忍者ブログ
とりあえず、ひかりのくに
     
<< | 2025年07月 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 | >>
[1871]  [1870]  [1869]  [1868]  [1867]  [1866]  [1865]  [1864]  [1863]  [1862]  [1861
Updated   
2022.05.30 (Mon)

【続】再び、「ズレを感じるとき」の続き。

 

たとえば『オウム真理教』の如きに引っ掛かった、とりわけ、世に言う「高学歴エリート」などの連中に関しては、特有のウヌボレやら自負心やら、それまで失敗知らずで来れた自分自身の恵まれた環境に対する無自覚なアタリマエ感覚ゆえ、生涯の終わるまでも「無謬」や「完璧」を求めたいという欲求ゆえに、意外なほど脆い。

要は、これも一種の欲張り・俗物的価値観が、取り返しの つかない、極端なまでに異様な過ちを犯すに至った要因であると思われ、

その意外な脆さが、根本で同じような俗物的価値観の権化である詐欺師に利用された、ただ、こっちは、「エリート」などでは なく、むしろ劣等感や被害意識のカタマリだったりもするようだが。

だから、押しも押されもせぬような「エリート」を、自分の指や顎ひとつで自由自在にコントロールできる快感が、ものすごいのだろう。
まさに、世のなかに対する「リベンジ」を果たせたような感覚なのだろう。

 

ま、このように心理的な分析自体は、まったく部外者であっても、それほどの困難なく可能だと思うのだが、

もちろん、それでも、やっぱり、根本的に違和感を拭いきれない対象のうちには違いないなあと、私は思う。

自分のなかに、そういう要素が希薄だからなのか、そもそもからして、思いつかないし、やりたいとも、真似したいとも思わない。
なにがオモシロいんだろうか?という、シラ~ッとした感想が湧くだけ。

 

だいたい、私なんかは基本的に、
「みんな揃ってオイッチニ!オイッチニ!」とか、『北朝鮮』のマスゲームみたいのや『大日本帝国』みたいな全体同調圧力の類がキライでねw
とにかく集団でもって何かする雰囲気じたいが苦手なほうなので、

むかし、

「これ欲しい人は、手を挙げて!」と、
次々に、いろんな品物を掲げて煽りまくる声に応えて、ハイ!ハイ!!と、異様に沸き返る会場に
(それは何かの商売人が主宰していたらしいのだが)、偶然、紛れ込まされたとたん、

「うわぁ、、、emojiなんだ?ここemoji」と、ソッコーで逃げ出したことも ある。

 

なぜ、あんなものに熱狂できる人たちが大勢いるのか、まじで理解できないのよ。。。(困惑)

 

 

いまだにボ~ッとした性分であるのが基本の私だから、誰でも何に対しても、最初から敏感に疑心暗鬼を向けることは少ないほうなのだろうとは思う。なので、

それこそ「腹に一物、手に荷物」な詐欺師タイプの人から見れば、いかにも、騙して利用しやすいように見えるらしいw

そして、利用されたり、裏切られていたことに、もし、私が気づいたとしても、何も できないまま、泣き寝入りするだけだろうと、とことんタカを括られるようだww

 

むしろ、実際は、このほうが圧倒的に多かったのだが、意外にも、最初から、私がマンマと引っ掛かってくれなかったなら、それだけで、何事か企んでいた先方のほうが逆恨みして激怒することさえも、一度ならず あったくらいだ。そりゃ お門違いというもんですわな。emoji

 

 

トシくった いまよりも はるかに、疑うことを知らない子どもだった頃の私。。。

 

親みずからが生み出し、
親を中心に泥沼化し、
親が呼んでいるのか呼ばれてるのか、常に、周囲の諍いやトラブルに巻き込まれ、トバッチリを被る立場だった私には、どうにも、実の親たち彼らが異質で、理解できなくて、いつも悲しく、ダルかった。

だからこそ、なんとか理解しようと努めたわけ。混乱しっぱなしは苦痛だからね。

それが、自分なりの「分析」癖となり、やがて、心理学部への志望や、精神医学の分野に関心を持つ動機となっていった。

 

いつも悲しい私が、それでも自分がシッカリして、この世で ほぼ唯一、かわいそうで、守ってあげなければ ならない対象、と思い詰めていた存在は、親父以上に作話の多い、魔女みたいな母親だったのだけれどw

 

いいオトナになってから、自分がヘンな欲を掻いた結果、騙されるのとは、根本が違う。

なんせ、相手は親なんだから。幼い子どもには、どうすることも できや しない。

 

 

両親とも、要は、自分が したいように押し通す、押し通せた側が「勝ち」ってな感覚なの。

だから、どっちが勝つか、夫婦間だろうが親子間だろうが、延々と争う。飽きもせずにね。

 

それだけ、エネルギッシュなんだろうな。
それに、ある意味で、すごくマメ。熱心。

病気とか持っていても、ほんとうに、「いまわのキワ」くらいまで行けば ともかく、若いうちは、それは あまり関係ないようだ。

もっとも、
持病の種類や、その治療薬が、本人の性格にまで影響を及ぼしているケースも あると見受ける。

 

 

この夫婦、両人とも、やって許されること、許されないこと、言って いいこと、いけないことの区別の基準は どこにあるのかと言うとですね、

彼らに あっては、どこまでも、自分一個のための、要するに損得に結び付くか否かが境界で あって、

そこに関係なしと判断しているかぎりに おいては、わりと鷹揚に、ものわかり良く、なかなか立派な、道徳的な、人道的なことも唱えてみせる。

 

だが、

ひとたび、これは自分の利害に かかわると(考えたのでは なくw)感じたとたんに、まるで獰猛な、野獣と化すことを辞さないw

 

それくらい、この世で いちばんに、自分が可愛いの。

無自覚な被害意識と不安感を抱えている彼らは、とにかく自分が可哀そうで可哀そうで、いつも、「これ以上の損させられてなるものか!!」と、わが子で あろうが、自分のプライドにとっては、少しでも不つごうなことを突きつけてくるものと身構えたが最後、
たちまち「手負いのケダモノ」と化すw

 

なんせ、自分は「手負い」だという感覚を持ってるから、
だから、反省なんか しないの。

情に訴えようと、理詰めで追及されようと、ますます、被害意識を つよくして、頑なに なるだけ。

「更生」が難しい理由の根幹でしょうねw

 

 

そういうわけで、私を軽く見て、侮り続けた者、それは、どのような他人よりも、実の母親らこそが代表格なのだが、

どっちを向いても「半分 他人」ばかりの複雑な関係性の なかに、強行して産み落とした私を、最も利用しながら大迷惑を被らせ続けている母親らのほうが、娘である私の眼から見れば、よっぽど、おとなげないし、理不尽で暑苦しい依存関係のなかに引きずりこみ、縺れ合うことを欲していて、その くだらなさに呆れるばかりだった。

 

こういう連中が、いわゆる「腐れ縁」を、頼まれもしないのに、みずから積極的に構築し易いタイプなのですわ。
シガラミってやつが大好きだからね()

シガラミに立腹しながらも、
彼らにとっては、それとても「守られる」砦みたいな、「仲間」、「人脈」でさえ あると同時に、自分の被害意識を昂じさせてくれる、ある種のマスターベーションに耽ることのできるオカズでもあるから()

 

そうして、犠牲者は自分だ、という主張を激しく繰り返して やまない。

 

 

私以外に、結局「半分 他人」ばかりの関係性のなかで生育したのは、実父側に引き取られていた同腹の姉のみなのだが、

この姉は、不倫バカップルで あった、うちの親らにとっては、「利用できない」から「役に立たない子」であるばかりか、彼らの醜い不貞行為を、その幼い目に焼き付けている、後ろめたさを刺激される、どこか鬱陶しい娘でも あったろう。

 

姉は、私と二人のときは、母親に対する怒りを隠さなかった。

 

「10万円で売られた」。

ええ、私も知っている。

 

母親自身が、いつかバレるであろうことを見越してなのか、まだ小学生や中学生だった私に向かって唐突に切り出し、正当化するための言い訳を聞かせていたから。

姉を「10万円で売り渡した」ことの理由をね。

 

ほんとうに、くだらない言い訳だったよ。。。

 

いつだったか、ずっと前のエントリーでも、この話をチラッと出して、いつか取りあげるかもしれないなと述べておいたと思うけど、

いったい、どういうことかと言うとね、、、。

【続く】

 

 

PR