2015.08.02 (Sun)
バカげたこと言ってるから、こんなことになった。
なんでも、誰についても そう。
生きてる人間に対して望むべくもない無謬性を疑うことなく、思考停止の宗教国家で居続けると、いずれは、こうなるという見本だ。
『玉音放送の原盤公開、昭和天皇4分30秒の肉声』
TBS系(JNN) 8月1日(土)15時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150801-00000022-jnn-soci
「~米英二国ニ宣戦セル所以モ亦実ニ帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他国ノ主権ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固ヨリ朕カ志ニアラス然ルニ交戦已ニ四歳ヲ閲シ朕カ陸海将兵ノ勇戦朕カ百僚有司ノ励精朕カ一億衆庶ノ奉公各々最善ヲ尽セルニ拘ラス戦局必スシモ好転セス」
この期に及んでも、
まず自分自身の言い訳と、まだ大本営発表なみの言い繕いですか。
骨の髄まで、ですかね。。。しかたないか。
うちの親父は、当時、20歳そこそこにして、近衛将校だったから、現在の天皇さんの幼少期に、宮城内にて、そばで接していたそうだが(親父の提げてるサーベルに興味津々のようすで触りに来られたことがあったのだそうな)、そんな者でも、昭和天皇に戦争責任が なかった、とは言えない、と、苦渋の表情ながら、認めてたよ。
当り前さね。
現代と違って、主権は天皇にあったのだから。
実際にも、皇居敷地内の曲り道を歩いていて、直角に曲がって進まれていくところを、記録フィルムで見たことがあるが、久しぶりに、生前の姿を まじまじと見て、あらためて思った。
いかにも融通の利かなさそうな、いつ見ても、風采の上がらぬ、もし、こういう特殊な家に生まれたのでなく、平凡な庶民の家に生まれていたなら、せいぜいが、地元の役場やら、いいとこ、ガッコのセンセイくらいで、おとなしい、まじめと地味を絵に描いたような平平凡凡な人生であったろうに。
うちの母親は、勉強が よくできたせいか、戦後の間もないころ、大阪に行幸のおり、児童代表グループに入れられ、間近で、天皇さんに会ったことがあるそうで、
実物の天皇さんは、いたって優しそうな、ごく普通のオジサンに見えたと、自分の父親なんかよりも優しそうだと言って、担任の教師に笑われたと話していたが、
私は、いまの皇室の御夫妻がたを見ていて、直視に耐えられないほど痛々しいと感じる。
この人たちは、いったい何によって、特別に尊いとされるのだろうか。
自然の人権を行使すれば、たちまちにして、その特殊極まる地位を全うできなくなるという、支離滅裂な存在。
しまいには、
安倍政権・自民党が打ち出したように、とんだ先祖返りを目論み、天賦人権説など追放してしまえ、となる体たらく。
こんなことだから、
しょせん、えせ民主主義国の日本人は、いまだに、くだらないパターナリズムを好んで固執し、わずかでも自分たちの認める範囲を逸脱していると見れば、たちまちイジメに走り易く、国民性とも呼ぶべき陰湿性を維持し続けるしかないようだ。
いやしくも主権者、民主主義の時代に生まれ落ちた私は、もし、目の前で、
「朕が臣民の汝」
なーんて呼びかけられたら、
「はあ~?おたくに産んでもらったわけでないし、食べさせてもらったことも、雇われたこともない、他人さんですけど?」
と、相手が天皇だろうと、はっきり言ってしまうだろう(笑)