2018.11.23 (Fri)
ある意味で、どこか似てるし?日韓関係と、『日産』・ゴーン関係w
「偉大な功績残した」と言われる人だが、
どこまでいっても、基本的に、飽くまで自分のために頑張っただけなんだし、頑張りの舞台として、たまたま、そこに目を つけただけじゃん?
そういう、自分一個のために、猛烈に頑張る人ほど、成功したとなれば、早晩、支配欲や公私混同、私物化やらを剥き出しにしてくるもんですわ。
「李下に冠を正さず」も何のそので、
あからさまにして、もの凄い私物化を横目に長年、「でも、恩義が あるのだから」。。。とて、近い周囲らは何も言えなかった面も大きいのかもしれないが、
それでも、ゴーンさんの腹づもりを知ったからには、「それは、それだけは」と愕然としたと同時に、これまでの、氏の独断・専横ぶりを、いっきにブチまけることにしたんだろうか。
そりゃあ、いかに「偉大な功績」と言っても、犯罪やらかしたのでは帳消しだわな。
たしかに、ゴーン以前の『日産』経営陣に、そもそもからの原因が あったはずだとは思う。
どこかの国の王や絶対権力者であったのであり、断じて「弱者」でもなかったものを、言わば「身から出た錆」で大失敗した自分を何とか助けてもらおうとしたら、
待ち構えていた野心家の人間が、それっとばかり、弱みに つけ込んだ あげく、いつかはマウンティングを始めないはずが ないのさ。
もともと自分側の利益を目していた者どうし、ひとたび、そこに食い違いが生じたら、たちまちにして糾弾合戦が起きる。
まさに、これは、どっちもどっち、と言いたくなるケース。
創業・経営者と「雇われ」の違いを指摘する人もいるけれど、どちらでも、基本的な共通点は あるようだ。
たとえば、私の父方の実祖父は、過去エントリーでも触れたとおり、かつての「運輸官僚」から、一代で海運会社を起こし、成功した人だが、
親父から聞いた話では、それは もう、『瞬間湯沸かし器』以上の短気で怒りっぽいタイプだったらしい。
まあ、それも原因したのか、若いうちに病死して終わってしまったけど。
何ごとであれ、「優先順位」というものを判断することもできかねるのか、重要なことを後回しにしてチンタラちんたらやってる者が、出世には ほど遠いのも当然だろうし、
その点、ゴーンさんも凄まじく せっかちな性分だそうだが、出世してる人には、このタイプが多いみたいだ。
そうでなければ、たいがいは犯罪のほうにいくw
ゴーンさん、両方だったのねww
何かに追いまくられているかのように、常に策と計算を巡らしつつ、マメマメしく動き回れる人は、それだけ、体力・気力が旺盛なわけで。
自然と、栄養ある美味いものを食べられるようになり、スムーズで快適な生活を得れば、いよいよ、ますますもって、体力・気力旺盛になろうというもの。
そこで、自己中心の性分が徹底してると、、、
いるでしょ、そんな人、あっちの国、こっちの国とかでもw
で、自分の父親にサッパリ似なかった、うちの親父はと言うと、これが、長年、会計事務所に所属し、『どんと来い!税務署』てな本を愛読しつつ、コンサルタント業も兼ねて、企業の経理面において、いろんな経営者を見てきた。ただし、ほとんどの顧客は中小零細だったんだけど。親父は、家で晩酌してるときなんかに時々、私の母親に向かって、呆れながらコボシたりしてた。私も、たまに、横で聞いていたが、
中小零細だろうが大企業だろうが、会社を私物化してしまうパターンは少なくないようだ。
私が実家で生活していた若い頃や学生時代に、親父の顧客の一人で、中小規模の化学系会社を経営していた社長さんなどが、時たま、帳簿を持参して、うちに訪ねてくることが あって。
その社長さんとこは、祖母がフランス人だそうで、ご本人は、国立大学で化学分野を専攻し、会社を継いだらしい。
私の目から見た印象を思い起こすと、
なんとなく『お茶の水博士』とアインシュタインを足して二で割ったみたいな、やはり、異国の血を窺わせる少々独特の風貌で、
「これは奥さまに」と、わざわざ、うちの母親に、センス良い贈り物を届けてくれるような、優しくて、愛嬌のある、憎めない人がらだったけど、
ところが、ある晩なんかは、親父が、おでこに、でっかいタン瘤こしらえて帰ってきたことが あり、どうしたのかと聞くと、くだんの社長に やられたというので、二重に驚いたことが ある。
まあ、あの、普段は穏やかで、愛想の良い雰囲気の人が、という意外性と、うちの親父も負けるような凶暴な人が いたんだぁ、という驚きw
よくよく聞けば、
じつは、ある程度の酒量を超えると、けっこう酒癖が悪くなるのだそうで、そこのところ、親父との共通性が あったもよう。
うちの親父は、もとより、酒癖の悪さでは、右に出る者が いないだろうというほどなので、最初は和気藹々と、酒を酌み交わしているうちに、両人とも、いつしか、目が据わってきて、やがて、会社の経営についてか何かのキッカケで口論が始まり、このときは、社長の手が出るほうが早かったらしいw
たしか、独身のままでトシくった妹さんも いて、染織作家を やってるとかいう話だったが、これが全くもって売れもしないのに、わたしはアーティストよ、というプライドばかりが高い。
『芦屋』育ちのお嬢さまがバアサンになっても、稼ぎのない独り身だから、兄である社長の会社の経費から、テキトーに名目つけて、生活費を流用してもらってたらしい。
社長の息子の一人も同様に、名目でっちあげてもらって、生活費援助。
それ以外でも、
家族や家庭内の個人的消費に使ったのに、ことごとく、会社の経費から流そうとするので、「隙あらば」という感じで、性懲りもなく、、、と、親父が嘆いてたわけ。
うちの親父なんて、酒癖悪いは、ヨメや子どもに暴力ふるうは、私に言わせれば、性格最悪だったけどね、
たった一つ、仕事に関してだけは、手抜きや不正の類を はたらく(あくまでも合法な範囲内のみw)ことは なかったし、税務署相手に苦労する こっちの身にもなってくれよ、という憤懣やるかたないところが あったようだ。
というわけで、
ウヌボレは、身を滅ぼすとか、昔から言うけれど、
さても、思い上がりというものは恐いなー。。。
ま、商売の世界では尚更、ボランティアでは あり得ないどころか、
自分一個のためにのみ、どんだけ頑張って「偉大な功績」が、と言っても、
そんなもの、周囲が持ち上げてベタベタ褒めちぎったり、恩に着るほどの必要なんかないわぃ、という考えかたですわ、私は。
子に恩着せるような親もキライですわ。
まあ、いまにして思えば、
ゴーンさんを、この上なく持ち上げて褒めそやしてたマスコミ連は、自分らの大スポンサーである財界お先棒を務めたってことだったのかしら?w
政界――財界(宗教界も関係深し)――大マスコミ界。
この三者、切っても切れない腐れ縁なんだろうなあ。