2020.07.29 (Wed)
『【最終・1】最新の事件簿~「枯らすは黒い」』の続き。
母親の人生の最後も、プライドの高さが招いたものだったのかなと、いまでも思う。
それは、私の眼の前で起きたことだった。
まだ60歳代だった最晩年、
一度ならず倒れては入・退院を繰り返した果てに、とうとう、再起できる余地も望めなくなり、病院のベッドで寝たきり状態になってしまった母親は、いつしか、嚥下困難となって、食事の進行にも、非常に手間が かかる状態となっていたため、だいたいは、早めに仕事を切りあげることが できた日に、母親の夕食に間に合うよう、大急ぎで駆けつけた仕事帰りの私が、夕食の介助を行っていたのだが、
ある日の夕食時は、いつも以上に、手間が かかったため、食器の かたづけも遅くなり、そこへ入ってきた、まだ若い看護婦が、私に代わって、ほとんど残ったままの食事の介助を始めたのだが、やはり、遅々として捗らない。
忙しいからだろう、イライラし始めた看護婦は、母の肘を ねじりあげるようにしながら、大声で叱咤し始めた。
その晩、母親の ようすが おかしくなり、夜中に大声で叫び声を あげたあと、容体が急変したことを、早朝の職場に かかってきた電話で、私は知らされた。
うちの母親は、最近のエントリーでも述べたように、もの凄ーくプライドが高い性格だったからね。
でもね、
元気でいられた頃は、「おトイレに、自分で行けなくなったら、もう生きていたくない」と言い切っていたはずだったのが、実際に、おむつを使用せざるを得なくなり、そのうえ、若い男性の看護師さんに、それを取り替えてもらわなければならない状態になってからも、そこは案外と受容できていたんだよね。
いまの私だったらば、
あの夕食時、躊躇せずに、看護婦の無礼で、無神経で、いささか乱暴な言動と行為に対し、「もう けっこうですから、やめてください!」と言えただろう。
けれど、そうしていたなら、その後、どうなったのかなということを、結局は考えてしまう。
ある介護経験者は、むしろ、世話してもらって当然、というくらいなまでに堂々としてもらっていたほうが、介護する側としても、かえって、気がラクなんだけど、と吐露しておられたけどな。
私は、頷けるような気が する。
くだんの事件の患者さんは、ご自身のネット投稿のなかで、「顔の向きが、いつまでも同じ状態のまま、しまいに耳が痛くなったので、反対側の向きに変えてもらい、それでもテレビを見ていられるようにと、鏡を置いてもらったら、見たくない自分の姿が」と書き遺しておられたということを、(こういう事件などが起こると、それっとばかりに、当事者の遺したブログやらツイッターやらを覗きに行く、そんな「ヤフゴミ」wの)誰かがコメントで言っていた。
それが事実なら、
寝返りというか「体位交換」って、あまり、してもらえなかったのかなあ?と、私は怪訝に思った。
うちの母親なんて、大した おデブだったから、頻繁に寝返りさせてやんないと、いったん床擦れが起きたら、もともと皮膚が弱いうえ、あれだけの体重が かかる分、たちまち悪化するに違いないと、私も父親も、せめて自分たちが病室にいるあいだはと、神経質なくらい頻繁に、からだの向きを変え、上になった面をマッサージしてやっていた。
おかげで、亡くなるまで、母親の床擦れは、奇跡的なほど見当たらなかった。
かわりに、私の持病の一つである椎間板ヘルニアのほうが悪化したw
パソコンで「SNS」に投稿するときの画面を見ないように、とか、
知人が訪ねて来たら、外に出て待つようにとか、明確に指示されていたというところを みても、くだんの患者さんは、介護スタッフとのあいだに、むしろ厳しく一線を引き、できるかぎりのプライバシー確保を図るため、ご自分で考えて、努力されていたことが窺える。
あと、私が知りたいと思うのは、
難病ともなれば、大概は、同じ病気の人たちの組織や集まりが用意されていることが多いようなのだが、彼女は、その方面の交流は、どうだったのだろうか。
それこそ、舩後議員なら、私が以前に拝見したインタビュー記事において、やはり、介護スタッフの人によっては、非常に侮辱的な言動を向けられ、苦々しい思いを経験したことも あったと語っておられたので、
また、同じ難病であり、病状の点でも、くだんの亡くなられた患者さんよりも先を進んでおられるわけなので、もし、彼女と交流する機会が あったなら、どのように対応されただろうかと思う。
残念ながら、彼女は、「バイトで殺人」を やらかす手合いとの「交流」の方を選び、どんどん進めてしまった。
結果、みずから、犯罪に加担した側面をも生じさせてしまった。
ひとまずは、こうした事件を、これ以上には発生させないための手立てを考えないといけないだろうが、
さて、「あほウヨ」「ネトウヨ」らは黙っててくれるかな?
まともな、本質に踏み込んだ議論を粛々と進めるためには、オマエさんらが最も有害な存在なんだから。改憲についても同様なんだよ。ったく、日本から出て行けば良いのにw
案の定、必死に巻き返さんと、「あほウヨ」「ネトウヨ」どもが擁護の勢いを高めてるけど、
その下手人の「殺人バイト」医者らが、これまでに、いったい何人を歯牙にかけてきたのやら、調べあげないとな。
それによっては、間違いなく、死刑だな。
でも、難しいんだろうな。
その理由は、下手人みずからが説明してあるもんな。
最後に言っておこう。
とある人、たしか、雨宮さんと名乗るかただったかな、その人のインタビュー記事のなかで、
このような難病や重度障碍など、困難な状態に ある人が、それでも明るく前向きに存在していること、それが、どれだけ、人々を勇気づけ、世のなかの改善に寄与することか、といった趣旨のことを述べておられた。私個人としても大いに同意したい。
しかしながら、誰しもが、そのような姿を示すことは できないのだろう。
ましてや、
したくもない、という人に、強制は できないでは ないかな。
患者側と医療・介護者側。
どうしても、その人なりの個性が あり、密室で起こること、各自の相性というものも ある。
言うに言われぬ、様々なことが積み重なっていくだろう。
ま、とにかく、
「尊厳死」として、現実に、治療をストップさせる要件というものは、専門医や一部の識者だけが知っていたらいいというものでは ないね。
現行の要件を満たせるところまで来たら、もう そうとうに苦しいはずだと思うし。
そこへ、もう一段、プラスできること、改善する余地は残っていないのかな。
一般の人々も、きちんと知っておくべきだし、同時に、「ミギ」からだろうが「ヒダリ」からだろうが、ポピュリズム的であったり、硬直したような主張に惑わされないだけの知性を持たなければならない。
でも、難しいんだろうなあ。。。
大衆・民衆というものは、だいたいはアホだし、無知だし、思い込み激しいまま、勉強し直す時間の余裕も乏しいままに、あくせくと生活しておるからな。
かと言って、
国家権力の椅子の上、ふんぞり返ってる政治屋さんたちは、余裕しゃくしゃくで、毎日がゴチソウざんまいだけど、おつむのほうには、あんまり栄養が行ってないようで、とりわけ、知性の点では、民衆・大衆と、差は ないみたいだもんね┐(-_-)┌
金庫あけたら、からっとカラッポ。
データ探したら、全部、シュレッダー済み。
ザッツ『自民党』安倍政権。
でもでも、自民党じゃないとね?安倍しか いないんだもんね??(嗤)
〽いつかぁ~要らんと言った~マスクが~またぁ来るぅ~
いいかげんにしろ