2016.06.11 (Sat)
『在日韓国人についての不可解』の続き。
さて、ここでは特に在日韓国人に向けての疑問を記しておく。
実際には、一般の日本人、韓国人ともに、お互いを激しく憎悪しているとまで言える人の割合は、ごく少ないだろうと思う。
韓国内の、いわゆる「反日」活動も、殊更に目立つことを やっているのは、こちら日本の「在特会」あたりと同じく、一部の極端な連中だけだという。
在日韓国人のなかにも、日本を母国として素朴に愛している人々のほうが圧倒的に多いのだろうと、私は思っている。
同時に、
彼らに比べれば、その祖国における人々のほうは、もう少しハッキリした反日感情を持っては いるのかもしれないけれど、
現実に、この日本で生まれ育った人々は、この国の良いところも悪いところも、ある意味で日本人以上に、よく知っているはずで、
在日でなく、本国の韓国人となると、海を挟んだ距離が ある分、
日韓お互い、相手を知らないでいること、理解しておらず、誤解したままであることも、より多くあるだろう。
日本人の側としては、
韓国・朝鮮人一般に対して、表面的イメージのみで、正直、多少の嫌悪するような傾向も、人によっては、ないでも ないのは事実なのだろうが、
それでも、
もともと、どちらかと言えば、その程度は薄いものだったし、本当のところは、より正確に言って、無関心、に近かったのだ。
その点は、多分に韓国人のほうが、日本と日本人に対して、一種の情熱的と言えばいいのか、暑苦しい(苦笑)
日本人全体の、韓国と韓国人に対する「無関心」が、揺らいできたような。。。いつの頃からか、私個人は知らないでいたけれど、
おそらく、
インターネット上で、ある種の連中の企みのような動きがアカラサマに表出し始める以前までは。
その連中は何故か頻りに、日本と韓国、国家間の軋轢と不快感情を盛りあげるのに躍起の活動を繰り広げてきたらしいと、
私などは、ここ数年で、やっと気づいたくらいに疎かったのだが、
良くも悪くも関心薄かった日本人に対して、韓国側としては、自分たちの憎悪?の熱く滾る心を分からせることが できて、うれしいのだろうか?
単に無関心で いられる悔しさよりは、相手からも同じような憎悪を向けてもらうことを望む、のか?
。。。分からない。
ただ、「在特会」なんどで ない、一般的日本人の態度でさえも、目に見えて、余裕を失ってきているように見えないことも ない。
どちらの側の何が どれだけ「功を奏した」?のかは分からないけど。
私の学校時分の美術の教科書に、
「近くて遠い国」
という標語を掲げたポスターの実例画像が掲載されていたのを、たった今、思い出した。
当時は、そのポスターデザインの構図の端正さと相俟って、なんとなく、印象に強く残った標語だった。
韓国こそが、国民として忠誠を尽くすべき唯一の わが国、と思うのなら、すみやかに、祖国の軍隊に赴き、義務の要請に応えるべきだろうに、
それも しない、
日本に帰化するにも、感情面での抵抗感が尋常でなく深い、であるならば、
さぞかし、その心中の複雑さたるや、並みの日本人に、ちょっとやそっとで理解できるものでは ない。
もしも本当に、日本に対する憎悪の心が事実であるのなら、
祖国の徴兵に応じも しない、かと言って、日本のなかに留まったまま、
ただただ、この国への反発心ばかりを募らせているのか?そんなことは、あり得ないことじゃないかとしか、私には思えない。
なぜ、日本での一切合切を振り捨てて、
この際、思い切って、本当の「自分の国」へと去らないのか?という疑問も湧いてくるというもの。
ていの良い「棄民」であったという、かつての貧しい貧しい日本人たちの、海を越えて遠く遠く、見たこともない国へと移り住んだ、その概ねは、汗と涙を注ぎ込んだ土地を、数世代かけて、祖国以上に愛着し、なじんでいったようだが、
それは もともと、何らの反感等の複雑な心境を持っていない国や地域だったからであろうけれど、
そこで生まれ、そして育てられた日本を憎悪する在日の人々が、もしも いるとしたら、私には、かなりのところ不可解だ。
だって、「母国」たる日本を憎悪しながらも、日々の生活を、この日本で心穏やかに過ごせるはずが ないでは ないか。
心が真っ二つに引き裂かれてしまう如しではないか。
大昔から、人類は、住処を移動してきた。生き抜くために。
少しでも より良く生き抜くためにと。
権力による強制的であったのが明白だったか否かに関わらず、他国に渡らなければならなかった民衆の歴史は、朝鮮民族に同じく、四方を海に囲まれている日本人の歴史にも あった。
もっとも、他人の戸籍を利用するなど違法に来日して住み着いてきた者も少なからず存在しているらしいので、そうした背景を持つ者では、堂々と帰化申請するわけにも まいらないだろうとは察する。
たとえ、その場合であっても、
自分自身の選択によらない背景事情を背負わされている個人を責めるのも間違っているし、酷な話である。
こういったことにも、私は詳しくないので、ここで これ以上の掘り下げは しないでおく。
だが、
通り一遍、『ウィキペディア』あたりに目を通してみても、肝心のところは全く見えてこなかったりするし、
日本の世間では識者とか知識人と呼ばれる類の人でも、われわれ一般の無知な者たちと殆ど変わりのないレベルの、稚拙にして表面的な解釈に とどまる主張を述べていたのを知って、それには甚だ呆れてしまったけど。
そして、訂正・加筆なりを、誰も しないままで、放置してあるのなあ。
ただ、その「解答」は、ここに あった。
当事者側も、これくらいの説明が できないとね。
ヘイト連中も、こういう事情を分かっていないのでは ないか?
まあ、性質が歪みきって邪悪な連中のようだから、分かっていて敢えて やっているとしても、あまり驚かないよ(嗤)
『在日は徴兵逃れをしている?』
『日本が嫌い(反日)なのに?』
【続く】