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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2016.09.25 (Sun)

こういう方面の問題も、専門筋の知見を問うてみないと、一般の門外漢は思い込みだけで、本質が分かってないものなんだなと気づかされるところなのだが、

そもそも、地方の、人里遠いような場所に、大規模な施設へ、多人数の弱者を集めておくのが、望ましいことでは ないのだと。

むしろ、普通の街なかに、つまり、それぞれの家族が足を運びやすいということでもある便利な街のなかに、小規模施設を分散させて置くような施策が、セキュリティ面も含めて、実は最も合理的なのだという。

 

私は、このような説明を聞いてからは、今回の『やまゆり園』建て替えの件についても、この際、思い切って、当該県内から率先し、従来の方針を大転換してみるほうが いいのでは ないかと思うのだが。

そのほうが、言わば、「災いを転じて」克服する方向に近づける契機に できるのでないかとも思えるのだが。

 

この点を、現神奈川県知事さんは、全く、お考えにならないのか、
単に、専門筋からの情報が不足で、ご存じないままなのか、
いや、それらを承知のうえで、何か別様の算盤を弾いているわけなのか。
はたして、どうなんだろう。。。

 

もったいないことに、あれだけの広大な施設を、一から建て替えるとなると、まずは、なんとしても、二度と同じことを起こさないためのセキュリティが、どんなことになるのだろうか、私には、ちょっと、想像も つき難い。
まさに隔離されるような、周囲から閉ざされるような かたちになるのでは、それこそ、本末転倒、
これまで以上に、オープンであることと、セキュリティとを同時両立させなければ ならないのだから。

ただ、すでに、ここで長年、生活してきた入所者にとって、環境の急激な変化が続くことは、負担が大き過ぎるということかもしれないし、ご家族の意向も無視できないほど大きいのだろうし、

もし、街なかで小規模施設を、ということになっても、そのほうが、現実には、よっぽど合理的なのだと、説明を尽くしても、
やっぱり、立地域の住民たちに、頑として反対されるのかしらね。。。

 

 

それにしても、

またぞろ、障碍者を侮辱するコメントが垂れ流され始めた。

ネットあきんど「ヤフー」
「ページ ビュー」のためか何か知らんが、あくどいコメント欄で稼ぐのも、いいかげんにしとけってemoji

「帰化した朝鮮人も出てけー!」と喚く「ヤフコメ」愛好者w、当の元朝鮮人が経営者であるサイトww、この滑稽きわまる構図()

 

 

どういう料簡なのか、よっぽど、オツムとか精神の問題を抱えているのだろうか、

叩く相手を、こうも毎度毎度、大間違えしてくれるもんだな。植松の同類どもemojiemoji

 

「税金がーがー」と言ったって、

そういう浅はかな主張を するオマエさんらの同類が、あの植松だろうが。

 

あやつが、あのような事件を起こしたために、
本来、いらぬことだった建て替えに、大金を費やしなおさねばならなくなったわけだが。これ、わかっとるか?あぁ??emojiemojiemoji

 

 

ところで、あるエピソードを思い出した。

たしか、落合恵子さんによる、新聞の連載エッセイだったかで、むかし、読んだ記憶が あるのだが、
彼女の御友人の入院先で、たまたま同室だった人は、もとが女医で、
それだけに、自身が患者となってみれば、病院側の不足や不備な点が、いろいろと、目についたのであろうか、
看護婦さんたちに対して、口うるさいほど、あれこれの注意を促したり、厳しく叱ったりしていたそうなのだが、落合さんが、ご友人の お見舞に、それから何度も通っているうちには、いつしか、その、もと女医さんは、すっかり、口を噤んでしまっていたと。
どうやら、諦めてしまったものらしい。

 

なにごとも、自分自身が、その立場になって、わが身を置いてみて、初めて分かることだらけだ。凡庸な人間は、皆、そうだろう。

 

 

こういった事件が起きていたそうだが、

看護師がインスリン過剰投与=10倍量、80代女性死亡―長崎
時事通信 923()2014分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160923-00000143-jij-soci

 

【速報】横浜市の病院で入院患者死亡 点滴に異物混入か 殺人事件で捜査カナロコ by 神奈川新聞 923()1925分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160923-00012172-kana-l14

 

上記の二つの医療事件では、根本的な動機に違いは あるのだろうが、

あたかも、親の問題が、子に押し付けられるごとく、

医療関係者の問題は、やがて、患者に向かう。

 

実は、母方の身内のなかに、私が小学生のとき、輸血間違いが原因で急死した叔父(すごいハンサムだった)が いる。
これも家庭環境の問題で、グレていた叔父は、若い頃から、素行に問題が多く、親や兄弟姉妹を、たびたび困らせていた。
当初は憤り、病院の致命的ミスを裁判に訴え出ようとしていた祖父たちを、この叔父の姉に当たる うちの母親が強硬に説得し、敢えて、止めさせたという出来事が あった。

 

うちの母って人は、大概の場合には、情味のある、基本的に親切な対処を するタイプだったのも たしかなのだが、

ときとして、なんと言うのか、凄まじいまでの容赦ない判断を下すことを、些かも躊躇しないところが あった。

祖父は、医薬に関わる職業だったし、母の弟の一人のように、母自身も、医者の適性が あったのかもしれない。手先も非常に器用だったし。

 

ただ、その根っこにある動機は、信念のカタマリのような本人が どのようなキレイごとに言い繕おうとも、やっぱり、エゴや利己的なものだったのだと、後年になってから、いろいろな真相を知った私は見抜けるようになったが。

叔父の事件から数年後、今度は母が、先のエントリーで述べたように、交通事故に遭い、そのおりの入院先での輸血で、肝炎に なっていたことを、その時点での われわれには、知る由も なかった。

見舞に行った私たちに、母が頻りに、奇妙なことを訴えていたことを思い出す。
それは、あの亡くなった叔父が登場する内容だった。

 

 

さて、私の経験から言っても、当然のことだろうが、看護師にも、いろんなタイプの人が いるし、能力も人がらもピンキリだ。

 

そう言えば、入院時に、偶然、小学校時代のクラスメートが、そこの看護師になっていて、再会にビックリということが あった。

思い起こしてみれば、クラスメートの数人は看護師になっているのだが、彼女たちは、学業優秀だったか、というと、全然、そうでもなかったし()

しかし、病院で事務を やっていた知人から聞いたところでは、
やはり、国家試験を通っているのだというプライドは、医療人の世界では殊のほかアカラサマに あり、
まさに「医師を頂点とするピラミッド型の階級世界だよ」と言っていた。

これも、以前に言ったことが あると思うが、

医者と看護婦は、したがって、意外と、結婚しているケースは少ないようだ。

なぜなら、医者のほうは、看護婦を「下に見て」いて、自分の結婚対象の範疇に入れていないことが多いからだそうな。

まあ、そういうことも含めて、うちの身内にも医者は いるので、だいたいのところ知っていたし、医者は変わり者が多いという話にも、あまり驚かなかったがw

 

 

私が入院していたとき、個室だったせいか、食事の時間が来ていたことに気づかないまま、すっぽかされていたことが あった。

そのことを、私自身は、べつに、腹が すいて困ったというわけでもないので、少し迷いつつも、しかし、投薬の都合も あるかもしれないと、一応、担当の看護婦の一人に伝えておいたところ、彼女は、かなりのショックを受けたという風情で、落ち込んだ ようすを見せた。

その場は、ちと気の毒な気もしたが、
あとから振り返ると、見せかけだけの反省だったようにも思える(苦笑)

 

私の手術を終えたあとで、やれやれと落ち着いてから、母が苦笑しながら話していたのだが、
主治医のデスクが置かれている部屋の前を通りかかると、室内から、見知っている看護婦の泣き声が聞こえてきて、それを、呆れたように宥める主治医の声も聞こえてきたと。
どうやら、看護婦どうしの争い事が あったらしい。

ちなみに、そのときの私の主治医は、まだ若い女性だったのだが、その話を、母から耳にして ほどなく、他の病院へと移られたようだった。

お医者さんや看護婦さんのあいだでも、患者の知らんところで、いろいろモメ事があるんやねえと、母と二人で苦笑したことが思い出された。

 

 

ちなみに、うちの母は、「看護婦に殺された」と言っていいほどの、あるキッカケが あった。

 

上掲の事件ニュースのような看護婦のケースは、職種も致命的レベルも全く異なるとは言え、私の同僚のなかにも、ある面で よく似たパターンが見受けられる人が いた(しかも、むやみとエラソーwもっとも、相手を選んでだが。要するに、根拠もないのに、やたらプライドばかり高かったのは間違いない。何らかの精神障害が あったのだろう、おかげで、トバッチリが全部、こっちへ来たわけ)

 

うちの母の場合、投薬の過誤とかいうわけでなく、
ずばり、看護婦の心ない仕打ちに、母の側のプライドが粉々に打ち砕かれて(母も、異常なくらい、プライドが高かった)

自分でも、死期が近いことは感じていたであろう母は、まだ60代だったのに、もはやコトバを発することも困難になっていて、
ただ、その晩、突如として、真夜中に叫び出し、それを境に、たちまち、容体が悪化、そのまま、持ち直すことなく、じきに亡くなってしまったという経緯。

私には、母が、なぜ、突然、夜中に叫び出したかという理由を、たぶん、理解できている。

 

その看護婦は、小柄な、まだ若くて、化粧が念入りだった。
まあ、年齢相応に普通の女性なわけだろうけど。

かつては、回り過ぎるほど達者だった頭脳と口から滑らかな声もロクに出せなくなっていた、衰えきった姿からは、まさかと、予想すら していなかったろうし、

看護婦である自分の行為が、患者である母の、最後まで辛うじて残っていたプライドを打ちのめし、死期を早めたなんて、いまだに、知りもしないで生きているんだろうと思う。

 

母自身は、娘である私の僅かなプライドさえ叩き壊しては喜悦してきた、ある意味、最低な親だったけれど、

母が亡くなった前後の、あの看護婦との経緯を思い出すたび、私自身が、いまだに、じんわりと惨めな気持ちになる。

ほとんど、誰に訴えたところで むなしく、長年、胸に秘め続けてきたことの一つだ。

 

 

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