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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2018.11.27 (Tue)

誰がって?

『日産』人がって言うか、日本人がねww

 

 

いま、またぞろ、アベ政府側が、官僚抱き込みミエミエのデタラメ審議でもって、国会骨抜き作戦を貫き通そうとしている最中、自動車会社あたりのグローバル アキンドが忌々しきことを、といった話題ばかりに かまけても おれないという気は する。。。さりながら、

今回、

オッサンショーバイカネ儲け

の三拍子世界には てんで無関心な私が、特に奇怪な点に思えたのは、

やっぱり、その政府や官僚も絡んでくるレベルの話だということよね。

 

どうりで、というわけなのか、

「ヤフゴミん」どうしの あいだなんかでも、ほぼ真っ二つに分かれるのみならず、彼らの主張が、普段とは些か逆転しているのじゃないか?とさえ感じられる、この騒ぎに おいては、

「『日産』の こんにち あるのは、『ルノー』に拾ってもらい、ゴーンに救ってもらった、その おかげ!」

「なのに、日本人は恩知らずだと思われちゃうぞ!」

「東京地検よ、やめておけ!!」

云々と、なんだか、

「アメリカの おかげで守られているんだぞ、日本は!」

という、

本来なら、「安倍(アメ)ぽち系ネトウヨ」らの主張に似た感じのコメントが散見されており、

この裏には、

今回の騒ぎを、官房のスガはんらが、官僚ともども、政府筋に都合良く利用しようとしているらしいゆえなのか、

権力者の横暴や腐敗、カネ遣いの汚さなどに対しては特に厳しい姿勢であろう印象の、いわゆる「ヒダリ」系と思しき投稿者らが、今度ばかりは、やけに、ゴーンさんの肩を持ったりする向きが いるのだ。

 

まあ、それでも、
「ネトウヨ」あるいは安倍シンパらしく、

「フランスとは(韓国とも)、手を切れ!!」

「日本人は!裏切られ!搾取され!舐められて!」

グヤジイ~;emojiってな哀号コメントのほうが圧倒的に多いのだけどね、やっぱしww

 

 

…だからな、

国家間の外交も そうだけれど、ましてや、アキンドが商売でやることに、ボランティアなんてことは ありまへん、っつうの。

 

あちらさんに対して、じゅうぶん以上に良い思いさせてあげられるまでに持ち直し、成長したからには、おかげさまでと殊更いつま~でもヘイコラするほどのこともなかろう。

そして また、

こんなはずじゃーなかったに!!と、一方的な被害者意識に埋没してしまうこともない。

だって、『ルノー』と『日産』、とっくに持ちつ持たれつの関係になってるんでしょう?

 

なんだかね、

かつて、借金まみれになり、途方に暮れていた女が、そこへ颯爽と現れた男に、カネで買われ、養ってもらうと身となり、
同時に、ビシビシと尻たたかれ、追い立てられ、けんめいに働き始めたら、いまでは、甲斐性が薄くなってしまってる亭主なんかよりも、自分のほうがウンと稼ぎが多くなっていて、

それとともに、いよいよ干渉がましさを増し、ヒモさながら依存してくるようになった亭主が疎ましくて疎ましくて、このさい、父ちゃんと別れよう!

決心して以来、あちこち根回しも して、ついに公へ訴えて出たものの、
女のほうだって、実のところは、亭主と別れたあと、本当に自立を果たし、この先を やっていけるのか、心もとなさが残る、、、てな、共依存夫婦みたいなw

 

 

『ルノー』とゴーンさん側は、
頃合いに至るまでは、『日産』大事と肥え太らせておいて、
いよいよ食べごろになったら喰っちゃおうと。

最初から、その腹づもりだったでしょうよ。

 

だから まあ、『日産』側も、何を今さら、被害者ぶり、、、と言われてしまいそうな立場では あるから、ゴーンさん個人の顰蹙ものな行状を あげつらい、このような積年を耐え忍んできましたと、自分側の抵抗に正当性を与えようとしてるわけなんだろうけど。

 

 

こういう商売人の話題に対して、トンと関心も知識も薄い私ながら、
ちょっと意外だなと思えたのは、

ゴーンさんって、『ルノー』での経営手腕も、さほど評価されてなくて、
そのせいなのか、やっぱり、報酬が高額すぎるという批判は、あちらでも、すでに起きてたらしいということよね。

 

それならば、

『日産』から、美味い汁を搾り取れるまでになり、
口あけて待ってる『ルノー』のほうへ、ホイさホイさ注ぎこめるところまで立ち直らせた あかつきには、そこからは、
『ルノー』では到底、許されない公私混同や私物化、「銭ゲバ」行為だろうが何だろうが、『日産』では思うさま、やっていいんだと、
そういう感覚だったのかもね。

 

「ヤフゴミん」の多くが怒り、嘆くところの、「日本人だからとバカにして」という人種差別意識ゆえなのか、

彼我の企業ガバナンス・コンプライアンスの ありように左右されてのことなのか、そのへん、よく わかんないけども。

 

 

こなた『日産』は『日産』で、社長さん始め各取締役らは、そこいらの並みの日本人よりはプライドも高かろうに、

ゴーンさんの、あの気迫に押されまくり、その独断専行ぶりや利己的な行為、これらを敢えて、自分側の秘めた願望と期待を胸底に抱えつつ、むしろ積極的に見逃してきたのだろうと思えるのだが、

両社統合の問題についてだけは、それだけは、
やはり、こちらとしても また、譲れぬ腹が あった。

そのことは、『日産』としても、そもそも最初からの思惑だったのかどうか、外部の者には分からないことだが、

ゴーンさん一人の資質や言動の問題ということで かたづけてしまえるのなら、フランス国ならびに『ルノー』、『日産』の日本側、どちらにとっても、つごうは いいのだろう。

 

 

いつだったか、ずいぶん前に、私も、新聞あるいは雑誌か何かで、初めて、ゴーンさんについてのインタビュー記事を読んだ覚えが ある。
あの当時、外国人のトップを迎えるというのは、日本企業には まだ珍しい事例だったのだろうか、特集記事では、いかにも豪放磊落な人がらであるように紹介されており、
たしか、当時の夫人の短い談話を通して、ご家庭での、意外と庶民的な ようすとともに、ご本人も、合理性を重んじつつ、気さくなタイプでもあるといった人となりのことを、みずから快活に語っておられたと記憶しているのだが、

大手自動車メーカーであり、その社名だけは、私でも知っている『日産』が、どういう企業で、現代どのようになっていて、初めて迎えた外国人のトップは、非常なエリートの辣腕ビジネスマンで、といった内容も、こういう方面に興味が薄かった私には、ほとんどヒマつぶしの流し読みでしかない。なので、記事の内容自体はボンヤリしているのだが、ただ、

たぶん、ご自宅にてのプライベートな場での撮影だったかと思うが、

あのインパクトある御面相でしょ、なかんづく眼つきから受けた感じは、いかにも、という印象で強く残った。

 

いかにも、、、

冷酷で、悪い事しそう、、、という印象w

 

スミマセン。。。m(_ _)mゴメンナサイ;

 

まあ、そんなわけで、

このたびの事件も、いちおう、そりゃ驚きは したものの、

じつは、それほど意外とは思わなかった、とも言える。

 

いつかは やるんじゃないかな~っていう。

やっぱイメージどおりの人だったなあ~っていう。

 

もっとも、あそこまで ひらきなおった如くな行動には、むしろ、無防備さが窺え、そのことには意外さを感じた。

 

日本側の心底の気持ちを分からなかったはずは ないと思うので。

それとも、まったく、意にも介してなかったということかなあ。

報酬額への批判は、ヘンに気にしてたくせに。

 

 

私には、この方面の専門知識は ないので、よく分からないが、

額面を書類に記載してなかった、あるいは「ゼロ」としておいた云々ということが法的に どうであろうとも、あのように、押しの強いタイプの人だ。

もともと、自分には価値も権利も ある、
当然のこと、一度に受け取ってしかるべき報酬、

しかし、この半分ほどを減らした、低い額に見せかけておけば、株主や世間からの批判を抑えられ、しかも、こうした「タイム ラグ」を置くことによって、合法なる脱税、いや、より賢い「節税」をも果たせるじゃないか。

「未確定」だろうが どうだろうが、これは必ずや、最終的には、自分の手に取り戻すべきもの。

このような確信を持ち、大前提としていたのでは ないかな。

 

また、

ゴーンさんが個人的に投資していた、そのときの損を、まるっと『日産』に付け替えていたという話も あったが、結局、その後、『日産』に損を負わせることには、たまたま、ならずに済んだと言えども、根本的には、問題ないはずが ない。

たとえば、万引きとか窃盗を見つけられて、じゃあ弁償すれば いいんでしょ、とは ならないことに似て、

あくまで結果的には「損害を与えずに済んだ」という、それ以前の問題なのだから。

 

法的には用意周到でも、世のなか、それだけでは済まないこともあるからね。

 

 

『ルノー』、『日産』、自分、
それぞれの意向に、大なり小なり乖離が ある、そのことを知らなかったはずは ない立場の人だ。

自分自身の行動に、大きな油断や隙が あれば、それを利用して、足を掬われるやも、という警戒心が はたらかなかったのか?
というところがね、私から見て、唯一、意外だったことです。

 

 

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