2015.05.18 (Mon)
の続き。
私個人的には、最初のうち、断定は できないと思って、しばらく、ようすを見ていようとしたのだけれど、わりと早い段階で、橋下さんという人は、はたして、その人間性に安心して信用を置いていていいかを危ぶむようになった。
この人もね、何はなくとも要領の良さ、押しの強さばかりが目立った。
同時に、とーっても分かり易いイメージはあるから、けっこう、正義感が高い人かなあというイメージと期待も湧きかけるのだけれど、
どこか薄っぺらじゃなかろうかという不安も拭い切れない。
そう、高次の哲学がない、という感じが するのだ。
近ごろは、特に政治の分野でも、こういうのが目立って増えてきたのか、多いなあと嘆息する。安倍さんなんかも、その代表格。
たとえばね、
「在特会」たらいうところの何たらいう代表者(いまもそうなのかは知らないけど)、橋下さんに呼ばれてノコノコ出てきて、あっという間に、両者とも口汚いケンカに終わったという、低次元なパフォーマンスがあったけど、あのときの橋下さんの発言も、いたって表面的なものに過ぎず、その腹の内も、それほど糾弾とか追及する気ではなく、いたってイイカゲンなものでしかなさそうということが、なんとなく感じられた。
それから、
ナントカ言う、女性の議員で、橋下さんとこの党を除名になった者がいたでしょ。
あのときの釈明会見に並んで座って、なかなか厳しいセリフを ぶつけてはいたけれど、
考えてみれば、調子のいいことだとも思えた。
他の事例でも軒並みというほどの勢いで曝け出されてたが、
要するに、橋下さんって、人を見る眼が乏しいのかなと。
しょせん、相手のレベルが自分のレベル、
人間って、自分が理解可能な、自分のレベルに近い相手だからウマが合い、気に入るのだろうか。
こういう、人選力の低さは、まさに、安倍さんとの共通点が大きいが、
これだけじゃあない、
石原・元東京都知事とも大いに似ていて、
本気では腹にないのかあるのだかワカランような、いかにも顰蹙もののセリフを平気で吐きがちなところ、
潜在的ホモに意外と多いという「マッチョ」志向っていうの?w
かつ、酷薄にして公私混同の性向とがチラチラ窺える。
安倍さんから託されてNHKに君臨してる籾井さんも、その典型だわね。
いずれのジジウヨも、私の大っ嫌いなタイプなのw
どんなに結構そうな構想でもね、
それを提案する人の人間性に不安を感じさせられてしまうようでは、その構想に対してまでも、眉毛に唾したくなるもんだよ。
あっ、チンタロウお爺さんと言えば、
その蜜月時代の橋下さんは、「じじ殺し」とかって呼ばれてたそうなんだけどw
実際、チンタロウお爺さんは、隠れ「その道の」ひとなのだという話もあるようで(爆)
「ゲイの子だくさん」てwwさすがと言うのか何と言っていいのか、
そう思ってみればだな、
橋下さんの、少し聞かん気な幼さの残るような顔立ち、
一種「とっつあん坊や」的雰囲気は、あの「薔薇族」とかいうあたりに好まれるのかもなあwww
どうりでと言うべきか、圧倒的に、オッサンらの支持者が多かったってね(爆)
ま、たしかにね、この私でさえも、どこか憎めない、ちょっとだけカワイイ感じはするよ、橋下さんて(笑)
くだんの構想が実施されることは なくなったし、ご本人についての批判的意見は、このへんで切りあげとくけどw
記者会見によれば、
「僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険」ですって?
自分で言ってりゃ世話ないwとも思ったが(笑)
よくぞ、そこまで客観的に おっしゃったものです。
なんといっても私はね、
安倍・自民党の改憲にはゼッタイ反対の所存ですので、
橋下さんが、くだんの構想を実際に推進していくにあたり、安倍さんらの改憲に協力する事態になっては大変だと、それが一番、心配だったの。
これが なければ、府民側としては、むしろ、少しはトクな話と受け止めたかもしれないがね。
それにしても、『大阪都』というのは、どうにも語感が良くなかった。
ネーミングの不思議な作用力ってのも、たしかにあるな。
権限が あまりにデカくなれば なるほどに、その地位を一身に任される者の人間性と思想性、先見性が重く問われることになる。
失敗は許されないのだから。
そういう賭けを恐れて、
ある程度、権限を狭めておくとすると今度は、思い切って大胆な施策を通しかねる、といったジレンマも生じてこようから難しいものだ。
それにしても、
さしもの自民党が、二方向に分かれたねー。
あの安倍官邸を怒らせたほどとはw
今後が楽しみだわぃww
さしあたって今後の問題は、
言うところの「二重行政」云々にせよ公務員数の問題にせよ、敢えて「『大阪都』構想」にしなくても、じゅうぶん改善できるはずのことだというのならば、さっさと実行に とりかかるしかあるまい。
『橋下・維新』が登場する以前から携わってきた各党・会派は、自分たちの無能ぶり、不甲斐なさが招いた騒動だったことを猛反省すべしですわな。
総投票の半数近くが、「『大阪都』構想」に賛成していた、
という重い事実。
このまま現状維持で許されるわけがないのは、ある意味、「風雲児」たる橋下さんの おかげで、いよいよ明白になったのだから。