2014.04.06 (Sun)
『ウンギョンさん、鑑定結果認めず=北朝鮮提出の遺骨―横田さん紹介』
時事通信 4月2日(水)19時23分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140402-00000117-jij-pol
超党派の国会議員でつくる拉致議連は2日、参院議員会館で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親を招いて総会を開いた。母の早紀江さんは、3月にモンゴルで孫のキム・ウンギョンさんと面会した際、北朝鮮が2004年にめぐみさんのものとして提出しながら別人と判明した遺骨の鑑定結果について、ウンギョンさんが「日本側の悪い人が(話を)作り上げている」と話したことを明らかにした。
早紀江さんが「(めぐみさんは)生きていると信じている」と述べたのに対して答えたという。~
crs*****
元々は北朝鮮が捏造した遺骨を出して来た事が拗れた原因だろが(怒)!!!
――「北朝鮮が2004年にめぐみさんのものとして提出しながら別人と判明した遺骨の鑑定結果について、ウンギョンさんが「日本側の悪い人が(話を)作り上げている」と話した」――
冒頭の記事を読んだあとで、検索してみて真っ先に出てきたのが、
「在日本朝鮮留学生同盟中央本部」という所のサイト。
「横田めぐみさんの遺骨鑑定結果はねつ造、朝鮮中央通信備忘録 2005年1月24日」
http://www.ryuhaktong.org/material/others/05.html
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日本政府代表団のメンバーは2004年11月12日に高麗ホテルでめぐみさんの夫と会い数枚の家族写真を見て人物確認をした際、本人に気づかれないように彼の指紋と皮脂を採取した。また、日本側団長は2004年11月14日にめぐみさんの夫と再会する前に粘着液を手に塗って、彼と握手した際に相手の手に付着した細胞を採集した。
このように採集した細胞を日本政府代表団内の警察庁関係者が高麗ホテルで受け取って帰国した後、科学警察研究所で細胞鑑定をするようにし、その結果を帝京大学に渡してめぐみさんの娘のDNAと対照鑑定するようにした。そして、めぐみさんの夫とその娘が親子ではないと、事実を完全に歪曲してマスコミに流した。
この結果、2004年12月6日号の週刊誌「週刊現代」には「握手作戦」によって、われわれが「横田さんのニセの夫」、「ヘギョンさんのニセの父」を登場させたことを自分らが明らかにしたという謀略記事が載ることになった。
われわれは、日本政府代表団が外交慣例を無視した類例のない稚拙で、陰謀的な方法でめぐみさんの夫の指紋、皮脂、細胞などを採集したことを最初から知らなかったわけではない。しかし、それが事実を立証することにつながると見て放置した。
日本が最初から問題の解決を願わず、われわれに言いがかりをつけることに焦点を合わせたということは、日本の反共和国謀略団体の策動はさておき、政界の動向だけを見てもよくわかる。
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「このように採集した細胞を日本政府代表団内の警察庁関係者が高麗ホテルで受け取って帰国した後、科学警察研究所で細胞鑑定をするようにし、その結果を帝京大学に渡してめぐみさんの娘のDNAと対照鑑定するようにした。そして、めぐみさんの夫とその娘が親子ではないと、事実を完全に歪曲してマスコミに流した。
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われわれは、日本政府代表団が外交慣例を無視した類例のない稚拙で、陰謀的な方法でめぐみさんの夫の指紋、皮脂、細胞などを採集したことを最初から知らなかったわけではない。しかし、それが事実を立証することにつながると見て放置した。
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日本が最初から問題の解決を願わず、われわれに言いがかりをつけることに焦点を合わせたということは、日本の反共和国謀略団体の策動はさておき、政界の動向だけを見てもよくわかる。」
……
さて、下記のサイトで紹介されている毎日新聞の記事によれば
http://nyt.trycomp.net/jokyo/02.html
横田めぐみさん:「夫」の試料はDNA鑑定不可能
先月の日朝実務者協議で、政府代表団が面会した横田めぐみさんの夫だったキム・チョルジュンと名乗る男性について警察当局は、政府代表団が持ち帰ったこの男性の試料をDNA鑑定した結果、「鑑定は不可能」との結論を出した。代表団は持ち帰った試料を明らかにしていないが、男性は毛髪や血液など鑑定が可能な材料の提出を拒否していた。(毎日新聞)
および、
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めぐみさんの夫とされる人物については、「キム・チョルジュン」と名乗る男性が04年11月に日朝実務者協議のため平壌を訪れた日本政府の代表団メンバーと面会。めぐみさんの遺骨とされるものを代表団に提供したが、日本側の鑑定で遺骨は別人のものだったとの結果が出た。この男性と金英南氏が同一人物であるかどうかの確認も、できていない。
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北朝鮮側は02年9月に訪朝した政府調査団に対し、めぐみさんは「入院した後自殺した」と述べた。しかし死亡時期をめぐって説明が転々としたうえ、04年11月に日朝実務者協議のため訪朝した政府代表団に対し、死亡確認書などの書類についても捏造(ねつ・ぞう)したことを認めた。
このとき、夫のキム・チョルジュンと名乗る男性が「横田めぐみさんの遺骨」とされる骨を日本側に渡したが、日本政府は鑑定の結果「別人のDNAが検出された」として別人と断定。北朝鮮側はこれに反論し、遺骨の返還を求めている。
ということだ。
めぐみさんが入院したという出来事自体については、帰国した蓮池さんからの証言もあるし、事実なのだろうと思われる。重大な問題は、その後の経緯なのだが。。。
日本における、「めぐみさんの」遺骨鑑定結果が真正なものであったか どうかについて、実は、学問的技術的に疑義があることは、近頃になって、私も一応、知っている。
もちろん、「遺骨は別人のもの」という当初の報道記事を見たときは、私も大いに立腹したことを、いまでも覚えている。
ところが、
ほんの数年前まで、「ネトウヨ」だの「特ア」だの「ザイトク会」だのといった名称すら全く知らず、旧「イザ!」でブログを始めてからは、
「変なことばかり口走ってるブロガーが特に多いな、ここは…恥ずかしいから、よそに移ろうか」
と首を傾げるほど、何事にも遅ればせで疎い私だけの特例ではなく、日本国内全体、いまだに、この遺骨問題のことを知らないでいる人のほうが多いのだそうな。
そこで、この記事。もう6年以上も前のものだ。
『横田めぐみさんの遺骨DNA鑑定問題 経緯と経過 -1-』
[朝鮮新報 2007.12.5]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/05/0705j1205-00006.htm
一般国民の大多数が知らないままでいることの最大原因としては、やはり、全体として、当該情報の少なさ、そして偏り、ならびに、一般国民が日常、そこから情報を得るしかない大手マスコミの姿勢如何であろう。
【続く】