2015.12.29 (Tue)
『室井佑月 安倍内閣の支持率アップに「どういうこと?」』
(更新 2015/12/18 07:00)
http://dot.asahi.com/wa/2015121600055.html
『実感が、ない。』
自民党の支持率が なかなか下がらないのはフシギだということを、私も先日のエントリーで言ったわけだけど、
これについて、お定まりのように「野党が酷いから」云々と、野党のせいのみにして片付けているコメントを見かけるのも相変わらず。
だが、選挙の結果とは、また別の話でね、
それは、選挙時に、自民党は勿論のことだが、さりとて野党にも、、、
という感覚で、棄権してしまう人が昨今は非常に多いのだから。
野党が頼り甲斐ないからといって、自民党を支持するわけでもない。そこまで単純な話では ないよなあ。
私が そうであるように、自民党をダメだと見做してきた方針を断じて転換しない人は、いかに、野党が不甲斐なかろうとも、どこまでも、自民党を選択することは ありえないの。
この党が、日本で最長の政権党を担ってきた以上、
いままでに、政権を与えられたことすらない共産党などの野党よりも ずっと、出てる結果は明々白々なの。
なので、どこのメディアに、どのように言い繕われようが、
自民党を支持しますか?と尋ねられて、うん、とは決して言わないよ。
だからこそ、
いったい、どうなってるの?!
と叫びたくもなるわけね。
まさに、
「肉屋を支持する豚」
という奇怪な国民になってしまったのか、
「もっとぉ、もっとイヂメてぇん、あぁ~ん」
これでは、一億総マゾヒストだと言われても しょうがない。
今回、
いわゆる「従軍慰安婦」についての新たな取り決めに合意したとのことだが、
これと酷似した、先の「女性基金」とかいうのにおいては、なんともヘンな揉めかたを続けていた。
安倍朕が、首相の名において、「おわび」の文書を、と言ってるそうだが、
あのひとは、とかく形式主義の、自覚薄き潜在的差別主義者だからね、
恐らく、あちらの神経を、かえって逆撫でしかねないような、上っ面だけの、欺瞞的文章を放り投げて事足れりとするのでは ないかな。
やはり、危惧が先に立ってしまう。
韓国側のほうにも、問題は、これまで いろいろ あったと見受けるし、
国家の ありかたとして、根本から考えかたを改めなければならない面が あろうのは、お互い様だ。
自国を守れなかった民族が、日本人が やった行いを激しく責めながら、今度は、当の自分たち自身で、その真似を犯すという仰天すべき愚は、恥ずべき負の連鎖であることを、一応、指摘しておく。
それに、あの時代、果敢にも抗日運動に身を投じた人々だけではなく、
他方においては、日本に おもねって、自らの同胞たちを陥れた連中も、事実、朝鮮国内に存在していたという、
こうした者たちは、畢竟、どこの国と言わず民族と言わず、一定数、存在するのだろう。
そんなわけで、
私は、韓国や朝鮮民族を、通常、温かい気持ちで応援は していても、
無条件に、やみくもな味方ばかりするつもりはサラサラないよ。
自国とは言え、日本に対しても同じことだ。
「愛国無罪」なんてバカげた考えかたは、何国人であろうと、願い下げなの。
ただ、忘れている人が多いのだろうが、
韓国は、いまだ、「平時」の国では なく、実のところ、「戦時中」の国なのだということは、日本人も、覚えておいたほうが いい。
先日の、『産経』記者の問題も、このことを考えると、日本側の落ち度や思慮不足は あったと思う。
『産経』シンブン社も、きわどい商売に没頭し過ぎて、チョーシに のってるばかりでは、そのうち、もっと深刻な目に遭いますぞ。少しは反省しておくことですよw
そして また、
当然、「慰安婦」問題の原因にしても、ひとえに、先の見通しを持たないまま、小賢しいこと このうえもない愚策を弄した、かつての日本側に発しているのだから、
誠意を もって、主体的に解決を図る義務がある。
それを果たし終えないうちは、どこまでも終わらせることは不可能なのだと、肝に銘じるしかないし、
黙々と、早い段階で、カタを つけておかないままノラリクラリ遣り過ごしてきた結果が、これだ。
もし、恨むのなら、われわれの先人を恨むしかない。
被害者側である他国人を恨むのは、噴飯ものの お門違いというものだ。
「わが先人を貶めるのか」と喚くネトウヨども、よく聞けよ。
われわれ、後世の日本人こそが、わが先人たちの お陰で、いまだ辱められているのだよw
それも これも、
あの時代の主権者である天皇の「臣民」たるシモジモ一般国民は、多くの場合、情報と高い教育を与えられず、教養を培う機会にも乏しく、知性と洞察力とを深く持ち得ず、
浅薄にも思考停止のまま、オエライどもに容易く踊らされた、無力な愚民だったからだ。
民主主義の世においては、聡明さと思想性に欠ける国民性のままでは、かえって惨憺たる結果になりかねない。
だからと言って、またぞろ全体主義国家の奴隷国民に先祖返りする愚は、いくらなんでも あり得ない。
そんな事態になったとしたら、前代未聞の国際的嗤い者だ。
そもそも、日韓間の戦後の条約締結時に、
日本側は、せっかく、「慰安婦」一人ひとりへの補償をと申し出たのに、韓国側が自分から蹴ったくせに、という批判は当たらないと考える。
なぜなら、
これも、旧のブログで指摘したことがあるんだけれど、
こういう場合、まとめて一括補償するよりは、むしろ、
「一人ひとり」に補償、としておくほうが、実際には、安上がりになる可能性が あるからだ。
これくらいの計算は、二言目に「証拠はー?」と言い張って済ませようとする小賢しい日本人の子孫なら、聞けば すぐさま理解できるはずw
考えても みなさい、
日本という国は、自分とこの国民に対して認定すべきときですらも、
とことん冷淡に撥ね返そうとガンバるシブチンで有名だろがw
【続く】