに真っ白で、小ぶりなボールみたいだった」
と言ってた。
私自身に見せてほしかった。。。
母方の叔母も、私より先に、同じ種類の手術したんだけど、叔母の場合は、私よりも年齢が ずっと上になってからのことだった分、年季も いってるわけだし、卵巣のほうにも問題が起きていたらしい。
これも、うちの母親が代わりに見て、思わずゲッと吐き気もよおしたと言うくらいに、悲惨なグロテスク状態だったようだ。
私の高校時代の『生物』担当の男性教師は、もともとは医者になるつもりだったのに、医学部の授業で解剖が あったとき、気が遠くなって、卒倒してしまったんだと。それで、自分は適性がないことを悟り、諦めて、ガッコのセンセイになったそうな。
たしかに、温厚な紳士で、私ら生徒が不真面目でも、決して、声を荒げるところを見たこともない、とても優しい先生だった。
それにしても、
この「嘱託殺人」の依頼者であった女性。
あまりにも、あじけなく、かなしい結末。これが、人生最後の、切なる願いだったなんて。。。
カネと引き換えに。
バタバタっと遠方から やって来た初対面の相手に、ものの10分。
ほい、おわり。はい、サイナラ~。まいどあり~。
くだんの女性は、察するに、発病するまでは、それなりに順風満帆で楽しい人生だったのだろう。それだけに、プライドも高く、「なんで私が」と、ガックリ度合いも高かったことと思う。
乙武氏や、舩後議員のような人物も いるけれど、
一般的に、障碍などでも、ある程度の年齢を重ねてからのことだと、余計にショックが大きく深いことだろう。
それに、女性の場合はね。
「人間としての尊厳」というのは、生活するうえでの基本事項に、本人の自主性とか決定権とか、様々なことや概念が含まれてくるが、
女性の場合は特に、そこの微妙さや繊細さが、男性以上になるだろうと思う。
実は、国を挙げて、すでに「延命治療」を止める指針というものは あるのだし、
実際、うちの親も、それに のっとった最後だったかもしれないという経験は、私にも心当たりが ないでは ない。
私自身、母親の最後の日に、
本人としては、無理に延命することは望んでいないと、元気なうちから言っていたことを、主治医に伝えたよ、泣きながら。
以前のエントリーでも触れたように、
生前の親父は、臨終の女房(私の母親)の顔をジッと見詰めていて、前日から取りつけていた呼吸器を外した瞬間、やっとラクになった~という顔になったんだぞ、と言っていた。
ならば、
こういう、とんでもない「殺人バイト」が、水面下で、人知れず続いていたかもしれないのだし、
こんな おぞましいことを野放しにしていては いけないのだから、
やはり、「尊厳死」ということを かなえるためのガイド ラインといったことを、もう そろそろ、明確にすべきだとは思う。
再々言うが、
「安楽死」という呼称は よくない。
ある意味、語弊が あろうし、誘導的だ。
「安楽死」というコトバを安易に用いるべきでは ない。このへんの意識が低い者にはウンザリする。
特に、
「優生思想」的なことを、社会に撒き散らそうと図っているらしい、ネトウヨ系の連中の企みが透けて見える。
案の定のように、例の植松と同様、連中は、「ヒトラー&ナチスまんせー」だろ(嗤)
許してはならない、ぜったいに。
まだしも「尊厳死」としておくほうが良い。
しかし、
あの「殺人バイト」野郎のヨメさんよ。『自民党』の、もと衆院議員。
そりゃあ、こんなのが、たった一度とは言えど、国会議員にまで選出されたり省庁の役人だったりするんだから、国民が幸せになれるはずが ないと思えたw
いずれにせよ、「SNS」とかインターネットにおける交流が、どんなに「密」だったと言えど、しょせん、限界が大きい。
このような利用の仕方で使われるのでは いけない。
だから「犯罪の温床」だって言われちゃう。
「同調圧力」なんかが幅を利かすような国では、本質に踏み込んだ議論が妨げられがちだから、どんなふうに悪用されたり、歪められていくか、わかったもんじゃないという危惧が常に つきまとう。「憲法改正」の問題でも そう。日本は、そういう国。
もう、いいかげんにしないとね。