2021.03.24 (Wed)
『「洗脳」とは何か』の続き。
話を戻して、再び言うが、
この「ママ友」事件の登場人物の不可解さは、首謀者の女なんかよりも、被害児の母親を始めとした、周囲の人間たちのほうが目立つと感じる。
たとえば、首謀者の元夫にしても、「記憶から消したい」とまで言う元嫁との結婚写真アルバムや当時のメッセージ カードの類までも、すべて大事に保存してあったようだし、
この元夫の母親も、くだんの嫁が、出かけてくるからと言って、「手持ちのカネを」と要求され、なぜ、10万円もの大金を渡すのか。これで何度目だったわけ?
うちの親だったら、せいぜい1万円も寄こしてくれたら大盤振る舞いだよw
と言うか、そんな嫁だったら、とっくに叩き出してる。
自分の子に対してすら、甘くは ないのだから。
首謀者の女の実家でも、祖父母や両親からしてが、近隣住民らに借金ざんまいだったということだが、
これまた、すでに分かりきった癖と所業の相手に、何十万、何百万円と貸したという近所の人たち。
分不相応な贅沢を、不審にも思わなかったらしい、首謀者の現夫。
というわけで、
私に言わせりゃ、
被害児の母親と、首謀者を取り巻く人々のほうが、よっぽど不可解だ。
「心理学」云々するのならば、
むしろ、被害児の母親が、自分の夫の あらぬ不貞行為や、自分の子のイタズラが起こしたというトラブルなどの、真っ赤な でっちあげ話を、
しかも、
最初から、ものすごく おかしな流れの話を右から左へ真に受けて、
証拠ひとつも要求せぬままスンナリ信じ込んだということが事実なのであれば、そっちの分析のほうが、よっぽど重要だ。
私の場合、幼い頃から20歳代に至るまで「洗脳」されていたのは、他人ではなく、自分の母親だからね。
しかも、父親のほうは、「わかりやすい暴力」を振るうという情況下だったのだから、幼い子が、その分、母親に傾くのは自然当然とも言える。
ただ、被害児の母親との一つ共通性が あったとするならば、
幼い子どもは勿論のことで、自活する能力を持ち得ていないのだから、生活や経済は、親や扶養者が一手に握っている、それが最大の弱みである。
いっぽう、被害児の母親も、その点では、同じ状況に陥っていったわけだ。
だから、どうにも ならなかった、できなかったという言い訳には ならないと思うけど、
問題の核心は、やはり、そこにまで至ったプロセスだね。
そのプロセスに、私は、のっけから尋常ならざる特異性が、被害児の母親にも大いに あったと思えるわけよ。
監禁されていたわけでは ないし、
その代わりに「監視カメラが」という真っ赤な嘘を信じ込んでいたにせよ、ふつうの生活感覚では、あまりに非常識なことを、やすやすと信じ込んでいたわけだから、その精神や心理のほうが、わかりやすい欲のカタマリに過ぎない首謀者の女よりも、理解し難いと思うわけ。
だって、ごく若く、世間知らずな学生の小娘なんかじゃあるまいにね。
すでに三児の母親である中年だよ?
自分の親に理不尽なこと言われたり要求されたりなんてことはゴマンとあっても、
あかの他人に応えてやる筋合いは ないわな。
親の理不尽だって、それは理不尽だと、子どもでも分かるんだよ。
でも逆らえないのは、生活力、経済力が ないから、逃げ出せないから、せいぜい泣いてガマンするしかないわけだけど。
まあ、お金が ない、という恐怖は、なみなみならぬものが あるのは、私も知ってるけどさ。
それでも、その恐怖のなかで、必死に考えて、なんとか動こうとしてきたけどなあ。
自分の庇護すべき子どもが いたら、もっともっと必死になると思うよ?
次々に報道される記事の内容を読めば読むほど、
首謀者の嘘話は、あまりに非常識そのもの、もはや荒唐無稽としか言いようのない話では ないか。
なぜ、そんなことも分からなかったのかな、この母親。
大のオトナが、一度も確認しようとも せずに、ひたすら信じるって。。。
やっぱり、宗教に のめり込む資質の特徴なのかな?
「不合理ゆえに、われ信ず」ってとこか?
首謀者とは また違った意味で、知能と育ちを疑ってしまうのよ。
ほら、何かの動物だけど、
せいぜい自分の膝あたりまでの高さの柵しかないのだから、いくらでも逃げ出せるのに、もう その柵だけで、ハナから逃げ出そうともしなくなる習性が あると、動物園あたりの飼育員の話で聞いたことあるけど、
まさか、そんな動物程度の知能しかないわけ??
ここまでフニャフニャなオツムと精神状態で、よくまあ、子ども3人も産んだもんだよ(呆)
自分の家族や身内よりも、最近になって知り合った他人の言うことを120パーセント信じられるって??
仲の良い夫や可愛い子どもや、まともな親たちよりも???
てんで不甲斐ない母親が、ちっとも逆らえなかった首謀者の女に、幼いながら、反発を あらわにしていたという男の子は、何のために、断末魔の苦しみを味わわなければ ならなかったのか。
「母は強し」なんて、大嘘だね。
「他人事ではない、自分も、このようになる恐れは ある」
と、被害児の母親を庇って主張する人も多いみたいなので、
だったら、自分の夫や子どもよりも、つきあいが長くも深くもない他人の言うことのほうを、いとも簡単に信じるという、そのメンタルや知性に問題を抱えている人が少なくないということに ほかならないわけなので、
なおいっそうのこと、こういう人たちのためにも、被害児の母親の知能、精神や心理の分析は重要だろう。