2015.12.19 (Sat)
『【続・続】なにを今さら』
の続き。
さて、
「ふるさと創生」とかで、日本全国津々浦々に1億円をバラ撒いた首相も いたなあ、自民党政治たけなわなりし頃。
センセイ、税の あの1億円、どこに行ったでしょうねえ。。。(遠い目)
資金そのものはダブついてさえいるから、つい、無関係のことに流用してしまったと聞く東北の復興が遅々としているというのも、田舎もんゆえ、いや、日本人全体のアイディア力の乏しさが、いまでも相変わらずなのか、それでも、
日本列島の宿命として、次なる大規模災害が襲ってくるのは必定である以上、
安倍政権および自民党が倒れる日が来ても、次の政権に、どの野党が就くとしても、そのための備えと回復力を真っ先に念頭に置いておかないと いけない。
人口問題も、先を見据えたヴィジョンを持ち得ていたら、こんにちの難事は推測できていたはずで、この長の年月、いったい、何を考えていたのか?ということだ。
高齢者ばかりが増加して、と騒ぐが、
経済と同じく、これもバランス如何の問題だろう、大雑把に言って、
老齢人口に負けないくらいの若年人口が あればいいだけのことだった。そのためには、どういう道を選択すべきだったのか。
それと、
そのへんの政治家よりも、よっぽど悪知恵が働く官僚たちを、どのようにコントロールし、プライドの権化みたいな彼らが握り込んでいる情報を、国民のために吐き出させ、国民のための仕事を させることが できるのか。
もと官僚だったという議員は、本当に恥ずかしいと思わないとね。
このあたりをクリアできないと、
すでに、自民党の露払いを自任しているとしか思えぬ出来の民主党は勿論のこと、
どの政権であっても失敗することは、目に見えてると、先日のエントリーでも言ったとおり。
こういった点では、長年にわたり、ほぼ一党支配を実現してきた自民党に大なる利がある。だから、
「自民党でないと」という深い信心も、
さすがに、消極味を帯びた、「自民党がマシ」というカラ念仏に変わってきたとは言え、
よくよく、性根を据えて かからないと、野党は、あえなく失敗を繰り返すだけだろう。
そのたびに、一般庶民の有権者は打ちのめされ、虚無感に陥っていく。
しかも、今次の安倍政権を見ていたら分かるように、
いまや、自民党は、どんだけの醜聞と失敗が明らかになっても、どういうわけだか、反省すら無用で済むようになってる。
日銀を、法制局を私物化し、最終的に、現憲法を骨抜きにしようと謀っている。
選挙制度に大きく原因があるのなら、さっさと改善しないと、もう二度と、危機回避も転換も できないな。
「世界の お財布」「ATM」の役割が低くなっていき(だから、お次は「武器商売」「死の商人」をも厭わないとばかり、ウヨのパペット首相が、ここぞとトップ セールスに励んでる)、
古来から、これといった大きな取り柄も なく、
現代となっても、画期的アイディアで世界を席巻できるだけの力も出せないままなら、
あとは、
積極的に、覇道大国に どこまでも忠実な お供として加担し、カネが出せなくなった分は、みずから、人命を、しかも、若い人命をこそ捧げることで、国際世界の嘲笑を買い、隅っこに押し遣られるのを防ぎ、誤魔化し続けなければならない。
こんな国の国民であることを、誇りには できない。。。
これだけ、国民全体の教育レベルも向上したはずが、
成金日本の本性である、いかにも元はアジアの一小国らしい後進性が拭いきれず、
ひらきなおった政・教一致のサガが あらわになっていくだけだろう。
あーあ、そろそろ、政治談議を書くのも厭になってきたなあ。。。